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ソチ五輪:カーラ・マクラウドの新しい使命
2014年01月17日 (金) 19:42 | 編集



2013年1月13日、iihf.com --- カーラ・マクラウドはそれを「年中時差ボケ」と呼ぶ。

2012年の2月以来、マクラウドは日本へ10度飛んだ。日本のアイスホッケー女子代表チームが、同チーム史上最も重要な大会に備える手助けをするためだ。

来週スロバキアのポプラドで、日本女子は2014年ソチ・オリンピックの最終予選に臨む。最初の相手はノルウェーである。

カナダ代表のディフェンスマンとして2度のオリンピック金メダルに輝いたマクラウドは、いま日本代表チームのアシスタント・コーチとしてベンチ後方に立つ。カナダでの住まいはカルガリー。日本との時差はカルガリーが16時間遅れだ。

日本代表がチェコでの強化試合(2試合)に出発する直前、スカイプでマクラウドにインタビューをした。

「(時差は)大変です。この1年、ずっと本当に疲れていました。でもこの機会が大切でたまらなくもあったんです。選手たちを次のレベルに引き上げるのはとても楽しい。もう最高ですよ。言葉の壁はあるけれど、それでも素晴らしい関係を築くことができます。だから私は頑張れるんです」

日本の女子代表チームはこれまで、オリンピックには1998年の長野大会に開催国枠でしか出たことがなく、2014年ソチ五輪の最終予選には下馬評が低いチームとして臨む。世界ランキングは11位で、予選開催国のスロバキア(7位)、ノルウェー(10位)、そしてデンマーク(19位)と戦う。総当たりで各チーム3試合を戦い、最もポイント数が多いチームがソチ行きの切符を手にする。

ドイツではドイツ(ランキング8位)、カザフスタン(9位)、チェコ(12位)、そして中国(13位)がもう一つの椅子を争うことになっている。

日本アイスホッケー連盟(JIHF)は女子ホッケーの強化に多大な時間と資金をつぎ込んできた。男子代表チームの世界ランキングは22位。そのため、2014年ソチ五輪に向けては女子チームこそが強化の中心となるべきだと気づいたからだ。

JIHFは以前では考えられないようなサポートを女子チームに対して行ってきているとマクラウドは言う。

「連盟は私をカナダから呼んで、『カーラ、我々はどうすべきだと思う?』と尋ねました。毎月合宿ができたらいいのですが、と答えましたが、それには費用がかかります。でも連盟はなんとか工面しました。私たちに対して支援を惜しまず、2012年5月から毎月、(1週間の)合宿を張ることができています」

毎月、選手とコーチ陣は、システム、リンクでのスキル、ビデオを見ながらの研究、そしてチームとしてまとまることにたっぷりと時間を費やしてきた。

そういった合宿がとてつもなく大きな違いを生み出してきたことに疑いの余地はない。マクラウドが2012年2月に初めて日本へ行ったときに真っ先に気づいたのは、日本代表候補選手たちにホッケーのセンスが欠けていることだった。みんな「風のように」滑ることができ、戦うのに必要なスキルも持っていた。

「彼女たちはパックがどこへ行くのかわかっているとき、100本でも連続でパスを出すことができたと思います。なのでスキルは実は非常に高かった。スピードもあるし、パスもうまいし、シュートもかなりよかった」

しかし、パックがどこに行くのかわからない練習を選手たちにさせたとき、選手たちの弱点は明らかだった。なのでそこが最大の課題の一つとなった。マクラウドと他のコーチング・スタッフは、選手たちのホッケーIQを高めるための優れた方法を見つけ出さなければならなかった。

「システムを教えて、フォアチェックではどこへ行くか、守備ゾーンではどうプレーするか、なぜそうプレーするのかを理解させていた中で、教え方の変更は最大の変化でした。6月の合宿で、私は選手たちにビデオ研究のセッションの進行をするように言いました。教材となる映像は私たちコーチが用意しますが、それを見ながら選手たちに話をさせたのです。私からしてみれば、選手たちの前に立ってああしろこうしろと言うのは違うんじゃないかと思った。なので選手たちにホッケーというものを教えるのに違うアプローチを使ってみよう、私たちはそう考えたのです」

「いま選手たちは目的を持ってスピードを活かすホッケーをしていますよ」

そのスピードは同年9月、カナダのホッケー・ファンにお披露目された。日本代表チームがカルガリーを訪れ、強いと評判の大学の女子チームと5試合の強化試合を行ったからだ。日本選手たちはサスカチュワン大学、北アルバータ工科大学、そしてマウントロイヤル大学との試合に勝った。面白いことに、マウントロイヤル大学チームのアシスタント・コーチはマクラウドである。アルバータ大学、そしてカルガリー大学には敗れた。

いつの日か、日本の女子選手たちが北米のカレッジホッケーでプレーするのを見てみたい。マクラウドはそう願っている。ロシアやフィンランド、スウェーデンをはじめとする多くの国が、自国の選手たちを北米の大学へ送り込むことで、女子ホッケーをどんどん強くしていっているからだ。

マクラウドによれば、(日本の選手たちにとって)最大の障害は「言葉の問題」であるという。「彼女たちには英語力がないので、学校へ行けないのです。私は英語も教えていますが、選手たちには英語を勉強しなさいと励ますようにしています。そうすれば北米へ行って、カレッジでホッケーができるのだからと。もしそうなったら日本のホッケーにとって大きなことになりますから」

マクラウドはコーチとして現在いる場所にわくわくしている。現役を引退してほぼ3年。日本代表チームに自分は完璧にフィットしていると言うのだ。

「私は、プレーすることよりコーチするほうが好きなんだと思います。誰かが目標を達成したり、具体的なスキルアップを図ろうとしたり、そういったことを手助けする機会を持てますし。誰かをもっと上手くしよう、そう頑張るのです。選手はすごく自己中心的で自分のことだけ考えていればよく、達成したいと思うレベルに届くことが必要です。突きつめて言えば、私はよりグローバルなチームとしてのアプローチが好きなんです。コーチの仕事には毎日毎日興奮させられますね」[了]

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