さんくちゅありホッケー BLOG
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トリノ五輪男子アイスホッケー決勝戦結果:スウェーデンがフィンランドを破り12年ぶり2度めの金メダルに輝く
2006年02月27日 (月) 21:49 | 編集
フィンランド2、スウェーデン3 BOX SCORE




1ピリ
14:45 フィンランド・ティモネン(PP・1)
2ピリ
4:42 スウェーデン・セッテルベリ(PP・3)
13:24 スウェーデン・クロンヴァル(PP・1)
15:00 フィンランド・ペルトネン(4)
3ピリ
0:10 スウェーデン・リドストロム(2)

ゴーリー
フィンランド:ニーッティマキ(28ショット、25セーブ)
スウェーデン:ルンドクヴィスト(27ショット、25セーブ)

談話
トニ・リュドマン(フィンランド)「どちらのチームも8試合プレイした、だから疲れは言い訳にならない。ウチはベストのホッケーをしなかった。試合はもう終わり、だからあれこれ考えても仕方ない。みんながんばった、そして今日は相手がウチよりよかった」

ニクラス・ハグマン(フィンランド)「3ピリにルンドクヴィストが必要なセーブをした。堅い守りだったよ。今は決勝で負けてつらい、でもぼくらがここまでやれるとは誰も思わなかっただろう。ケガをしてプレイできなかった選手も多かったし、ゴーリーの状況も変わった。トリノに来たとき、チームとしてプレイしなければならないってぼくらにはわかっていた。一つにまとまることができたら、勝つチャンスがあると本当に思っていた。それがぼくらが決勝まで来れた理由の一つだと思う」

ヤルッコ・ルートゥ(フィンランド)「パックをコントロールしたいと思ったら、スウェーデン相手にするのは難しい。それがスウェーデンのスタイル。ウチのやりたいようにプレイするのが難しかった。ウチは負けた、それだけさ」

イェーレ・レーティネン(フィンランド)「緊迫した試合だった。ゴール1つで勝負が決まったね。ウチはすばらしい選手のいるすばらしいチーム。もっとたくさん一緒にプレイできるチャンスがあればいいなと思う」

テーム・セラニ(フィンランド)「言い訳はできない。今夜、相手はウチよりうまくパックを運んで、ウチはそうしなかった。大会で最高の試合をしなかったのにはがっかりだけど、ハードにプレイしてベストを尽くした。いいチャンスもあったしね。このチームを誇りに思う。ぼくらはこういう試合でスウェーデンを倒すことをいつも夢見ていた。今日は相手が少しだけよかった」

ユッシ・ヨキネン(フィンランド)「ゴールテンディングはすばらしかったと思う。ニーッティマキにとってはすばらしい大会になったし、ぼくら全員、堅い守りでよくやった。それがこの大会でいちばんよかったこと」

サク・コイブ(フィンランド主将)「オリンピック決勝で戦って祖国のために金メダルを取ることは、ぼくらにとって夢だった。一つ一つの試合を戦って、だんだんと自信がついた。こんなふうに1ゴ-ル差で負けると、ずっと高めてきた感情はすべて消えてしまう。ものすごく空虚な失望感が残る。メンタル的にウチは用心深くなりすぎたのかもしれない。相手にプレッシャーをかけるチャンスがあったとき、かけなかった。ネットを守りたかったから、これまでのように自由にプレイしなかった。最初の3つか4つのシフトでは勢いをつけたかったけど、その後は下がってディフェンシブにプレイしていた。終盤のオッリ・ヨキネンのシュートはあとほんのちょっとだった。あのシュートのリプレイを見て、その後スウェーデンが金メダルを喜んでいるのを見た。それがホッケー、それがスポーツ、でもガッカリだ。過ちを犯しながら、経験を積みながら勝つことを学んでいく。スウェーデンはそれをやってのけた。長野五輪、ソルトレイクシティ五輪、ワールドカップ・ホッケー、そういう大会で、スウェーデンには何もなかったしひどい成績だった。次はウチがスウェーデンのような状況になる。もっとうまくやれたらいいと思う。いつかはウチのチャンス、ウチの番がやってくる」

ダニエル・セディン(スウェーデン)「たぶん最高の試合の一つ。最後の10秒はしんどかった。フィンランドの最後のチャンスにヘンリク(ルンドクヴィスト)がすばらしいセーブをしてくれた。ウチは大会じゅうずっと固定した4つのラインでプレイして、そのどのラインでも得点できる。いいことだよ。それに(リドストロムの)決勝点のすごかったこと。もしあのシュートがゴールの上の角に行かなかったら、どんなものだったろうね」

ヘンリク・セディン(スウェーデン)「(この金メダルがスウェーデンのファンからのプレッシャーを和らげるかどうか訊かれて)少なくとも世界選手権まではそうだね。この勝利は大きい。オリンピックだもの。最高の選手たちが集まっているんだから。(マークス・ナスルンドについて)彼もここにいるはずだった。スウェーデン最高の選手の一人。ここに来られなくて残念だ。オリンピックでぼくが憶えているのは、1994年リレハンメルでのフォスベリのペナルティショットとトミー・サロがポール・カリヤを止めたことだけ」

ピーター・フォスベリ(スウェーデン)「このチームでやっと大きな大会に勝つことができたし、一緒にやって優勝できるんだということを見せることができた。これがこのチームにとって最後のチャンスだったかもしれないからね。どんな気持ちか言うのは難しいよ。あのフィンランドの選手たちとはずいぶん長いこと試合をしてきた。サク・コイブ、レーティネン、そしてテーム・セラニ、戦ってきた選手たちはすばらしいヤツら。フィンランドは大会を通じてすばらしかった。彼らが最後に負けるのを見るのはつらいけれど、誰かが勝たなくちゃいけない。そしてウチが勝てて嬉しい。トリノに来たかいがあった」

ニクラス・リドストロム(スウェーデン)「これがぼくのスティック。このスティックをもらえないかって大勢の人に訊かれたけど、自分でずっと持っていることにするよ。誰にもあげない。この金メダルはスタンリー・カップと同じくらいの価値がある。いろいろな国からの最高の選手たちが集まるオリンピックで金メダルを競うチャンスなんてそんなにあるものじゃない。決勝点は、ぼくにとって生涯最高のゴールになるかもしれない。マッツ(スンディン)がパックをぼくのほうに送ってくれて、ゴーリーのブロッカーのほうに高く打とうと思った。完璧に打てた。すべては思いどおり。パックは狙ったところに行ったよ。試合の前にみんなで話していたんだ、『時間に余裕があったら、パックを高めに打とう』って」

トマス・ホルムストロム(スウェーデン)「こんどはぼくらの番だった。最高だ。これ以上のものは望めないよ。勝つほうにいられて嬉しい」

ニクラス・クロンヴァル(スウェーデン)「スウェーデンのホッケーにとって、この優勝は大きい。何年か困難な時期を過ごしたからね、特にソルトレイクシティとワールドカップ・ホッケーの後は」

ミカエル・サミュエルソン(スウェ-デン)「ぼくらにとって、『ソルトレイクシティ問題』はもうとっくの昔に解決していた。マスコミはスウェーデンの人たちにそのことを訊いてくれないと」


::: 両チーム、ほんとうにお疲れさまでした。北米からヨーロッパに移動してきて、12日間で8試合というタフな日程を戦うのは、ほんとに大変だったと思います。そして最後に勝ったのは、トリプル・クラウンでした。

試合は1点差だけあって、緊迫したものでしたね。フィンランドもスウェーデンも、フォアチェックもバックチェックもしっかりやって運動量が多く、広いサイズのリンクを活かしたスピーディーなホッケーを展開していました。どちらも自己中な選手がいなくて、チーム・プレイに徹していたのもよかったですね。やっぱりホッケーは、チーム・スポーツなのだと思いました。

最後はニクラス・リドストロムのゴールで決着がついてしまったけど、この2チームの実力の差はほとんどなかったのではないかと思います。ただスウェーデンのほうが、フィジカルさとか気迫の面でスオミを圧倒していた感はありました。でもどちらが勝ってもおかしくない試合だったのはまちがいなく、参加12チームのトップに立つのにふさわしい2チームでした。

私はヨーロッパのホッケーが好きなので「どっちが勝ってもいいわ~」と思いつつも、やっぱりスオミが負けて残念でした。サクに、セラニに、レーティネンに、そして奮闘してきたニーッティマキに、金メダルをあげたかった。だけどスウェーデンの選手たちが試合後にソルトレイクシティのことを語っているのを読んで、スウェーデンが勝ってよかったのかな、とも思い始めています。

ソルトレイクシティ五輪の準々決勝で、スウェーデンはゴーリーのトミー・サロの信じられないようなミスが決定打となってベラルーシに敗れました。何人かのスウェーデン人にこの敗戦について話を聞く機会がありましたが、この試合の後、ホッケーの話をする人は彼らのまわりにいなかったそうです。

スウェーデンではアイスホッケーが圧倒的な人気を誇り、国民的スポーツと言ってもいいほど盛んです。「Tre Kronor」と呼ばれ愛されている代表チームが格下のベラルーシに負けたことがあまりにもショックだったらしく、国民は必死でこの試合を脳内から消し去ったのでした。

あれから4年、スウェーデンはまた五輪の舞台にやって来ました。サロは代表ゴーリーから引退し、ソルトレイクシティのときにはいなかったフォスベリが代表に名を連ね、当時とはメンバーも違いますが、トリプル・クラウンがこの大会に賭けていたことはまちがいないと思います。金メダルを取れば、ソルトレイクシティで起こったことをすべて帳消しにできる。国民たちもきっとゆるしてくれる。選手たちはそう信じていたに違いありません。自分たちにすごいプレッシャーをかけていたことが想像できます。だからこれでよかったのではないかなと思います。スウェーデン、金メダルおめでとう!

スオミの選手たちは残念だったけど、予選からシャットアウトを連発して、準決勝でも強豪ロシアに1点もゆるさなかったのは誠に立派。スオミの快進撃は大会を盛り上げてくれました。サクが言っているように、今回はスオミの番じゃなかった。そしていつか、たぶん近い将来、きっとバンクーバーで、スオミの番が来るんだと思います。決勝の相手はスロバキアだといいな。
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コメント
この記事へのコメント
祭りのあと・・・
オリンピック終わってさみしくなりました。。。あんなに毎日(といっても1週間ほどですが)日本のテレビでホッケーが見られることってオリンピックくらいしかないですもんね。
決勝では私もフィンランドを応援していたので残念でした。残念だったけど、決勝はその名にふさわしい名勝負だったと思いますし、素直にスウェーデンにおめでとうといいたいです!
詳細な情報を提供してくださったにゃおこさんもお疲れ様でした~。残りのシーズンもよろしくお願いシマス!
2006/02/28(火) 14:24 | URL | nabezo #mQop/nM.[編集]
真っ白だよ・・・・
って「あしたのジョー」じゃないですが、オリンピックの間じゅう、パソコンの前に座って更新し続けてきたので、なんだか燃え尽きた感があります。名付けてトリノ・バーンアウト!?
ほんと今回のオリンピックは面白かったです。なべぞうさんのえびえびエービッシャーくんが守るスイスが大波乱を演出して、大会を盛り上げてくれましたよね。決勝もシーソー・ゲ-ムでドキがムネムネ、いい試合でした。
なべぞうさんのBBSで話題になっていましたが、サキックはやっぱり頬の骨を骨折していたんですか!? ひえ~、すっごく痛かっただろうに、フルフェイスのマスクを付けてまで試合に出たなんてサキックってばもの静かなのに根性ありすぎ。しかしキャプテンはそこまで踏ん張ったのにチーム・カナダは7位で終わってしまったのがなんとも・・・。ヒートリーも全然ダメダメだったし、なんか悲しかったです。
さてNHLはもう再開なのですが、なべぞうさんのあばらんちーずと私のオイラーズはディビジョンのライバル! 五輪で気をよくしたえびえび君にオイラーズがシャットアウトされないよう祈るばかりです。シーズン後半もよろしくお願いしますね。
2006/02/28(火) 23:50 | URL | にゃおこ #-[編集]
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