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堅守ブルーインズ、ペンギンズを「スイープ」 2年ぶりのカップ決勝進出
2013年06月08日 (土) 21:51 | 編集



6月7日(金)の試合結果

ピッツバーグ0、ボストン1
(ボストン4勝=カップ決勝進出)

ボストン   001
ピッツバーグ 000 

スコア:
第3ピリオド アダム・マックエイド1(ボストン、アシスト=ブラッド・マーシャン、パトリス・ベルジュロン)


::: はー、終りました。よかった、ブルーインズが勝てて!

1ピリから互いに攻撃し合ってたわりにはなかなか点が入らず、じりじりした展開でしたが・・・、3ピリ中盤、ラインチェンジでリンクに出てきたばかりのアダム・マックエイドがブルーラインから豪快なゴール! いわゆる「トップ・シェルフ」、クロスバーぎりぎりに入る見事なシュートでした。トマーシュ・ヴォクーンはまったく動けず。

アダムは2年前にブルーインズがカップ優勝したときもフル出場していたけど、195センチの大きな体を活かしての守備型のディフェンスマンで、攻撃に参加するのはあまり見たことがなかった選手です。アダムってシュート打てたのね。って当たり前か。

1-0でブルーインズがリードし、残り2分ちょっとになってペンギンズがヴォクーンをベンチに引き上げ、6人攻撃をかけてからはもうハラハラドキドキもんの展開。シドニー・クロズビーやエフゲニー・マルキン、クリス・ルタンがパックを持つと胸がバクバクして見ていられなかった。それほど恐いペンギンズの布陣でした。

でもマルキンがパックをスカッと豪快に空振りしたりして、ペンギンズも焦っていたのかもしれない。何度も「危ない!」と思わせられるシーンはあったけれど、そのたびに長身ゴーリーのトゥーッカ・ラスクが立ちはだかり、パックを止めてくれました。そしてそのラスクより大きいファーラが、残り40秒の場面でラスクの前で這いつくばって左手でパックを払いのけたりしていた! すごいな。もうファーラも必死でした。

相手はレギュラー・シーズンでシカゴと最後までプレジデント杯を争った、カンファレンス1位のペンギンズ。クロズビーとマルキンを抑えることができれば勝つチャンスはあるだろうとは思っていたけど、まさか無傷の4連勝でシリーズが終るとは予想だにしませんでした。ペンギンズがプレーオフで1勝もできずにシリーズ敗退するのは、1979年以来のことだそうです。そのときの相手も、ボストン・ブルーインズでした。

終ってみたら、強力オフェンスのペンギンズに4試合でたったの2点しかゆるさず、第1戦と第4戦はシャットアウト。ペンギンズは今季、レギュラー・シーズンでは1試合平均3.38ゴール、プレーオフでも第1ラウンドと第2ラウンドで1試合平均4.27ゴールを記録していたのに、です。

そしてこのプレーオフで最も高いパワープレー成功率を記録していたペンギンズの15回のパワープレー・チャンスを、ブルーインズはことごとく潰しました。「ディフェンス第一」をスローガンに掲げるブルーインズの真骨頂を見せてくれたシリーズでした。

クロズビー、マルキン、ルタン、ジェームズ・ニール・・・、ペンギンズのトップ選手たちは揃ってポイントなし。特にクロズビーはアンドリュー・フェレンスに抑えられてほとんどいいところがなく、またマルキンもズデノ・ファーラ&デニス・ザイデンベルクのベテランコンビの徹底マークに合い、シリーズを通して存在感が薄かったです。

「スコアしようとしたよ。シュートを打たなきゃゴールにならないのは当たり前。点を取れなくてだんだんナーバスになってしまった。0ゴールじゃ満足できっこない」。マルキンは試合後、そう語っていました。昨季リーグMVPに選ばれた天才マルキンのこの弱音に、思うように攻撃できなかったペンギンズの苦悩が凝縮されているようです。

そしてシリーズを通して、ペンギンズは1秒たりともブルーインズをリードすることができませんでした。NHL.comによると、プレーオフで相手をリードすることなくシリーズ敗退したのは2009年のコロンバス・ブルージャケッツ以来。しかしそのときのCBJはチーム創立以来初のプレーオフ進出で8位シード、しかも相手は前年の覇者デトロイト・レッドウィングズでした。カンファレンス1位のペンギンズが、4位シードのブルーインズ相手に手も足も出なかった。「完敗」としか言いようがない敗退でした。

これでジャローム・イギンラのシーズンも終ってしまいました。ずっとカルガリでキャプテンをつとめてきたイギンラは、トレード締切ぎりぎりにペンギンズに移籍。そして締切日にヤロミール・ヤーガーもダラスからブルーインズにやって来たわけですが、実はブルーインズがプレーオフの戦力補強のために欲しかったのはイギンラで、カルガリGMジェイ・フィースターとのトレード合意にも達していました。しかしイギンラがペンギンズに行きたがったためトレードの話はなくなり、ブルーインズは仕方なく(?)ヤーガーを獲得した、という経緯があります。

マルキンやクロズビーのいるペンギンズのほうがカップに近い。そう判断したイギンラがブルーインズへのトレードを拒否し、ペンギンズを選んだわけですけど、その結果はどうなったか。ペンギンズで第3ラインに下げられたイギンラはカンファレンス決勝でも活躍することなく少し早い夏休みを迎え、ヤーガーはペンギンズでマリオ・ルミューと共にカップを獲得した1992年以来、実に21年ぶりのカップ決勝へと臨みます。

天才型の点取り屋で、NHLのポイントリーダーに何度も輝き、1999年にはリーグMVPにも選ばれたヤーガー。そのヤーガーがブルーインズに合流してからというもの、チームの守備的なプレースタイルに合わせてフォアチェックにバックチェックにと献身的なプレーを見せている---。ベテランのスター選手のそんな姿は、チームメイトたちの尊敬を集めているそうです。第3戦でペンギンズの皆様を絶望の底に突き落としたパトリス・ベルジュロンの決勝ゴールも、マルキンとの競り合いをねばっこい動きで制したヤーガーのプレーから生まれたものでした。

「ヤロミールがホッケー殿堂に入るときのハイライト映像に、このシリーズでのプレーは使われないだろうね。でも彼のプレーのおかげで勝てた」。ピッツバーグでもヤーガーとチームメイトだったフェレンスの言葉です。

そして実は、イギンラの存在そのものが、ブルーインズがペンギンズに4タテを喰らわせる大きな原動力になったのは間違いないらしいのです。今日の試合後、ミラン・ルチッチがハッキリと言っていました、イギンラがブルーインズを袖にしてペンギンズへ行ったことが「俺たちに火をつけた」と。イギンラ、選択を誤ったかもしれないね。でも人生ってそういうものよ。まだ35歳、まだまだチャンスがあるよ。来年、がんばれ!

ファイナルの相手は、シカゴがいいな。オリジナル6同士の古豪対決を見たいです。2年前の決勝でも、ブルーインズはレギュラー・シーズン優勝のカナックスを下してカップをつかみ取りました。もし相手が今季レギュラー・シーズン優勝のシカゴなら、なんだかゲンがいい気がするのです。そしてボストン対シカゴなら、私としてはどちらが勝ってもいいので、ファイナルのホッケーを純粋に楽しむことができます。LAファンには申し訳ないけど、シカゴ、待ってます!

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本日のヒーロー、アダム・マックエイドはノヴァスコシア州プリンス・エドワード島の出身。島のプロモCMにも出演してます。



「赤毛のアン」ファンなので、一度は行ってみたいです、プリンス・エドワード島。

アダムは去年の9月に胸郭出口症候群と診断され、肩から血栓を取り除く緊急手術を2回も受けました。術後は必死のリハビリを続け、ロックアウトでシーズン開幕が遅れたのも幸いし、今季の初戦をチームメイトたちと無事迎えることができたのでした。その頑張りが評価され、今季のNHLアウォードで「ビル・マスタートン・トロフィ」候補に選ばれています。
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