さんくちゅありホッケー BLOG
NHL ニュースを中心としたアイスホッケー情報のブログです。 (Since 08/09/05)
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
NHLスタンリー・カップ決勝第1戦:ハイスコアの試合を制しシカゴ白星発進
2010年05月30日 (日) 18:20 | 編集



フィラデルフィア5、シカゴ6
(シカゴ1勝)

シカゴ(AP)-- NHLの年間王者を決めるスタンリー・カップ・プレーオフ決勝(7試合制)の第1戦が29日、当地のユナイテッド・センターで行われ、西カンファレンス2位のシカゴ・ブラックホークスが東カンファレンス7位のフィラデルフィア・フライヤーズを6-5で下した。

カップ決勝の試合で11ものゴールが記録されたのは、1992年のピッツバーグ・ペンギンズ対ブラックホークス戦以来。またカップ決勝の第1戦で11点が入ったのは、NHL史上初めて。

6勝1敗の成績で決勝に臨んだフライヤーズのゴーリー、マイケル・レイトンは、5ゴール献上した時点の第2ピリオド残り4分でブライアン・ブーシェと交代した。ブラックホークスのアンッティ・ニエミは27セーブをマーク。

-----

点の取り合いとなった、逆転に次ぐ逆転のシーソー・ゲーム。制したのはホームのブラックホークスだった。だがゴールを決めたのは、主将ジョナサン・テーヴズやエースのパトリック・ケインではない。第2ラインでプレーするトロイ・ブラウアーであり、チェッカーのデイヴ・ボランドであり、そして最近5試合で出場機会に恵まれなかったトマーシュ・コペツキーだった。

5-5の同点で迎えた第3ピリオド。ペナルティもなく、やや静かに展開していた中盤に試合は動く。フライヤーズのゾーンから出そうだったパックをブレント・シーブルックが後ろに倒れながらも止め、ヴァースティーグがゴールネット近くにパス。リンクを動き回っていたコペツキーがブライアン・ブーシェのポジショニングを的確に判断し、ブーシェとゴールネットの間にパックを滑らせ、これが勝越しの決勝点となった。

ショット数はともに32。ブラックホークスの第1ラインを構成するテーヴズ、ケイン、ダスティン・バフリンはいずれもマイナス3を記録する不調ぶり。フライヤーズも主砲シモン・ガニェがマイナス3、マイク・リチャーズとジェフ・カーターが揃ってマイナス2と、カンファレンス決勝ではポイントを量産した主力級が全員、ポイント0という意外な結果に終った。

この試合の前に、ブラックホークスには5日間、フライヤーズには4日間の休養があった。試合勘を取り戻せなかったのか、両チームともパックの処理にもたつき、ターンオーバーをゆるすシーンが多く見られた。ブラックホークス2点目のボランドのショートハンド・ゴールはその象徴だ。試合後「氷の状態が悪すぎて、特に第1ピリオド序盤はパスなんて送れなかった。第2戦ではもうちょっとなんとかしてほしい」とスコット・ハートネルは不満を漏らした。

敗れたフライヤーズのピーター・ラヴィオレット監督は、「カップ決勝の第1戦で負けたら、ポジティブな気持ちで試合を振り返るのは難しいものだ。今夜と明日、この試合を見てみる。そして準備するよ」と巻き返しを誓っていた。


::: まずは、シカゴが1勝。この試合見ていましたが、ややグダグダ感はあったものの、点がばかすか入って、面白い試合でした。と同時に、シーソー・ゲームすぎて、心臓がドキドキしてしまって苦しかったです。勝ててよかったです。

フィリーはこれまで、先制した後、または、逆転してリードした後に、守りを固める戦法で勝ち上がってきました。このファイナルでも同じやり方を踏襲しようとしていたのは想像に難くないのですが、シカゴの金太郎飴オフェンスが強力すぎて通用しませんでした。なにしろフィリーがリードしたらすぐにシカゴが同点にし、逆転してしまう。「これまでの相手と違う! 突き放せない!」とフィリーは精神的にきつかったんじゃないかと思います。

逆にシカゴは、3ピリ中盤にコペツキーのゴールでリードしてからは、まさに余裕しゃくしゃくのゲーム運び。パックを取られない程度に適当にパスを回し合い、時間稼ぎをする様は、まるでサッカーの試合を見ているようでした。試合残り2分ぐらいでフィリーのチャンスがあったのですが、ニエミが好セーブをして事なきをえました。

それにしても意外だったのが、両チームのトップ・ラインの選手たちが全員、ポイントなしだったこと。テーヴズやケインは試合中でもあまり目立ってなかったのでわかりますが、フィリーのリチャーズやカーターもダメダメだったんですね。リチャーズはあの巨漢ダスティン・バフリンにも果敢にヒットを挑んでいたので、そっちのほうで忙しかったのかもしれません。それからボランドは今日もいやらしい動きでリチャーズをいらつかせていたようです。

むさ苦しいハートネルはリンクの状態にケチをつけ、それは確かにそうだったようです。もう5月も末だし。でも両チームとも同じリンクでプレーしているのだし、その点はイーブン。しかも両チームの主力選手ががっちりマークされて本調子じゃなかったのもイーブン。しかもフィリーにはパワープレーが4回あったけど、シカゴはゼロ。でも勝ったのはシカゴ。これはやっぱり攻撃陣の厚みの差じゃないですかね。

今日のCBCの実況では、シカゴの第2ラインを構成するブラウアー、マリアーン・ホッサ、そしてパトリック・シャープの3人が効果的な働きをしていると褒められていました。第1ピリオドで相手のミスにつけこみ、相手のヤル気をそぐショートハンド・ゴールをきっちり決めたボランドもすばらしかったと思います。

そして決勝点を叩き込んだのは、5試合もヘルシー・スクラッチをくらっていたコペツキー。アンドリュー・ラッドの怪我で出番が回ってきたわけですが、そのチャンスをばっちり活かすことができたのは、試合に出られない日々が続いても、腐らずにきちんと準備をしていたからでしょう。シカゴの総合力で、もぎ取った勝利でした。

「準備」といえば、今日TSN.caのサイトで見たラヴィオレットの記者会見で聞いた言葉。

「選手たちに、このファイナルのために9ヶ月、または10ヶ月準備してきた、と言ったら、イアン・ラペリエールに訂正された。『監督、それは違う。俺はこのファイナルのために16年準備してきた』と言われた。私は間違っていた」

なんか、じーんときてしまいました。ラッピーことラペリエールは長くロサンゼルス・キングズでプレーし、その後はコロラド・アバランチにもいましたが、NHLキャリア16年目でカップ・ファイナルで戦うのは今回が初めて。パックが目に当たって流血して休んでも、フルシールドのマスクをつけてでも、ラッピーが試合に戻ってきたかった理由はそこなんですね。このファイナルにかけるラッピーの気持ちを考えると、ぐっときてしまいます。

でもね、100人のNHLerがいたら、100の物語がある。シングルマザーのママとトレーラー・ハウスに住んで、経済的に困難な時期を過ごしたバフリン。お父さんが長く闘病中で、病室で試合を見ているお父さんに活躍している姿を見せたいと頑張っているブラウアー。

ボランドだって・・・、って、今知ったんですけど、ボランドってまだ23歳!? えーっ! あの顔、あのプレー、てっきり30歳すぎのベテランかと思ってました。レイトンみたいに、いろんなチームを渡り歩いて、シカゴで花開いたのかと・・・。私が今季まで彼のことを知らなかったのは、無名の十年選手だったからじゃなくて、若すぎたからだったのね・・・。




だって、この顔ですよ・・・。子ども3人ぐらいいそうじゃないですか!




誰ですかこの人は!?(答え:デイヴ・ボランド)
ロン毛だと随分イメージ違いますね。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
若くてこのプレーオフで株をどんどん上げていっている選手が増えてますよね。

本当に二の矢、三の矢が止まらない、って感じです。


だけどサラリーキャップの問題で夏には誰かが去らないといけないんですよね…
2010/05/30(日) 21:45 | URL | シカゴニアン #-[編集]
悩ましい問題ですね
そうなんですよね、ペンギンズもクロズビーとマルキンの年俸の高さがサラリーキャップを圧迫していて、チームづくりが困難になっているということです。ゴンチャーも、ほぼペンギンズから出ていくことが確実のようですし・・・。
シカゴも、今季はテーヴズとケインの年俸が安いのでなんとかやってますが、来季からは6倍ぐらいに上がっちゃいますし、キースも3倍アップですし、そうなると誰かを切らないといけないわけで、このメンバーでやれるうちにカップ優勝したい、というのがチームの気持ちのようですね。

リチャーズ、ガニェ、カーターあたりはフィリーも離さないでしょうけど、他の選手はわからないですよね。
シカゴだって、若くて生え抜きの選手ばかりだけど、来季はがらっとメンツが変わっているかもしれない。ボランドがこのまま成長していったら、FA市場では引く手あまたになると思います。今だって年俸高いですが。
2010/05/30(日) 22:47 | URL | にゃおこ #-[編集]
DET印象強くて、PHI-CHIシブイカードで面白い試合でした。オベなどのスター系、GKさらにタフガイ系も進化しているんですね。
2010/05/31(月) 05:08 | URL | AT25 #mTU.LrYs[編集]
頑張れソーペル君
面白い試合でした。取られたら取り返す、5点・6点入ると見ごたえがあります。
コベツキー、チャンスを見事にものにしましたね。動きも良かったように見えたし、
それに、難しい角度からの見事なゴールもありましたし。

シカゴの失点の場面には、#5のソーペル選手がよく映ってましたが、彼がカナックス時代には注目していました。
期待と言うか不安で(笑)。パックハンドリングにちょっと難があたったので。
でも、憎めないキャラなんですよ。ぜひカップを獲ってほしいですね。
2010/05/31(月) 12:24 | URL | NON #TQJJvfrU[編集]
戦えソーペル君(そして時々休め)
んー、やっぱり、ハイスコアな試合だったので面白かったですよね! まさに「取られたら取り返す」で両チームの意地がぶつかり合い、しかもどちらも結果を出していたのは第2ライン以下の選手たちだったという・・・。シャットアウト連発してたフィリーが第1戦では崩れちゃったので、次の試合からどう立て直してくるかが見ものです。

ソーペル君はある意味、貴重なキャラですよね。あのド下手なパックハンドリング、おぼつかないカクカクスケーティング、なのにしぶとくNHLの試合に出続けているという・・・。今もそうですけど、カナックス時代は「一人だけハイスクールレベルの選手がいる!」って感じでした(笑)。特にスケーティングは、うちの大学の選手たちのほうが確実に上だったと思います。今もあぶなっかしくて、「頼むからリンクに出てこないでくれええ!」ってハラハラします。でも本当に憎めないキャラですね。昨日の試合の後は、「(点が入ったので)な~んか、ポンド・ホッケーみたいだったねえアハハ」って記者たちを笑わせてました。明るい人です。

NHLもルールがどんどん変わり、ゴーリーもタフガイも、チェッキング・ラインの選手たちも、進化していきますね。私はこの先、テーヴズやキースやボランドがどんな選手になっていくのか、見るのを楽しみにしています。
2010/05/31(月) 22:26 | URL | にゃおこ #-[編集]
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Powered by . / Template by sukechan.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。