さんくちゅありホッケー BLOG
NHL ニュースを中心としたアイスホッケー情報のブログです。 (Since 08/09/05)
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
オイラーズ、ニュージェント=ホプキンズと7年の契約延長に合意
2013年09月21日 (土) 15:36 | 編集



Edomonton Journal -- NHLエドモントン・オイラーズは9月19日、センターのライアン・ニュージェント=ホプキンズ(愛称RNH)と7年4200万ドル(約42億円)の契約延長に合意したと発表した。

19日午後の記者会見で、RNHは契約延長について訊かれ「感激だ」と目を輝かせた。2011年NHLエントリー・ドラフト全体1位指名でオイラーズに入団して2年、弱冠20歳のRNHは、今年4月の肩の故障もありNHLでまだ102試合しか戦っていない。しかしオイラーズは昨夏やはり長期契約を結んだテイラー・ホールやジョーダン・エバリーらの若手選手と同様、RNHがチーム作りに重要だと考えている。

RNHの7年契約は、3年間のエントリー・レベルの契約が終了する来シーズンからスタートする。ホールやエバリーらと同じように、トレード不可の条件はついていないという。契約最後のシーズンとなる今季のRNHの年俸は、ボーナスが付くと最高380万ドルとなる。

「ライアンとの契約延長は考えるまでもないことだった」とオイラーズのジェネラル・マネジャー(GM)、クレイグ・マクタヴィッシュ。RNHは1年目のシーズン、試合中の怪我で62試合の出場に終ったが、それさえなければコルダー・トロフィ(最優秀新人賞)はRNHが受賞していたはずだとマクタヴィッシュは言う。コルダーは82試合プレーしてRNHと同じ52ポイントでフィニッシュしたガブリエル・ランデスコーグ(コロラド・アバランチ)が受賞した。

攻撃の核となる3人の若い選手たちの契約を完了し、マクタヴィッシュにとって次の任務はディフェンスマン、ジャスティン・シュルツとの契約延長だ。シュルツは今季が2年契約の最後の年となる。

------

「(この契約は)ものすごく嬉しいこと。ぼくにとっても、家族にとっても」。RNHがそう言うのには特別な理由がある。

「Peewee」と呼ばれるジュニアのレベル(11歳〜13歳)でプレーしていた12歳から1年間、RNHはチームに所属できなかった。その頃両親が離婚、実父は病に倒れた。病院で看護助手として働く母は生活費を稼ぐのに精一杯で、息子のホッケーにかける費用をひねり出せなかったからだった。故郷ブリティッシュコロンビア州バーナビーのホッケー・アカデミーの厚意を得て、リンクでひたすら練習をする日々が続いた。

「チームに所属できなかったのは、子どもだったし本当につらかった。でもそれでもリンクには立てた。チームの練習にも試合にも出られなかったけど、結局それが一番いい方法だった」

「ピーウィーの頃に比べたら、いろんなことが変わった」とRNHは言う。600万ドルの年俸をポケットに入れ、RNHと家族にとってもうカネの問題はなくなった。そう言って間違いないだろう。


::: アイスホッケーはお金がかかるので、貧乏な家庭の子にはまず手が届かないスポーツです。カナダやアメリカでも、ホッケーをやっているのは中流家庭以上か親が他のことを犠牲にしてでも子どものホッケーに費用をつぎ込んでいる家の子ばかりでしょう。

NHLレベルだと母子家庭で育った選手は非常に少なく、かつてはマシュウ・バーナビー、現在ならジャローム・イギンラやダスティン・バフリンなど、様々な事情により母の女手一つで育てられた選手は、その家庭環境のみでメディアにクローズアップされることが多いほどです。

なのでオイラーズが2年前のエントリー・ドラフトでRNHを真っ先に指名したとき、「両親離婚、母は看護助手、父は病気で既にリタイヤ」という話を聞いて私は驚きました。よくそれでホッケーを続けてこれたなと。少なくとも、NHLのチームでトップラインを張るような選手で、ジュニア時代に旅費がなくてチームの遠征に参加できなかったというエピソードの持ち主を、私はRNH以外に知りません。

家が貧しくてチームに所属できなかったことは、人一倍ホッケーがうまかっただろう12歳のRNHにとって、どれほど惨めで悲しいことだったでしょうか。彼が年齢のわりに老成しているというか落ち着いて見えるのは、そういったバックグラウンドのせいなのかもしれない、と私は思うのです。

バーナビーは材木工場で働く兄が、そしてイギンラやバフリンは祖父母がホッケーのために経済的な援助をしましたが、RNHの場合、息子の才能を信じていた父は最後の手段として代理人に助けを求めました。RNHがプロ入りするときの契約を一任する約束で、ホッケーをする資金を出してもらったのです。病院で朝から晩まで働く母の代わりに、父は毎日クルマで片道50分の距離をリンクへ送り迎えし、息子のホッケー生活をサポートしました。

NHLerになって2年経っても、まだ少し線が細いかなという気はしますが、RNHのプレーは本当に魅力的です。特にパス出しのセンスは、フィラデルフィア・フライヤーズにいたエリック・リンドロスやボストン・ブルーインズ時代のジョー・ソーントンを彷彿とさせるものがあります。ドラ1の先輩でもあるこの2人はリーグMVPに輝きました。RNHも大きな怪我さえなければ、近い将来、きっとMVPに選ばれるであろうポテンシャルを持つ選手です。その日を楽しみに彼に注目し、応援していきたいと思います。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Powered by . / Template by sukechan.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。