さんくちゅありホッケー BLOG
NHL ニュースを中心としたアイスホッケー情報のブログです。 (Since 08/09/05)
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
完璧な試合運びでボストンがシャットアウト勝ち 21年ぶりのスタンリー・カップ決勝へ
2011年05月31日 (火) 13:08 | 編集



5月27日(金)の試合結果

タンパベイ0、ボストン1
(ボストン4勝3敗、スタンリー・カップ決勝進出)

ボストン(AP)-- ボストン・ブルーインズが21年ぶりのスタンリー・カップ・プレーオフ決勝へ駒を進め、1972年以来39年ぶりのカップ獲得に挑む。

27日夜に行われた東カンファレンス決勝第7戦(7回戦制)で、ブルーインズはタンパベイ・ライトニングを1-0で下した。ブルーインズ先発ティム・トーマスが今プレーオフ2度目のシャットアウトを記録し、第3ピリオド7分33秒にネイサン・ホートンがこの試合唯一のゴールを決めた。

スタンリー・カップ決勝の試合は西カンファレンスを勝ち抜いたバンクーバー・カナックスの本拠地ロジャーズ・アリーナで6月1日に始まる。今季レギュラーシーズン優勝を成し遂げたカナックスは、リーグ最多得点と最少失点を誇る。

カップ決勝から遠ざかって21年。去年のプレーオフでの歴史的な敗退。61回のチャンスでたったの5点しか取れない、何のパワーもないパワープレーでの攻め。そして決勝で戦う相手は強豪。そんなことはすべて忘れて、いまブルーインズは今季最高のパフォーマンスで勝ち取った成功を味わう。

1つの反則も記録しなかった今日の戦いぶりで、ブルーインズは昨季プレーオフでの敗戦の記憶を、観客に忘れさせることができた。フィラデルフィア・フライヤーズ相手に3勝0敗から3連敗し、第7戦では3-0からの逆転負けを喫した、あの伝説のシリーズである。

ブルーインズ主将のズデノ・ファーラは言う。「シーズンが始まったときから、やり残したことがあると自分たちにはわかっていた。プレーオフの間ずっと、チームのみんなは貪欲だった」

今プレーオフでもブルーインズは、第1ラウンドでモントリオール・カナディアンズに、そしてカンファレンス決勝でライトニングに、シリーズ対戦成績3勝2敗から並ばれて第7戦を戦っている。しかしカナディアンズは延長戦の末4-3で破った。決勝ゴールを決めたのは、NHL入りしてから5年をフロリダ・パンサーズで過ごし、プレーオフで戦うのは今季が初めてのネイサン・ホートンだった。ホートンはこのプレーオフで8ゴールを挙げている。

「ホートンはビッグ・ゲームで活躍できる選手のようにプレーしている」とブルーインズのクロード・ジュリアン監督。ゴールネットを守る37歳のティム・トーマスも、シーズンを通して同様のプレーを見せている。

臀部の故障で昨季のプレーオフをまるまる棒に振ったトーマスだが、今季はGAA(1試合平均の失点)とセーブ率でリーグ1位。最優秀ゴーリーに選ばれた2008-09年のシーズンをもしのぐ、自己最高の数字を残した。

「トーマスはもうピークを過ぎた選手、そう思う人は多かったと思う。でも自分ではそれは間違いだとわかっていた。夏にトレーニングをたくさん積んだし、信じられないような成績も残せた。ぼくは恵まれている」(トーマス)

トーマスは24セーブで自己3回目のプレーオフでのシャットアウトを記録。ライトニングの守護神ドウェイン・ロロソンも37セーブをあげる健闘を見せたが、ホートンによる試合唯一のゴールの前に沈んだ。

ゴールはアンドリュー・フェレンスがライトニングの守備の穴を見つけセンターライン手前からダヴィッド・クレイチーにパスを送ったことから始まる。パックを受けたクレイチーにライトニング選手の視線が集中する中、ゾーンの右側へ回り込んだホートン。クレイチーが出したロロソンの前を横切るパスをホートンがドンピシャのタイミングで合わせ、パックはゴールネットに吸い込まれていった。貴重なゴールをあげ「いまどんなに嬉しいかうまく説明できない」とホートンは喜んだ。





ライトニングのギイ・ブーシェ監督は「あのパックをロロソンがセーブできる可能性はなかったと思う。今夜のロロソンは最高のプレーを見せていた」と言った。「あのゴール・シーンを見るのはつらいね。たった一つの、小さな守備のミスだった」

パックがライトニングのゾーンにあった試合残り3秒、車輪をかたどったブルーインズのロゴがあるリンク中央で、パトリス・ベルジュロンはスティックを上に掲げた。試合が終るとトーマスはゴールネットの前で両手でガッツポーズ。観客は黄色と黒のタオルをリンクに投げ込んだ。

「素晴らしい試合に参加できて最高。今まで経験した試合で一番集中していた」とベルジュロン。「試合が終わるのを待ちきれずにティミー(トーマス)に飛びついていったよ」

ライトニング主将ヴァンサン・ルキャヴァリエは力なく振り返る。「1-0になった後、相手はディフェンスを立て直して5人全員で守ってきた。そこから得点するのは難しかった。うちはショットも相手より少なかったし、リバウンドを取るのも大変だった」

今プレーオフの第1ラウンドで、ライトニングはピッツバーグ・ペンギンズをシリーズ対戦成績1勝3敗から3連勝で破っている。第7戦では先発ロロソンがペンギンズをシャットアウトし、1-0で勝った。しかしカンファレンス決勝で第6戦を制し、ブルーインズに第7戦を戦わせることになった後、ライトニングの「逆転運」には変化があったのだ。

「シーズンを通してずっと、我々は逆転してきた。逆転して逆転して、今日も逆転できると信じていた。ショックだ。本当に信じていたら、負けたのを受けとめるのは難しい」とブーシェ監督。「相手にはパックをネットに入れられる選手がいて、守れる選手がいた。明らかに、相手にはすべてがあった」

第2ピリオド序盤、ジョニー・ボイチャクのスラップショットがマルタン・サンルイのスティックに当たってわずかに逸れ、スティーヴン・スタムコスの顔面を直撃した。血を流してロッカー・ルームに引っ込んだスタムコスは、わずか5分後にフルフェイスのマスクと共にベンチに戻ってきた。

スタムコスは2008年NHLエントリー・ドラフトで全体第1位でライトニングからの指名を受けて入団。「ビッグ3」と呼ばれるトップ・ラインの一角を成し、2年目の昨季は51ゴールを記録して得点王となった。そんなリーグ有数のエリート選手が見せたド根性を、ライトニングはモチベーションとしてフルに活用することはできなかった。

2004年にチーム初のスタンリー・カップを獲得したライトニングだが、昨季まで3シーズン連続でプレーオフ行きを逃し、今季も最終ゴールにたどり着く前に姿を消す。「選手たちは最後の1滴までエネルギーを使い果たした。それがわかっているから、つらい」(ブーシェ監督)

ジュリアン監督は今プレーオフに入るまで第7戦で0勝3敗だったが、第1ラウンドのカナディアンズ戦とこのライトニング戦の第7戦に勝ったことで、2勝3敗まで記録を戻した。ブルーインズとしては、第7戦で11勝10敗とわずかに勝ち越している。

「選手たちがロッカー・ルームでにこにこと笑っている。それを見られて、ただただ嬉しいよ」とジュリアン監督もほおを緩める。「スタンリー・カップ優勝まで、あと4勝だ」

ブルーインズが最後のスタンリー・カップを獲得したのは1972年。ボビー・オーとフィル・エスポジートがポイント数でワンツー・フィニッシュを飾った年だ。最後のスタンリー・カップ決勝進出は1990年。そのときはマーク・メシエ率いるエドモントン・オイラーズに1勝しかできずに敗れている。


::: いやー、嬉しかったです。ブルーインズがシャットアウトでカップ・ファイナル行きを決めてしまうとは。ロースコアだったのでチャンスあるかも、とは思っていましたが、最後までハラハラドキドキでした。

今日の勝因はペナルティを取られなかったこと、そして「攻撃は最大の防御」とばかりにどんな位置からもばんばんショットを打ちまくったこと、そしてフェイスオフで勝って試合を優位に進めたこと、この3つだと思います。

試合後にブルーインズの誰かが言ってましたが、「ペナルティボックスには近づかない」「とにかく打つ」が彼らの今日のゲーム・プランだったそうです。「俺たちの後ろにはティミーがいる。1点でじゅうぶんだった」とも言っていました。まるでサッカーのイタリア代表が理想とする試合のようでした。

第6戦、パワープレーでやられたブルーインズはその反省を活かし、最初からすごく慎重にプレーしていたのがよくわかりました。怪しい判定が入り込む余地を作らないよう、細心の注意を払ってプレーしていたと思います。いつもあっさり点を取られてしまう立ち上がりをなんとかしのぎ、ブルーインズのペースに持ち込むことに成功しました。

フェイスオフはぼるつ43%に対してブルーインズは57%。名手パトリス・ベルジュロンは15勝8敗、第1ラインのクレイチーは14勝3敗という驚異的な勝率でした。

逆にぼるつはルキャヴァリエのフェイスオフがとことん不調で、6勝13敗だったのが響いたと思います。最後の6人攻撃でギリギリでマルタン・サンルイがオフサイドを取られ、センターラインに戻ってのフェイスオフに、ぼるつはルキャヴァリエを使ってきました。最も点を取れるのはルキャヴァリエのいるトップ・ラインだし、ぼるつには他に選択肢がなかったのでしょう。結果はベルジュロンが綺麗にフェイスオフに勝ち、ぼるつは最後の攻撃にうまく持ち込むことができませんでした。

この試合唯一の得点となったホートンのゴール、素晴らしかったです。3ピリ12分過ぎと、取った時間もちょうどエエ、でした。息のぴったり合った、ちゃぐまトップ・ラインらしいゴールでした。

試合が終わり、TDガーデンのものすごい歓声の中、みんなでひとしきり抱擁した後、トーマスがホートンのところにすごい勢いで滑っていって、「ありがとう!」と満面の笑みで話しかけていました。ホートンも笑って応えていましたー。いい絵でした。





最後の握手・・・。Versusの実況でも言われているように、二人はヴァーモント大学で4年を一緒に過ごし、二人とも生涯の伴侶にヴァーモント大で出会い、そして二人とも3人の子どもがいます。熱い抱擁をかわしながら、サンルイは泣いていました。それを見て私も涙、涙。

このシリーズが始まる前「同級生対決」に注目が集まっており、CBCもVersusも二人にインタビューをしていました。大学で初めて出会ったとき、トーマスはサンルイのあまりの小ささに「これはないな~」と思ったそうですが、サンルイのプレーを見てそんな印象は吹っ飛んだそうです。

そして2004年にチャンピオン・リングを手にしたサンルイは「ぼくはティミーにもいつかカップ優勝をしてほしいと思っている。でもそれは今年じゃない、今年はイヤだ」と真面目な顔で語っていました。仲良しだけど、勝負は別。本音中の本音だったでしょう。 「Congrats for the victory.(勝っておめでとう)」と声をかけた後、さまざまな思いが交錯して流した涙。サンルイをはじめ、ぼるつの選手たちは最後までさわやかで素晴らしかったです。





プリンス・オブ・ウェールズ・トロフィの授与式。ゲンをかついでファーラはもちろんトロフィに触れなかったけれど、ファーラが手招きすると選手たちがみんな集まってきて、トロフィを囲んで全員で記念写真。いい風景でした。ブルーインズ社長のキャム・ニーリーとアシスタントGMのドン・スウィーニーもアリーナの上から見ていますね。

でも後から来たのに回り込み、目立つファーラの隣に立ったクレイチーには笑っちゃいました。案外ちゃっかりしてるのね。そしてよく見ると授与者のビル・デイリーさんの肩に馴れ馴れしく手をまわしているマーク・レッキ。NHL副総裁とお友達ですか? ベテランの余裕ですかね。ホートンの屈託のない笑顔がいつも以上に輝いています。この中に、今日はスクラッチだったショーン・ソーントンもいてほしかったですね。

次の相手はカナックスだー。捲土重来、40年の歴史で初のカップ制覇に燃えるカナックスと、39年ぶり5回目のカップ奪取に燃えるブルーインズ。ホートンは「こんどはダン・ハムヒュースやケヴィン・ビエクサとの対決だけど、どう戦う?」と訊かれて「激しいバトルになるだろうね」と笑って答えていました。

ミラン・ルチッチはバンクーバー出身なので、カナックスが相手で嬉しそう。「ファイナルに行けるだけでも夢みたいなのに、バンクーバーだなんて。家族や友達もみんな喜んでいると思う。家族はもう全員ブルーインズのファンだけど、バンクーバーの友達もみんなブルーインズ・ファンに変えるよ! 難しいと思うけど」と笑顔でした。レッキもバンクーバー近郊のカムループス出身です。

CBCのアナリストも「そんなに長いシリーズにはならないよ、4試合か5試合でカナックスが勝つね」との予想だったし、ファイナルではちゃぐまはカナックスの引き立て役に終るかもしれないけど・・・、まあいいや! 去年のシカゴに引き続き、今年もファイナルまでマイチームを応援できるので嬉しいです。カナックス vs トーマス、今から楽しみ。

ところで、この第7戦のVersusでの視聴率ですが、全米で255万人が見たそうで、これはカンファレンス決勝の試合としては2002年のデトロイト・レッドウィングズ対コロラド・アバランチの第7戦以来の高視聴率。地味なチーム同士の地味な対決だと思ってましたが、やっぱり第7戦は特別な魅力があるんですね。




右端の人に注目! ラスク、出てくるの早っ!




「デイリーちゃん、今夜一杯どう?」とでも言ってそうなんだよねレッキ。




クレイチーのポコちゃんスマイル! この笑顔は反則だわ・・・
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Powered by . / Template by sukechan.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。