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西カンファレンス決勝展望(『Puck Daddy』編):カナックス vs シャークス 知っておきたい10のこと
2011年05月16日 (月) 23:08 | 編集



レギュラー・シーズンの対戦成績は、カナックスが3勝1敗とシャークスを圧倒している。得点もカナックス16点に対しシャークスは10点。3月10日の最後の顔合わせではシュートアウトの末カナックスが5-4で勝利を飾ったが、そのうち3ゴールは第3ピリオドの17分47秒から19分39秒の間に決まったものである。


1. 「結果を出せない」二つのチーム

最近10シーズンでカナックスがプレーオフに進出したのは今年で8回目。しかしカンファレンス決勝に進んだのは1994年以来初めて。シャークスは過去13シーズンのうち12シーズンでプレーオフに進み、カンファレンス決勝でも3度戦ったが、カップ決勝にはまだ1度もたどり着いていない。

このプレーオフでは、両チームともに3勝0敗のリードから追いつかれるという経験をした。カナックスもシャークスも、プレーオフでは毎年毎年実力を発揮できないチームとして知られている。

そしてどちらのチームも、そのレッテルを返上するか、それともまた同じ失敗を繰り返すかが、あと4勝できるかどうかにかかっているのを知っている。シャークスのダン・ボイルはこう言う。「そのことを話すのはもううんざりだし疲れるんだよね。とにかく勝たなきゃいけない。これまでのプレーオフの成績についての質問を、どっちのチームにも訊くことになるんだろ、そうに決まってる」

2. スターの座へようこそ、ライアン・ケスラー

自己最多の41ゴールを記録。セルキ・トロフィ最有力候補。カナックスの守備の負担をマニー・マルホトラと分け合ったことを差し引いても、ケスラーにとって今年のレギュラー・シーズンは素晴らしいものだった。しかしこのプレーオフでのケスラーのパフォーマンスは飛び抜けており、これまでとは異なる。

シカゴ・ブラックホークスとのシリーズでは、ゴールを決めることではなくジョナサン・テーヴズを第7戦まで封じ込めることに情熱を燃やした。ナッシュビル・プレデターズ相手の6試合でカナックスは14ゴールをあげたが、ケスラーは守備にも気を配りながら11ポイントを記録している。そしてNHLでプレーし始めた頃のように、煽り屋の名手としての顔も頻繁に見せた。

3. スウェーデン語で「プレーオフのがっかり」は何と言うのだろう?

ヘンリク・セディンは1ゴール8アシストをあげているが、たまにぽつ、ぽつとポイントを稼いでいるだけ。ダニエル・セディンは10ポイント(6ゴール4アシスト)だが、そのうち6ポイントは対シカゴの最初の4試合で記録したものだ。プラスマイナスは、二人合わせてマイナス16。

シャークスとのシリーズでは、双子は攻撃ゾーンでもっと存在感を示さないといけないし、得点のプレッシャーをケスラーのラインから取り除かねばならない。そしてヘンリクの場合は、パワープレーでもっと貢献しなければならないだろう。これまで13試合でヘンリクは、パワープレー・ゴールを3つしか決めていない。

4. 「プレーオフ応援歌」バトル

まずはウィズ・カリファ部門から「Blue and Green」・・・




それに対するは、「Black and Teal」




続いてラジオ部門から「Mack The Shark」




対抗して「Making Love To The 2011 Vancouver Canucks」




この応援歌の動画がバトルの勝者を決めるのに役立たないとしたら、他のどんなものも役に立ちはしないだろう。

5. ジョー・ソーントンにコン・スマイスの可能性

ライアン・クロウの総ポイント数が上昇している。しかしシャークス・ファンは言う、チームでコン・スマイス・トロフィ(プレーオフMVP)に最も近いのはジャンボ・ジョーだと。

議論の余地はあるかもしれないが、このプレーオフはソーントンにとってこれまでで最高のものになっている。たとえ得点面でチームに貢献できないときでも、シャークスの攻撃でソーントンがパックを持つと危険であり、バックチェックとフェイスオフの両方でソーントンは守備的に重要な働きをしている。

しかし攻撃では、ソーントンはいくつかの重要なシーンを演出した。ロサンゼルス・キングズ相手にシリーズ勝利を決めるゴールをあげ、第3戦ではデヴィン・セトグチの延長戦決勝ゴールのお膳立てをした。デトロイト・レッドウィングズとのシリーズではセトグチのハットトリックのアシストをし、第7戦の第1ピリオド、セトグチによる重要な先制のパワープレー・ゴールのアシストをしたのもソーントンだった。

ケスラーとソーントンの戦いはシリーズの行方を決定づけることになるかもしれない。もしくは・・・

6. ルオンゴ対ニエミ

ロベルト・ルオンゴ(GAA 2.25、セーブ率 .917)は第1ラウンドでシカゴの攻撃陣に痛めつけられた。7試合のうち2試合で途中交代させられ、1試合では先発をコウリー・シュナイダーに譲った。しかしなんとか生き残った。シカゴのとの第7戦ではそつなくプレーし、その自信でナッシュビル・プレデターズとのシリーズに臨んだ。ルオンゴはシリーズ6試合のうち5試合で相手ゴールを2ゴール以下にとどめ、第1戦では完封を記録した。

アンッティ・ニエミ(GAA 3.01、セーブ率 .906)も第1ラウンドでは苦戦したが、第2ラウンドでは落ち着いてプレーできた。昨季シカゴをカップ優勝に導いたときとまったく同じことを、今季もニエミはやっている。つまり、チームのカップ制覇の可能性を高めるための、ゴールネットでの思いがけないパフォーマンスである。ケスラーはNHL.comに「ニエミはもっと認められてもいいと思う。いいゴーリーだよ。ペッカ・リンネのときと同じようにウチはプレーしないといけない」と語った。

このプレーオフでは、ニエミもルオンゴも、がっかりさせるプレーと見事なプレーの両方を見せてきた。どちらがシリーズを制することができるか。

7. シャークスのパワープレーはかなり重要

デトロイト・レッドウィングズに敗れた3試合で、シャークスのパワープレーは氷のように冷えきり、ウィングズの巻き返しをゆるす原因となった。第7戦ではパワープレーがうまくいき、シャークスは1点差で勝利をものにした。

シャークスはこれまで13試合やって、パワープレー・ゴールを記録した試合では6勝0敗。記録しなかった場合の成績は2勝5敗である。カナックスのペナルティキル成功率は86%(50回で7ゴール献上)。他のどんな僅差のシリーズでも、パワープレー・ゴールは流れを変える可能性がある。

8. 脇役たち

ソーントン、パトリック『おい、こら、ガッツ』マルロー、ダニー・ヒートリー、そしてダン・ボイルはシャークスの中で最も注目される選手たちである。カナックスの場合、それはケスラーであり、セディン兄弟であり、ルオンゴである。しかし両チームにとって、勝利の行方を決定づけるのは脇役の選手たちだ。

ライアン・クロウは13ポイントでチームをリード。上半身の故障から復帰したレッドウィングズとの第7戦では好プレーを見せた。「ルーキー」のローガン・クチュールはウィングズとの第7戦で得点し、ポイント数をチーム2位の12へ伸ばした。デヴィン・セトグチは不思議な点取り屋だが、このプレーオフでは重要なゴールをいくつか決めている(計6ゴール)。ジョー・パヴェルスキも5ゴールあげており、シャークスで最もチャンスに強いフォワードの一人である。

カナックスには、シカゴとの第7戦でシリーズ制覇を決めるゴールを叩き込み、人生最高の試合にしたアレックス・バロウズがいる。バロウズは現在8ポイントを数えるが、カナックスのスコアリングはメイソン・レイモンド(5ポイント)、クリス・ヒギンズ(4ポイント)、そしてラフィ・トーレス(2ポイント)といった選手たちによって積み重ねられている。いずれも、きちんとプレーはしているけれど、スコア表にはあまり出てこなかった選手たちである。ミカエル・サミュエルソンは早く回復する必要がある。

9. カイル・ウェルウッドとかつての仲間たち

カナックスはプレデターズとのシリーズで、かつて同じ釜の飯を食べたシェイン・オブライエンと顔を合わせた。そして今度はもう一人の昔の仲間がカンファレンス決勝のためにバンクーバーへやって来る。カナックスで2年を過ごし、強い印象を残したカイル・ウェルウッドである。(アラン・ヴィニョー監督は、『印象は時として強すぎた』と主張するだろう)

ウェルウッドはカナックスに恨みを抱いているのだろうか。いや、そうではない。なぜならウェルウッドはサンノゼの地元紙「マーキュリー・ニュース」に、自分が去ったことは、チームづくりの方針を転換するよ、というカナックスからのシグナルだった--- そう語ったからだ。新しくカナックスに加わったのは、スケーティングがものすごく速く、パックをシュートできて、フィジカルな選手ばかりで、チームが欲しいタイプにぴったり合っている、と。

カナックスのプレーオフを勝ち抜ける能力に疑問を呈したウェルウッドを、カナックスは恨んでいるのだろうか。ケヴィン・ビエクサは元チームメイトを「卑怯者」と呼び、「あいつがいたとき、うちは負けるんじゃないかってビクビクしていた。当時、あいつはリーグで一番小さい第3ラインのセンターだった」と言った。ビエクサはかなり面白い。

10. 最後に、シャークス・ファン vs バンクーバー・ファン

どちらのチームのホーム・アリーナもかなり騒々しく、ホームのチームには有利に働く。そしてどちらにも素晴らしいブログがある。カナックスにはバンクーバー・サン紙の「Pass It To Bulis(それを(ヤン)ブリスにパスしろ)」があり、シャークスには「Fear The Fin(ひれを恐れろ)」がある。

だが本当は、最終的には、何が西カンファレンス決勝の行方を決定づけるのか。お笑いだ、もちろん! 勝つのは大人気のグリーン・メンか、それとも、



この天才だろうか(頼む、頼むからまた試合に戻ってきてくれ)。

そしてシャークスのファンは、シャチを口にくわえたサメをリンクに投げ入れる方法を見つけるだろうか。
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