さんくちゅありホッケー BLOG
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ソチ五輪:男子準決勝結果(1)接戦を制してスウェーデンが決勝へ
2014年02月23日 (日) 20:00 | 編集



スウェーデン2、フィンランド1

スウェーデン 0 2 0 2
フィンランド 0 1 0 1

得点:【スウェーデン】ルイ・エリクソン(A=ヨナタン・エリクソン、ニクラス・バックストロム)、エリック・カールソン(PP)(アレックス・スティーン、ダニエル・セディン)
【フィンランド】オッリ・ヨキネン(サミ・ヴァタネン)

ゴーリー:【スウェーデン】ヘンリク・ルンドクヴィスト(26ショット、25セーブ、5勝0敗)【フィンランド】カリ・レヒトネン(25ショット,23セーブ、1勝1敗)

談話:
ニクラス・クロンヴァル(スウェーデン主将)「(1ピリにセラニにビッグ・ヒットをかましたことについて)ハードにやって、できるだけ彼のスペースを小さくしようと思った。もしスペースを与えたら、やられるからね」
エリック・カールソン「オリンピックが始まってから、ハンク(ルンドクヴィストの愛称)はずっとうちのキー・プレーヤー。ここぞというときにビッグ・セーブをしてくれる。彼が後ろに控えてるってわかってるから、ディフェンスはラクな気持でプレーできるよ」
パール・マーツ(スウェーデン監督)「(アメリカとカナダのどちらが勝つと思うかと訊かれて)またそんな質問するの? フィンランド対ロシア戦の前にも訊かれたよな。これから試合を見るんだから、どっちが勝つかなんてそのときわかるよ」

オッリ・ヨキネン(フィンランド)「がっかりだ。リードしていたのに。2マンアドバンテージで1点取って2-0にして突き放せたかもしれないのに、できなかった」
ユッシ・ヨキネン(フィンランド)「金メダルが目標だったけど、あともう一歩だった。明日も試合がある。メダルを国に持って帰りたい」
テーム・セラニ(フィンランド主将)「我々の目標は最高のホッケーをすることだった。何が起ころうと、それを受け入れなければ。ロシアとの準々決勝でエネルギーを使ってしまったのかどうかはわからない。いつもあと一歩及ばないという気がする」「銅メダルがとれたら素晴らしいことだろうね。いまはものすごく残念だけれど、これからは銅メダルを目指してやっていく」「ホッケーには山もあれば谷もある。明日の試合が山だといいな」


::: ショット数などはほぼ互角で、本当に接戦でした。どちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。ただパック支配率はスウェーデンのほうが上だったかな。スオミは1ピリ後半に1分30秒ぐらいの2マンアドバンテージをもらったのに得点できなかったのが痛かった。

準々決勝でロシアに勝った後、スオミのヨリ・レヒテラが「(トゥーッカ)ラスクがいたから勝てた」と言ってましたが、この試合のスオミの先発はラスクじゃなくてカリ・レヒトネン。ラスクはロシアとの試合後風邪の症状が出てプレーできなくなったからです。レヒトネンもすばらしいゴーリーだけど、正ゴーリーで試合に臨めなかったスオミには多少の動揺もあったかも。

わずか1点差で負けて、スオミの悔しさはいかばかりか。2国間の歴史的な経緯はなかなか複雑で、スオミの場合、極端な話「他には全部負けてもスウェーデンにだけは負けたくない」みたいなところがありますから。トリノ五輪決勝のリベンジも果たしたかっただろうしね。リベンジは次のオリンピックに持ち越しとなりました。

でも強かったですね、スウェーデン。攻守にバランスが取れていて、隙がない。そしてエンドに控えるのはトリノ五輪金メダリストのルンドクヴィスト。攻撃の要の一人であるヘンリク・セディンやパワー・フォワードのヨアン・フランセンを怪我で欠き、大会が始まってからキャプテンのヘンリク・セッテルベリを背中の故障で失う、というアクシデントの影響をまったく感じさせません。2ピリのエリック・カールソンのゴールはすばらしかったです。決勝も楽しみです。




アルフィーとグスタフ・ニークヴィスト。デトロイト・レッドウィングズのチームメイトです。
「先輩、勝ちましたで〜」
「おう、一杯やるか〜」
みたいなほのぼの感がいい。

ソチ五輪:男子準決勝組み合わせ決定
2014年02月21日 (金) 20:10 | 編集



ソチ・オリンピックの男子アイスホッケー競技も佳境に入ってきました。

2月21日に行われる準決勝の組み合わせは、

スウェーデン×フィンランド(日本時間21:00フェイスオフ)
アメリカ×カナダ(日本時間22日2:00フェイスオフ)

となりました。

スカンジナビア対決は、2006年トリノ五輪決勝の再現、そして北米対決は前回2010年バンクーバー五輪決勝の再現です。そのときはそれぞれスウェーデンとカナダが勝ち金メダル。オリンピックのメダル常連ながらまだ金メダルだけがないフィンランドと、前回惜しくも銀メダルに終ったアメリカが、王者2か国の前に立ちはだかります。互いに絶対に負けたくない国同士の戦いなので、きっと熱く面白い準決勝2試合になるはずです。うーん、楽しみ!

ところで昨日行われたカーリング女子の決勝戦(カナダ対スウェーデン)に、スウェーデンのダニエル・セディンやアレクサンダー・エドレル、カナダのマイク・バブコック監督らが来ていました。余裕だな〜。そういやバブが率いるデトロイト・レッドウィングズはスウェーデン選手満載で「トリプルクラウン・レッドウィングズ」と言ってもおかしくないくらいなのに、ウィングズ所属の選手はセディンたちの近くに見当たりませんでした。会場でバブに会いたくなかったのかもしれない(笑)。

それからカナダのスティーヴン・ハーパー首相はスポーツ好きで知られ、バンクーバー五輪でもカーリングやホッケーの試合を一般の人々に混じって観戦するほど。そのハーパー首相、先日、メキシコでオバマ大統領と会い、女子ホッケーの決勝と男子ホッケーの準々決勝でカナダとアメリカのどちらが勝つか、ビールを賭けたそうです。

まず女子の決勝ではカナダが勝ち、ハーパー首相は早速自らのツイッターで「オバマさん、ビール楽しみにしてま〜す!」と挑発的ともとれるツイート。やはりツイッターをやっていて、男子予選のアメリカ対ロシアの後「TJ・オシーとチームUSA、勝利おめでとう!」と興奮気味につぶやいたオバマ大統領が、ハーパー首相のツイートにどう反応するのかが見ものです。
ソチ五輪:男子準々決勝結果(4)カナダ、ラトビアに辛勝
2014年02月21日 (金) 16:25 | 編集



カナダ2、ラトビア1

カナダ  1 0 1 2
ラトビア 1 0 0 1

得点:【カナダ】パトリック・シャープ(A=リック・ナッシュ)、シェイ・ウェバー(PP)(ドリュー・ダウティ、ジョナサン・テーヴズ)
【ラトビア】ラウリス・ダルズィンス(アルトゥシュ・クルダ、ヤニス・スプルクツ)

ゴーリー:【カナダ】キャリー・プライス(16ショット、15セーブ、2勝0敗)【ラトビア】クリステルシュ・グドレフスキス(57ショット,55セーブ、0勝1敗)

談話:
ライアン・ゲツラフ(カナダ)「相手は必死で、ハードにプレーしていた。特にゴールネット付近を守ってきた。ああいう状況では2度目や3度目のチャンスなんてそうそうあるもんじゃない」
キャリー・プライス(カナダ)「ラトビアのゴーリーは素晴らしかった。ここしばらく見た中では最高のパフォーマンス。めちゃくちゃいいプレーをしたよ」

ゼムグス・ジルゲンソンス(ラトビア)「我々は失うものはないから、今日の試合はずっとラクだった。カナダがラトビアに負けたら失うものは大きい。ずっと自分たちを信じてやってきた。我々は違うスタイルでプレーしているだけ」
クリステルシュ・グドレフスキス(ラトビア)「チームの仲間たちのためにプレーした。毎試合すごくいいプレーをするからね。みんながんばっていた。この試合に勝てるチャンスをみんなにもたらすことができればと思っていたけど・・・」
テッド・ノーラン(ラトビア監督)「何本シュートを打たれたかは関係ない。何本ネットに入ったかが問題。だから我々がカナダ相手にタフにプレーしたことを、私はたいへん誇りに思う」


::: 同じ時間にフェイスオフだったアメリカ対チェコの試合を見ていたので、私はこの試合をまったく見られなかったんです。見たかったー、残念。リキャップによれば、ラトビアは自軍のゴールまわりに4人の選手を配置してがっちり守備を堅め、カウンター狙いの作戦を取っていたようですね。

それにしてもラトビアの55セーブってすごいな。しかもゴーリーは正ゴーリーのエドガース・マサルスキスではなく、これがオリンピック2試合目だというまだ21歳の若い選手。北米AHLのシラキューズ・クランチでプレーしているそうです。なぜマサルスキスが先発しなかったのかはわからないけれど、打っても打ってもゴールにならずイライラを募らせるチーム・カナダの皆様が想像できます。

カナダについては、オフェンスにスターを多数揃えているのにゴール数が少なく、しかもそのゴールのほとんどはドリュー・ダウティやシェイ・ウェバーらディフェンスマンによるものだということ、それからオフェンスのラインを頻繁に組み替えていることが、カナダのホッケーファンやマスコミの不安の種になっているみたいです。

でもカナダがオリンピックでスロースターターなのは毎度のことだし、相手はオリンピックでは絶対に負けたくない、いや負けてはならないアメリカなので気持もかちっと入れ替えてくるだろうし、あまり心配いらないんじゃないですかね。準決勝2試合が楽しみです。




チーム・ラトビアの指揮官はバッファロー・セイバーズ監督のテッド・ノーラン。ベンチで主将オゾリンチに熱く指示。

ソチ五輪:男子準々決勝結果(3)アメリカがチェコに快勝し準決勝進出
2014年02月21日 (金) 15:15 | 編集



アメリカ5、チェコ2

予選から好調のアメリカが1ピリに先制点を含む3得点。2ピリ中盤にも1点追加しチェコ先発のオンジェイ・パヴェレツをノックアウトした。チェコはベテランのアレシュ・ヘムスキーが気を吐いたがアメリカ先発のジョナサン・クイックを崩すことができなかった。アメリカは終始試合を優位に進め、危なげない勝利。


アメリカ 3 1 1 5
チェコ  1 0 1 2

得点:【アメリカ】ジェームズ・ヴァンリームズダイク(A=ライアン・ケスラー、パトリック・ケイン)、ダスティン・ブラウン(デイヴィッド・バッカス、ライアン・スーター)、デイヴィッド・バッカス(ライアン・スーター、ライアン・マクダナー)、ザック・パリゼ(PP)(ジョー・パヴェルスキ、ライアン・スーター)、フィル・ケッセル(ライアン・ケスラー、ケヴィン・シャッテンカーク)
【チェコ】アレシュ・ヘムスキー(ノーアシスト)、アレシュ・ヘムスキー(ノーアシスト)

ゴーリー:【アメリカ】ジョナサン・クイック(23ショット、21セーブ、3勝0敗)【ロシア】オンジェイ・パヴェレツ(12ショット、8セーブ、2勝2敗)、アレクサンダー・サラーク(13ショット,12セーブ、0勝0敗)

談話:
ザック・パリゼ(アメリカ主将)「リードが大きかったので安心してプレーできた。フィル(ケッセル)はいいプレーをしてるね。彼はオリンピックの前、NHLでめちゃくちゃ調子がよくて、それがソチに来てからも継続している感じ。リンクのサイズが広いから、相手のディフェンスは彼を止めるのに難儀している」
デイヴィッド・バッカス(アメリカ)「金メダルを取りたい。そのためには強いチームを倒さなくちゃいけない。次の相手はカナダ。真正面からぶつかる必要がある」

アロイス・ハダムチック(チェコ監督)「アメリカはスペクタクルなパフォーマンスができるチームだ」
オンジェイ・パヴェレツ(チェコ)「(アメリカは1日休みがあったのに対しチェコは連戦だったため)相手のほうがエネルギーがあった。言い訳じゃなくて。そういうものだ」「スキルとスピードのある、本当にいいチームだった。ゴールテンディングもすごくいい。オリンピックの前は、ロシアかカナダが金メダルじゃないかってみんな予想していたけど、アメリカは若くて才能あふれるチーム。準備してかからないとやられてしまうよ」


::: 1ピリからさくさくとチームUSAがゴールを重ねての快勝でした。チェコが悪かったというわけじゃなくて、チームUSAの若さと元気の良さが目立った試合と言えました。

妹のアマンダが女子の代表チームで大活躍して、本国のマスコミに「アマンダ・ケッセルの兄」扱いをされているフィル・ケッセルが、なにくそと発奮してただいま絶好調。4試合やって5ゴール3アシスト(8ポイント)でスコアリング・リーダーへの道をばく進中です。

ソチ大会は広いサイズのリンクを使うため、スピードのある選手に絞ってロスターを作ったと言われているチームUSAですが、今のところうまくいっているようです。ESPN解説者のバリー・メルローズも「このオリンピックでベストのチームだ」と絶賛しておりました。

チェコは前回バンクーバー五輪に続いて準々決勝敗退。長野での栄光を知っているファンとしては、ちょっと寂しい結果です。ヤロミール・ヤーガーとピーター・ネドヴェドという、チェコのホッケーを牽引してきた2人のベテランの代表引退は確実で、一つの時代の終焉といえます。新生チェコが次のオリンピックに送り込んでくるメンバーに期待ですね。

ところで、この試合を見ていて知ったこと。それはチェコのゴールを守っていたオンジェイ・パヴェレツが目の覚めるようなイケメンだということ。迂闊でした。ノーマークでした。オリンピック後はウィニペグ・ジェッツの試合にも注目してみよう。そしてチェコの国旗ジャージのカラー・コーディネーションは、私の予想をはるかに超えたすごさだったのでした。




元気出してね、パヴェレツ。彼はチェコで飲酒運転の有罪判決を受けたことも。飲んだら乗るな、パヴェレツ。




チェコのホッケーサイトにある広告。モデルはヤーガーです。かっこいい!

ソチ五輪:男子準々決勝結果(2)優勝候補ロシアがフィンランドに敗れる
2014年02月21日 (金) 14:58 | 編集



フィンランド3、ロシア1

世界ランキング1位で優勝候補だった開催国ロシアが準々決勝で姿を消した。1ピリにパワープレー・ゴールで先制したもののすぐに同点にされ、その後2連続失点。その後も攻め続けたがフィンランドのゴールを割ることができず、少ないチャンスをものにしたフィンランドとの決定力の差が勝敗を分けた。ロシアのジネトゥラ・ビリャレトディノフ監督は試合後「すべて私の責任」と辞任を表明。


フィンランド 2 1 0 3
ロシア    1 0 0 1

得点:【フィンランド】ユハマッティ・アールトネン(A=ペトリ・コンティオラ)、テーム・セラニ(ミカエル・グランルンド)、ミカエル・グランルンド(PP)(テーム・セラニ、キンモ・ティモネン)
【ロシア】イリヤ・コヴァルチュク(PP)(パヴェル・ダツック)

ゴーリー:【フィンランド】トゥーッカ・ラスク(38ショット、37セーブ、2勝1敗)【ロシア】セミョン・ヴァルラモフ(15ショット、12セーブ、2勝1敗)、セルゲイ・ボブロフスキー(7ショット,7セーブ、1勝1敗)

談話:
テーム・セラニ(フィンランド主将)「正直言うと、ロシアの選手たちのことを考えると僕は少し悲しい。彼らはソチで金メダルを取るという大きな夢を持っていたけれど、うまくいかなかった。金メダルだったら素晴らしいストーリーになっただろうに、がっかりだろうね。でもホッケーでは何が起こるかわからない」
サミ・ヴァタネン(フィンランド)「最高の気分。チームでまとまって守りを堅くできれば勝てると思っていた。ロシアが勝つと思っていた人が多かっただろうけど、僕らはチームとして戦った。得点もできるっていうことを見せたし」
ヨリ・レヒテラ(フィンランド)「うちにはラスクがいた。それが勝てた理由」

パヴェル・ダツック(ロシア主将)「ラスクはいいゴーリーだが、僕らがラスクの仕事を簡単にしてしまった。ゴールネットの前に混雑を作れなかったし、シュートもあまり打てなかった。(いまの気持は、と訊かれて)空っぽだよ」
アレクサンダー・オベチキン(ロシア)「最悪だ。パワープレーで得点して、スタートはよかった。でもいくつかのミスが痛かった。またゴールしようとがんばったけどダメで・・・。いまは何の感情もわかない」
アントン・ベロフ(ロシア)「ゴーリーが悪かったとか言う必要はない。ディフェンスとチームのミスだった」
ジネトゥラ・ビリャレトディノフ(ロシア監督)「ファンには謝るしかない。残念な試合だった。期待が大きかったのに。ただただ申し訳ない」


::: 開催国ロシアが準々決勝で敗退。ロシアのホッケーファンが最も恐れていた事態が起こってしまいました。予選でアメリカに負けたおかげで決勝まではカナダにもアメリカにも当たらないという、かなりラッキーな組み合わせだっただけに、この結果は残念無念・・・。オベちゃんが金メダルを胸にぽっかり前歯でにっこり笑うところが見たかったです。メダル・セレモニーでロシア国歌をダツックやコヴァルチュクと一緒に歌いたかったです。

これでフィンランドは1994年以降ロシアと対戦した7試合で5勝。相性もよくて苦手意識がなく、しかも永遠のライバルであるスウェーデンが先に準決勝行きを決めていたので、トリノ五輪決勝の雪辱をソチで晴らしたくて燃えていたのかも。それにしても43歳テーム・セラニは素晴らしい。そしてスオミのオリンピックでの強さは特筆ものです。

ところで、この試合のロシアの先発ゴーリーはなぜセルゲイ・ボブロフスキーじゃなくてセミョン・ヴァルラモフだったのか。世界中のホッケー・ファンがここに「?」と首をひねっていたと思います。耄碌爺のドン・チェリーまでもが「ボブロフスキーを先発させなかったのは大きな過ちだった」と批判した、まことに不可解なヴァルラモフの起用でした。

ロシアのビリャレトディノフ監督はオリンピック開幕時から「ボブロフスキーとヴァルラモフを交互に使っていく」と公言してきました。まず開幕戦の対スロベニア戦はヴァルラモフが先発。2試合目の対アメリカ戦をボブロフスキーで行きたかったからかもしれません。予選最後のスロバキア戦はヴァルラモフ、プレーオフのノルウェー戦はボブロフスキー。なのでフィンランド戦のターンはヴァルラモフ、ってことだったらしいのですが、アホすぎます。野球のピッチャーの先発ローテーションじゃないんだから。

予選ラウンドが2人のゴーリーでうまく回っていたとしても、一発勝負で後がない決勝トーナメントはより信頼でき正ゴーリーとしてふさわしいほうで固定するべき。そして先発はアメリカ戦でいいプレーをしていたボブロフスキーに任せるべきでした。

ボブロフスキーは世界中から集まったトップ・ゴーリーたちがしのぎを削るNHLで最優秀ゴーリーに選ばれた選手です(しかも、決して強豪とは言えないコロンバス・ブルージャケッツ所属で)。そのボブロフスキーでフィンランドに負けるのと、ヴァルラモフで負けるのとではその負けの重みや意味が全然違ってきます。バンクーバーで不動の正ゴーリーだったエフゲニー・ナボコフ先発でカナダに7点取られて負けたことにロシアのファンは納得しても、ヴァルラモフでフィンランドに3-1で負けるのには納得しないでしょう。

オベチキン、マルキンらオフェンスのスター選手たちの不調もありましたが、ロシアのゴーリー・ローテーション作戦は失敗に終わり、国民期待の男子ホッケー・チームはトーナメントから姿を消すことに。この悲しい敗戦はロシアで語り継がれるのかな、「ソチの悲劇」と。でも自国開催でフィンランドに負けたことが悲劇なんじゃなくて、ホッケーの常識や定石を理解していないとしか思えない、奇妙な策にこだわる監督に率いられていたこと、そこにロシアの悲劇がありました。




がっくり・・・




しょんぼり・・・(この帽子、欲しい・・・)




ゆるキャラも嗚咽




この2人も見に来ていたのかーっ!(だから負けた?)

ソチ五輪:男子準々決勝結果(1)スウェーデン、スロベニアにシャットアウト勝ち
2014年02月21日 (金) 13:04 | 編集



スウェーデン5、スロベニア0

スロベニアは世界ランキング17位と出場12か国中最低ながら、予選ラウンドでスロバキアを3-1で、そしてプレーオフでオーストリアを4-0で破る大健闘を見せた。この試合でも先発ゴーリーのロベルト・クリスタンが好セーブで2ピリ終了までわずか1失点にとどめチームを盛り立てたが、3ピリに4失点で力尽きた。スウェーデンは終始安定した試合運びで5-0の完勝。


スウェーデン 1 0 4 5
スロベニア  0 0 0 0

得点:【スウェーデン】アレックス・スティーン(PP)(A=ダニエル・アルフレッドソン、エリック・カールソン)、ダニエル・セディン(ニクラス・バックストロム、ジョニー・オドゥヤ)、カール・ハグリン(ニクラス・クロンヴァル、ジミー・エリクソン)、カール・ハグリン(エリック・カールソン)

ゴーリー:【スウェーデン】ヘンリク・ルンドクヴィスト(19ショット、19セーブ、4勝0敗)【スロベニア】ロベルト・クリスタン(38ショット、33セーブ、2勝2敗)

談話:
マークス・クルーガー(スウェーデン)「3試合続けてよく似たチームと戦った。これからは激しい戦いが待っている」
ダニエル・アルフレッドソン(スウェーデン)「これまでスロベニアと戦ったことがなく、どんな試合になるかわからなかった。でも戦力分析で積極的なチームだということは知っていた。スロベニアはこういう大舞台で試合をすることで、どんどん強くなっていったね」

ヤン・ムルサク(スロベニア)「すべての面でスウェーデンが上だった。しかたがない。オリンピックが始まったときは1勝できればいいと思っていた。でも2勝して準々決勝に進めた。この結果には満足だ」
ズィーガ・イェグリッチ(スロベニア)「我々にとって素晴らしいオリンピックだった。胸を張ってスロベニアに帰るよ」


::: アルフィー同様、私もスロベニアの試合を見るのはこれが初めてでした。スロベニアがいくら予選でスロバキアに勝ったとはいえ、スウェーデンとのこの試合は一方的な内容になるのかな、なんて心配してたのですが、案外そうでもなくて、スロベニアのスピードやパックさばきがスウェーデンに遜色ないのにビックリ。

そこで私は疑いました、このスロベニア選手たちのほとんどは北米で生まれ育った二重国籍なんじゃないかと。長野五輪の男子日本代表やトリノ五輪のイタリア代表チームが取った帰化戦略でメンバーを揃えたのかなと思ったのです。でも調べてみたら全員正真正銘のスロベニア生まれで、またビックリ。

しかもスロベニアには登録している男子選手がなんとわずか148名しかいないという事実。148名って! その中からアンジェ・コピターのようなNHLでもトップレベルのテクニックを持ったプレーヤーが出てくるのだから、末恐ろしい国です。今大会のスロベニアの活躍を見て考え込まないホッケー強国の幹部はいないでしょうね。

チーム・スロベニアはソチ・オリンピックの男子アイスホッケーを盛り上げてくれました。イケメンも多く、ビジュアル面でも侮れなかったスロベニア。手抜きっぽいデザインのジャージがなんとも味のあったスロベニア。またオリンピックで見たいチームです。そしてコピターに続いてNHLでプレーする選手がどんどん現れてほしいですね。




ゴーリーのクリスタンは大健闘。北米のリーグから声がかかるかも。




笑顔のコピター。監督のお父さんと掴んだオリンピック初出場でした。お疲れさま!

ソチ五輪:男女アイスホッケーのテレビ放送等スケジュール
2014年02月19日 (水) 16:14 | 編集



ソチ・オリンピック男女アイスホッケーの今後のテレビ放送予定は以下のとおりです。詳しいスケジュールは必ずご自身でNHKのサイト、または民放各社で作るソチ五輪特設サイトgorin.jpにてご確認ください。放送時間は前回のエントリから一部変更になっています。

NHKG:NHK総合
BS1:NHK BS1
Eテレ:NHK Eテレ
NHKネット:NHKネット生中継(ライブストリーミング)
gorin:gorin.jpライブストリーミング(ch.1&ch.2)



■男子

2月19日(水)
17:00 準々決勝 スウェーデン×スロベニア(NHKネット)
17:00 準々決勝 スウェーデン×スロベニア(gorin)
21:30 準々決勝 フィンランド×ロシア(NHKネット)
21:30 準々決勝 フィンランド×ロシア(gorin)

2月20日(木)
2:00 準々決勝 カナダ×ラトビア(gorin ch.1)
2:00 準々決勝 アメリカ×チェコ(gorin ch.2)
9:00-11:25 準々決勝(BS1・録画)

2月21日(金)
21:00 準決勝 第1試合(NHKネット)
21:00 準決勝 第1試合(gorin)
23:15-4:55 準決勝 第1試合(BS1・録画)

2月22日(土)
2:00 準決勝 第2試合(NHKネット)
2:00 準決勝 第2試合(gorin)
10:35-11:50 準決勝 第2試合(BS1・録画)

2月23日(日)
0:00 3位決定戦(NHKネット)
0:00 3位決定戦(gorin)
9:00-10:35 3位決定戦(BS1・録画)
21:00-0:00 決勝(NHKG・LIVE)


■女子

2月20日(木)
21:00 3位決定戦 スイス×スウェーデン(NHKネット)
21:00 3位決定戦 スイス×スウェーデン(gorin)

2月21日(金)
2:00 決勝 カナダ×アメリカ(NHKネット)
2:00 決勝 カナダ×アメリカ(gorin)
10:25-13:50 3位決定戦 スイス×スウェーデン(BS1・録画)
18:25-21:35 決勝 カナダ×アメリカ(BS1・録画)

ソチ五輪:男子プレーオフ結果 スイスとスロバキアが敗退
2014年02月19日 (水) 14:56 | 編集



2月18日に行われたソチ・オリンピック男子アイスホッケー競技のプレーオフの結果は以下のとおりです。

スロベニア4、オーストリア0
ロシア4、ノルウェー0
スイス1、ラトビア3
チェコ5、スロバキア3

この結果、2月19日に行われる準々決勝の組み合わせとスケジュールは以下のとおりとなります。(時間は日本時間、*印は翌日深夜。カッコ内はネットでのライブストリーミング放送の予定)

17:00 スウェーデン×スロベニア(gorin.jp&NHKネット)
21:30 フィンランド×ロシア(gorin.jp&NHKネット)
*2:00 カナダ×ラトビア(gorin.jp)
*2:00 アメリカ×チェコ(gorin.jp)





ラトビアがスイスに勝って一番喜んでいるのはチーム・カナダとカナダのホッケーファンでしょう。トリノ五輪でのスイス戦ではシュートを打っても打ってもゴーリーのマルティン・ガーバーの壁を崩すことができず、終ってみればガーバー49セーブのシャットアウト負け。今大会もゴーリーはヨナス・ヒラーだし、できれば苦手意識のあるスイスとは当たりたくなかったはず。これでもしもアメリカがチェコに負けるようなことがあれば、カナダはオリンピック2連覇へ一気に近づきます。

別のサイドでは開催国ロシアがフィンランドと対戦。才能あふれる選手を揃えた攻撃陣がまだ覚醒してない感があるロシアが、予選でカナダを苦しめたスオミとどう戦うのかが見ものです。昨季のNHL最優秀ゴーリーのセルゲイ・ボブロフスキー vs スオミの優秀なゴーリー陣、という図式も興味深いですね。

スロベニアは元気のないオーストリアにシャットアウト勝ちして、次の相手は予選全勝と波に乗るスウェーデン。ソルトレイクシティ五輪での苦い経験からオリンピックでの取りこぼしだけは絶対に避けたいスウェーデンは、全力でスロベニアを叩きのめしに行くでしょうね。それにしても強いな、スウェーデン。キャプテンのセッテルベリも双子兄のヘンリクもフランセンもいないのに、なぜ? 準々決勝の4試合を見るのが本当に楽しみです。

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