さんくちゅありホッケー BLOG
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ボストンとバンクーバーが激突! NHLスタンリー・カップ・プレーオフ決勝のスケジュール決まる
2011年05月31日 (火) 16:05 | 編集



NHLは27日、プレーオフのカンファレンス決勝の全日程を終了。東カンファレンス優勝のボストン・ブルーインズ(シード3位)と西カンファレンスを制したバンクーバー・カナックス(シード1位)が2010-2011年シーズンの王者を決めるスタンリー・カップ決勝で戦うことになりました。

カップ決勝のスケジュールは以下のとおりです。(時間は日本時間。カッコ内はライブ放送をするチャンネル、いずれもハイビジョン放送)

#1 6月2日(木)@バンクーバー 9:00 am(Jsports ESPN)
#2 6月5日(日)@バンクーバー 9:00 am(Jsports 2)
#3 6月7日(火)@ボストン 9:00 am(Jsports Plus)
#4 6月9日(木)@ボストン 9:00 am(Jsports Plus)
#5 6月11日(土)@バンクーバー 9:00 am(Jsports 1)
#6 6月14日(火)@ボストン 9:00 am(Jsports ESPN)
#7 6月16日(木)@バンクーバー 9:00 am(Jsports Plus)
   
(*Jスポーツでの放送スケジュールは変更になることがあるかもしれないので、必ずご自身でご確認ください。)


日本でも全試合ライブ放送があるんですねー。

今季のカップ・ファイナルは、アメリカ東海岸に位置するボストンとカナダの西海岸バンクーバーという、大陸の端と端の2都市で行われることになりました。選手たちはあの広い北米大陸を場合によっては何度も横断することになります。この2つのまちには3時間の時差もあるので、時差ボケとの戦いも待っています。

それから東部に住む視聴者に配慮してか、西海岸のバンクーバーでの試合も東部時間8時に合わせているので、バンクーバーでは夕方5時という中途半端な時間に試合開始になります。夕方7時スタートの試合に慣れている選手たちには、ちょっと気の毒ですね。

カナックスとブルーインズは今季のレギュラーシーズンで1度だけ対戦しました。ブルーインズがアウェーで3-1で勝っていますけど、これはプレーオフではほとんど関係ないと思います。

私としては、サンノゼ・シャークス対「東のシャークス」ブルーインズという図式を夢見ていたんですけど、叶わず残念。ホッケー・マスコミも9割ぐらいがカナックス勝利の予想を立てていて、ブルーインズが勝つには奇跡を起こさないと無理かも、と思ったりしています。

でも西カンファレンス決勝の第5戦でシャークスが反則を取られないプレーをしてカナックスが苦戦しているのを見て、「ちゃぐまにも勝機あり?」と感じました。なにしろ今季、5対5の状態で最も多くのゴールを決めたのはレギュラー・シーズン優勝のカナックスではなく、ブルーインズなんです。ぼるつとの最終戦のように慎重なプレーに徹してペナルティボックスには近づかず、カナックスにパワープレーを与えなければ、4勝は無理でも3勝ぐらいはできるかもしれません。

私はカップを争う2つのチームのメンバー構成にも注目しています。スウェーデン人のセディン兄弟がフォワードを引っ張り、サミ・サロ、クリスチャン・エアホフ、アレクサンダー・エドラーらヨーロッパ人がチームの中核をなすカナックスに対し、ブルーインズはキャプテンこそスロバキア人のズデノ・ファーラが務めますが、フォワードは12人いるうちチェコ出身のダヴィッド・クレイチー以外は全員カナダ人。ディフェンスもデニス・ザイデンベルク(ドイツ)、トマーシュ・カベルレ(チェコ)、そしてファーラ以外の3人はカナダ出身です。レギュラー・メンバーにはロシア人もフィンランド人もスウェーデン人もゼロ、アメリカ出身でさえゴーリーのティム・トーマスただ一人。そんな異色の布陣を敷くブルーインズがカナックスとどう戦うか、見るのがとても楽しみです。

私の予想(っていうか100%願望)は、4勝3敗でブルーインズ!・・・だけどできれば第7戦は見たくないです・・・心臓に悪すぎて。オリジナル6時代、つまり6チームでちょこちょこやっていた時代でも3回しか優勝できなかったブルーインズですけど、去年のシカゴに続いて古豪復活なるでしょうか。相手はリーグでいちばん強いチームだし、当たって砕けろの精神で、負けてもいいからいい試合を期待したいです。
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完璧な試合運びでボストンがシャットアウト勝ち 21年ぶりのスタンリー・カップ決勝へ
2011年05月31日 (火) 13:08 | 編集



5月27日(金)の試合結果

タンパベイ0、ボストン1
(ボストン4勝3敗、スタンリー・カップ決勝進出)

ボストン(AP)-- ボストン・ブルーインズが21年ぶりのスタンリー・カップ・プレーオフ決勝へ駒を進め、1972年以来39年ぶりのカップ獲得に挑む。

27日夜に行われた東カンファレンス決勝第7戦(7回戦制)で、ブルーインズはタンパベイ・ライトニングを1-0で下した。ブルーインズ先発ティム・トーマスが今プレーオフ2度目のシャットアウトを記録し、第3ピリオド7分33秒にネイサン・ホートンがこの試合唯一のゴールを決めた。

スタンリー・カップ決勝の試合は西カンファレンスを勝ち抜いたバンクーバー・カナックスの本拠地ロジャーズ・アリーナで6月1日に始まる。今季レギュラーシーズン優勝を成し遂げたカナックスは、リーグ最多得点と最少失点を誇る。

カップ決勝から遠ざかって21年。去年のプレーオフでの歴史的な敗退。61回のチャンスでたったの5点しか取れない、何のパワーもないパワープレーでの攻め。そして決勝で戦う相手は強豪。そんなことはすべて忘れて、いまブルーインズは今季最高のパフォーマンスで勝ち取った成功を味わう。

1つの反則も記録しなかった今日の戦いぶりで、ブルーインズは昨季プレーオフでの敗戦の記憶を、観客に忘れさせることができた。フィラデルフィア・フライヤーズ相手に3勝0敗から3連敗し、第7戦では3-0からの逆転負けを喫した、あの伝説のシリーズである。

ブルーインズ主将のズデノ・ファーラは言う。「シーズンが始まったときから、やり残したことがあると自分たちにはわかっていた。プレーオフの間ずっと、チームのみんなは貪欲だった」

今プレーオフでもブルーインズは、第1ラウンドでモントリオール・カナディアンズに、そしてカンファレンス決勝でライトニングに、シリーズ対戦成績3勝2敗から並ばれて第7戦を戦っている。しかしカナディアンズは延長戦の末4-3で破った。決勝ゴールを決めたのは、NHL入りしてから5年をフロリダ・パンサーズで過ごし、プレーオフで戦うのは今季が初めてのネイサン・ホートンだった。ホートンはこのプレーオフで8ゴールを挙げている。

「ホートンはビッグ・ゲームで活躍できる選手のようにプレーしている」とブルーインズのクロード・ジュリアン監督。ゴールネットを守る37歳のティム・トーマスも、シーズンを通して同様のプレーを見せている。

臀部の故障で昨季のプレーオフをまるまる棒に振ったトーマスだが、今季はGAA(1試合平均の失点)とセーブ率でリーグ1位。最優秀ゴーリーに選ばれた2008-09年のシーズンをもしのぐ、自己最高の数字を残した。

「トーマスはもうピークを過ぎた選手、そう思う人は多かったと思う。でも自分ではそれは間違いだとわかっていた。夏にトレーニングをたくさん積んだし、信じられないような成績も残せた。ぼくは恵まれている」(トーマス)

トーマスは24セーブで自己3回目のプレーオフでのシャットアウトを記録。ライトニングの守護神ドウェイン・ロロソンも37セーブをあげる健闘を見せたが、ホートンによる試合唯一のゴールの前に沈んだ。

ゴールはアンドリュー・フェレンスがライトニングの守備の穴を見つけセンターライン手前からダヴィッド・クレイチーにパスを送ったことから始まる。パックを受けたクレイチーにライトニング選手の視線が集中する中、ゾーンの右側へ回り込んだホートン。クレイチーが出したロロソンの前を横切るパスをホートンがドンピシャのタイミングで合わせ、パックはゴールネットに吸い込まれていった。貴重なゴールをあげ「いまどんなに嬉しいかうまく説明できない」とホートンは喜んだ。





ライトニングのギイ・ブーシェ監督は「あのパックをロロソンがセーブできる可能性はなかったと思う。今夜のロロソンは最高のプレーを見せていた」と言った。「あのゴール・シーンを見るのはつらいね。たった一つの、小さな守備のミスだった」

パックがライトニングのゾーンにあった試合残り3秒、車輪をかたどったブルーインズのロゴがあるリンク中央で、パトリス・ベルジュロンはスティックを上に掲げた。試合が終るとトーマスはゴールネットの前で両手でガッツポーズ。観客は黄色と黒のタオルをリンクに投げ込んだ。

「素晴らしい試合に参加できて最高。今まで経験した試合で一番集中していた」とベルジュロン。「試合が終わるのを待ちきれずにティミー(トーマス)に飛びついていったよ」

ライトニング主将ヴァンサン・ルキャヴァリエは力なく振り返る。「1-0になった後、相手はディフェンスを立て直して5人全員で守ってきた。そこから得点するのは難しかった。うちはショットも相手より少なかったし、リバウンドを取るのも大変だった」

今プレーオフの第1ラウンドで、ライトニングはピッツバーグ・ペンギンズをシリーズ対戦成績1勝3敗から3連勝で破っている。第7戦では先発ロロソンがペンギンズをシャットアウトし、1-0で勝った。しかしカンファレンス決勝で第6戦を制し、ブルーインズに第7戦を戦わせることになった後、ライトニングの「逆転運」には変化があったのだ。

「シーズンを通してずっと、我々は逆転してきた。逆転して逆転して、今日も逆転できると信じていた。ショックだ。本当に信じていたら、負けたのを受けとめるのは難しい」とブーシェ監督。「相手にはパックをネットに入れられる選手がいて、守れる選手がいた。明らかに、相手にはすべてがあった」

第2ピリオド序盤、ジョニー・ボイチャクのスラップショットがマルタン・サンルイのスティックに当たってわずかに逸れ、スティーヴン・スタムコスの顔面を直撃した。血を流してロッカー・ルームに引っ込んだスタムコスは、わずか5分後にフルフェイスのマスクと共にベンチに戻ってきた。

スタムコスは2008年NHLエントリー・ドラフトで全体第1位でライトニングからの指名を受けて入団。「ビッグ3」と呼ばれるトップ・ラインの一角を成し、2年目の昨季は51ゴールを記録して得点王となった。そんなリーグ有数のエリート選手が見せたド根性を、ライトニングはモチベーションとしてフルに活用することはできなかった。

2004年にチーム初のスタンリー・カップを獲得したライトニングだが、昨季まで3シーズン連続でプレーオフ行きを逃し、今季も最終ゴールにたどり着く前に姿を消す。「選手たちは最後の1滴までエネルギーを使い果たした。それがわかっているから、つらい」(ブーシェ監督)

ジュリアン監督は今プレーオフに入るまで第7戦で0勝3敗だったが、第1ラウンドのカナディアンズ戦とこのライトニング戦の第7戦に勝ったことで、2勝3敗まで記録を戻した。ブルーインズとしては、第7戦で11勝10敗とわずかに勝ち越している。

「選手たちがロッカー・ルームでにこにこと笑っている。それを見られて、ただただ嬉しいよ」とジュリアン監督もほおを緩める。「スタンリー・カップ優勝まで、あと4勝だ」

ブルーインズが最後のスタンリー・カップを獲得したのは1972年。ボビー・オーとフィル・エスポジートがポイント数でワンツー・フィニッシュを飾った年だ。最後のスタンリー・カップ決勝進出は1990年。そのときはマーク・メシエ率いるエドモントン・オイラーズに1勝しかできずに敗れている。


::: いやー、嬉しかったです。ブルーインズがシャットアウトでカップ・ファイナル行きを決めてしまうとは。ロースコアだったのでチャンスあるかも、とは思っていましたが、最後までハラハラドキドキでした。

今日の勝因はペナルティを取られなかったこと、そして「攻撃は最大の防御」とばかりにどんな位置からもばんばんショットを打ちまくったこと、そしてフェイスオフで勝って試合を優位に進めたこと、この3つだと思います。

試合後にブルーインズの誰かが言ってましたが、「ペナルティボックスには近づかない」「とにかく打つ」が彼らの今日のゲーム・プランだったそうです。「俺たちの後ろにはティミーがいる。1点でじゅうぶんだった」とも言っていました。まるでサッカーのイタリア代表が理想とする試合のようでした。

第6戦、パワープレーでやられたブルーインズはその反省を活かし、最初からすごく慎重にプレーしていたのがよくわかりました。怪しい判定が入り込む余地を作らないよう、細心の注意を払ってプレーしていたと思います。いつもあっさり点を取られてしまう立ち上がりをなんとかしのぎ、ブルーインズのペースに持ち込むことに成功しました。

フェイスオフはぼるつ43%に対してブルーインズは57%。名手パトリス・ベルジュロンは15勝8敗、第1ラインのクレイチーは14勝3敗という驚異的な勝率でした。

逆にぼるつはルキャヴァリエのフェイスオフがとことん不調で、6勝13敗だったのが響いたと思います。最後の6人攻撃でギリギリでマルタン・サンルイがオフサイドを取られ、センターラインに戻ってのフェイスオフに、ぼるつはルキャヴァリエを使ってきました。最も点を取れるのはルキャヴァリエのいるトップ・ラインだし、ぼるつには他に選択肢がなかったのでしょう。結果はベルジュロンが綺麗にフェイスオフに勝ち、ぼるつは最後の攻撃にうまく持ち込むことができませんでした。

この試合唯一の得点となったホートンのゴール、素晴らしかったです。3ピリ12分過ぎと、取った時間もちょうどエエ、でした。息のぴったり合った、ちゃぐまトップ・ラインらしいゴールでした。

試合が終わり、TDガーデンのものすごい歓声の中、みんなでひとしきり抱擁した後、トーマスがホートンのところにすごい勢いで滑っていって、「ありがとう!」と満面の笑みで話しかけていました。ホートンも笑って応えていましたー。いい絵でした。





最後の握手・・・。Versusの実況でも言われているように、二人はヴァーモント大学で4年を一緒に過ごし、二人とも生涯の伴侶にヴァーモント大で出会い、そして二人とも3人の子どもがいます。熱い抱擁をかわしながら、サンルイは泣いていました。それを見て私も涙、涙。

このシリーズが始まる前「同級生対決」に注目が集まっており、CBCもVersusも二人にインタビューをしていました。大学で初めて出会ったとき、トーマスはサンルイのあまりの小ささに「これはないな~」と思ったそうですが、サンルイのプレーを見てそんな印象は吹っ飛んだそうです。

そして2004年にチャンピオン・リングを手にしたサンルイは「ぼくはティミーにもいつかカップ優勝をしてほしいと思っている。でもそれは今年じゃない、今年はイヤだ」と真面目な顔で語っていました。仲良しだけど、勝負は別。本音中の本音だったでしょう。 「Congrats for the victory.(勝っておめでとう)」と声をかけた後、さまざまな思いが交錯して流した涙。サンルイをはじめ、ぼるつの選手たちは最後までさわやかで素晴らしかったです。





プリンス・オブ・ウェールズ・トロフィの授与式。ゲンをかついでファーラはもちろんトロフィに触れなかったけれど、ファーラが手招きすると選手たちがみんな集まってきて、トロフィを囲んで全員で記念写真。いい風景でした。ブルーインズ社長のキャム・ニーリーとアシスタントGMのドン・スウィーニーもアリーナの上から見ていますね。

でも後から来たのに回り込み、目立つファーラの隣に立ったクレイチーには笑っちゃいました。案外ちゃっかりしてるのね。そしてよく見ると授与者のビル・デイリーさんの肩に馴れ馴れしく手をまわしているマーク・レッキ。NHL副総裁とお友達ですか? ベテランの余裕ですかね。ホートンの屈託のない笑顔がいつも以上に輝いています。この中に、今日はスクラッチだったショーン・ソーントンもいてほしかったですね。

次の相手はカナックスだー。捲土重来、40年の歴史で初のカップ制覇に燃えるカナックスと、39年ぶり5回目のカップ奪取に燃えるブルーインズ。ホートンは「こんどはダン・ハムヒュースやケヴィン・ビエクサとの対決だけど、どう戦う?」と訊かれて「激しいバトルになるだろうね」と笑って答えていました。

ミラン・ルチッチはバンクーバー出身なので、カナックスが相手で嬉しそう。「ファイナルに行けるだけでも夢みたいなのに、バンクーバーだなんて。家族や友達もみんな喜んでいると思う。家族はもう全員ブルーインズのファンだけど、バンクーバーの友達もみんなブルーインズ・ファンに変えるよ! 難しいと思うけど」と笑顔でした。レッキもバンクーバー近郊のカムループス出身です。

CBCのアナリストも「そんなに長いシリーズにはならないよ、4試合か5試合でカナックスが勝つね」との予想だったし、ファイナルではちゃぐまはカナックスの引き立て役に終るかもしれないけど・・・、まあいいや! 去年のシカゴに引き続き、今年もファイナルまでマイチームを応援できるので嬉しいです。カナックス vs トーマス、今から楽しみ。

ところで、この第7戦のVersusでの視聴率ですが、全米で255万人が見たそうで、これはカンファレンス決勝の試合としては2002年のデトロイト・レッドウィングズ対コロラド・アバランチの第7戦以来の高視聴率。地味なチーム同士の地味な対決だと思ってましたが、やっぱり第7戦は特別な魅力があるんですね。




右端の人に注目! ラスク、出てくるの早っ!




「デイリーちゃん、今夜一杯どう?」とでも言ってそうなんだよねレッキ。




クレイチーのポコちゃんスマイル! この笑顔は反則だわ・・・
タンパベイが競り勝ち、東カンファレンス決勝は第7戦へ
2011年05月30日 (月) 16:27 | 編集
 


5月25日(水)の試合結果

ボストン4、タンパベイ5
(3勝3敗タイ)

逆転に次ぐ逆転のシーソー・ゲームをライトニングが制し、シリーズ対戦成績を3勝3敗とした。スタンリー・カップ決勝進出チームの決定は、27日にボストンで行われる第7戦まで持ち越しとなった。

開始わずか36秒でフェイスオフからライトニングが鮮やかに先制。第1ピリオドにミラン・ルチッチとダヴィッド・クレイチーの連続得点でブルーインズが逆転したが、第2ピリオドから第3ピリオドにかけてライトニングが3連続パワープレー・ゴールを決めて逆転し返した。

ブルーインズは第3ピリオド、6ショットで2点と効率のいい攻めを見せて1点差まで迫ったが、あと一歩及ばず。ハットトリックのダヴィッド・クレイチー、1ゴール1アシストのミラン・ルチッチ、2アシストのネイサン・ホートンの3人で構成するトップ・ラインが合わせて7ポイントと奮闘したものの勝利には結びつかなかった。

第5戦では4回のパワープレーのチャンスを活かせなかったライトニング。今日も同じ4回のチャンスを得たが3ゴール決め、雪辱を果たした。

「ビッグ3」と呼ばれるヴァンサン・ルキャヴァリエ、スティーヴン・スタムコス、マルタン・サンルイの第1ラインは第3戦から第5戦の3試合ではわずか1ゴール2アシストに抑えられていたが、今日は3人で8ポイントを計上。特に「うちは追いつめられている。のるかそるかの勝負だ」と語り、決勝点を含む2ゴールを記録したサンルイの気迫のプレーが光った。

プレーオフで相手に王手をかけられた試合に7連勝となったドウェイン・ロロソン。そのことを指摘されても「(そんな記録には)気づいてなかった。でもホッケーはチームでやるものだから、それは個人的な記録じゃない。自分がこれまでプレーしてきたチームが負けなかったということ」と冷静だった。


::: 今日の試合は一言でまとめることができます。「ぼるつのパワープレーにやられました」。ものすごーく単純明快です。

第5戦でブルーインズのペナルティキルに寄り切られてしまったぼるつは、さすがにパワープレーでの攻め方を変えてきました。パス回しにもひと工夫見られ、前の試合ではなんとか守り切っていたブルーインズのペナルティキル・チームも振り回された挙げ句ゴールをゆるしてしまっていました。もう~、お手上げ、って感じでしたね。

Yahoo!スポーツのブログ「Puck Daddy」で読んだのですが、今日の主審の1人エリック・ファーラットは不可解なほどぼるつに対して厳しいジャッジをする人で、レギュラー・シーズン最終戦の対キャロライナ・ハリケーンズ戦とプレーオフ初戦の対ピッツバーグ・ペンギンズ戦でもこの主審が笛を吹き、ぼるつには2試合で13のペナルティを与えたのに対し、相手にはわずか2だったのだとか。

試合前の記者会見で、ファーラットの偏っている(と見られても仕方がない)ジャッジについて訊かれたギイ・ブーシェ監督は「もちろん気がついている。ものすごく、すごく気にかけている」と言っていました。そんなわけのわからないジャッジで、大切なプレーオフの試合がひどいものになったらどうしよう・・・と何かイヤな予感はしていたのですが・・・。

結果としては、両チームともに5つずつ、計10分のペナルティが課せられて終了。ブルーインズがダメダメなパワープレーでの攻めに終始していたのに対し、ぼるつはそのチャンスを最大限に利用して3ゴール奪い、勝つことができたわけです。

一見、偏っていない、バランスのとれた(?)ジャッジのように思えますが、見ていて「??」な反則もいくつかありました。例えば1ピリのエリック・ブリュワーのトリッピングや2ピリのヴィクトル・ヘドマンのハイスティッキングは、スローで見てもどこが反則になるのかよくわからないようなプレーでした。

試合後の記者会見でクロード・ジュリアン監督は「ペナルティで明暗が分かれた」と少し怒っていたそうです。試合開始からブルーインズのパワープレーが3回連続だったので、まるで埋め合わせるかのようにブルーインズのペナルティが取られていた、とミラン・ルチッチも言っていました。私もこれには同意です。

でもまあ、同じだけパワープレーもらっているのに、ろくに得点できないブルーインズの攻めも大いにまずいわけで・・・。レフに怒ってるヒマあったらパワープレーの練習しようよ?という気がしないでもないです。

あまりにも点が取れなさすぎるパワープレーについては、ブルーインズも悩み、現状を打破すべくもがいてはいると思うんです。その証拠に、今日はロロソンの前に「人間タトラ山脈」ズデノ・ファーラをスクリーンとして立たせるという新戦法に打ってでました。えっ、ファーラをポイントマンとして使わないの!? にゃおこびっくり。

しかしジュリアン監督が考え抜いて編み出したこの奇策、ホッケー解説の皆様には大不評。っていうかボロクソ。「ファーラはリーグで最強のショットを持っているのに、なぜシュートを打たせない?」「スクリーンが必要なら、ルチッチを立たせればいい。ルチッチだって大柄なんだから」と、こきおろされていました。

そしてブルーインズのこのプレーオフでの戦いぶりを見ている人なら誰もが思うパワープレーでの疑問:「なぜトマーシュ・カベルレはシュートを打たないのか?」

カベルレはパワープレーでクォーターバックとしての役割を担っていて、パスを回す起点になっているのはわかるんですけど、明らかにシュートを打てるチャンスがあるときでもササッとパックをパスしてしまうので、歯がゆい思いをしているブルーインズ・ファンは多いと思います。CBCスタジオ解説のマイク・ミルベリーも「おいカベルレ、いいからパックをシュートしろ!」と叫んでいました。

そもそも、パワープレーで点が取れるディフェンスマンと期待してカベルレを獲得したはずなのに、カベルレの加入以降ブルーインズのパワープレー成功率は上がるどころか下がってるんです。「カベルレは引っ込めろ」とCBCアナリストのPJ・ストック(元ブルーインズ)も言っているくらいなのに、なぜジュリアン監督はカベルレをパワープレー・ユニットで使い続けるのか、私にもよくわかりません。カベルレが全然シュートを打たないので、相手に「どうせこいつは打ってこない」という安心感を与えてしまい、戦術上よくないとCBCの実況でも言われていました。

でもこれってもしかして・・・、カップ決勝を見据えてのジュリアン監督の極上の作戦? 「カベルレは打ってこない」とあらかじめカナックスを安心させておいて、決勝になったらカベルレが「今までの俺は仮の姿だよーん」とばかりにスラップショットをばかすか打ちまくるという・・・。いまのダメダメ・パワープレーは、イチかバチかの壮大な前振り!? まさかね。

あー、負けて残念。開始1分もたたずに点を取られる、ちゃぐまの必勝パターンだったし、その後もスローな展開で、ちゃぐまペースのホッケーだったし、今日で決めてほしかったです。でも、あと1試合見られる、嬉しい! そう無理やり思い込むことにしよう。




ぼるつ1点目はすごかった。ルキャヴァリエがフェイスオフに勝って真後ろにパックを送り、テディ・パーセルがダイレクトで叩いてゴール。練習してたんだろうなー。




(なぜ、なぜ俺がスクリーン役を・・・?)
結末はあっけなく 「不思議なゴール」でカナックスがカップ決勝へ
2011年05月28日 (土) 15:21 | 編集



5月24日(火)の試合結果

サンノゼ2、バンクーバー3(第2OT)
(バンクーバー4勝1敗、スタンリー・カップ決勝進出)

先制したのはカナックスで、第1ピリオド8分過ぎにアレックス・バロウズがゴールを決めた。第2ピリオドにパトリック・マルローのパワープレー・ゴールでシャークスが同点とし、第3ピリオド開始直後にデヴィン・セトグチの得点で逆転した。

相手にパワープレーを与えたことが原因で第4戦を落としたシャークスは、反則を取られないよう細心の注意を払いながらも打ちまくり、60分で36本のシュートをカナックス先発のロベルト・ルオンゴに浴びせて圧倒した。

しかし残り18秒、6人攻撃をかけたカナックスがライアン・ケスラーのゴールで同点に。土壇場で勝利を逃したシャークスは、意気消沈したまま延長戦を戦う羽目になった。

延長戦では両者決め手を欠き、第2延長戦へ突入。中盤の10分過ぎ、アレクサンダー・エドラーが打ったパックがボードの継ぎ目に当たって屈折し、その行方をほとんどの選手が見失ったところを、パックの近くにいたケヴィン・ビエクサが正面からゴールネットに向かって打ち込んだ。これが決勝点となり、西カンファレンス1位と2位の強豪同士の戦いに決着がついた。

「自分のキャリアでたぶん一番かっこ悪いゴールだと思う。でも一番大きなゴールだ」と喜びを爆発させたビエクサ。90分の激闘の幕切れはあっけなかったが、カナックスを17年ぶりのカップ決勝へ導くには十分な値千金の「奇妙なゴール」だった。


::: 何度見ても不思議なゴールです。





シャークスのゾーンにいた11人のうち、パックのありかに最も速く気づいたのは、たまたまブルーライン近くにいたビエクサ。あとの人は全員あっちの方向を向いていました。当然アンティ・ニエミも、パックを打ったエドラーも。ビエクサがシュートを打つ直前にパトリック・マルローが「はっ!」と気づいて追いかけたけど、時すでに遅し。

リプレー見て思ったのは、

1)第2OTまで行って結末がこれじゃ、シャークスがあまりにもかわいそう・・・(涙)
2)ビエクサ、ちゃんとシュートがゴール枠の中に入っていってよかったね
3)これがスタンリー・カップ優勝を決めるOTゴールじゃなくてよかった

以上3つでした。

シャークスは前の試合でパワープレーで思うさまやられた教訓を生かし、フィジカルな中にも慎重にプレーして、90分やって取られたペナルティはたったの1つ。しかも打ちまくってました。それはよかったんですけど、どうも決定力に欠けるというか、1ピリに1分以上もの2マンアドバンテージをもらったのに1点も取れず、それじゃ勝てないよ~、と思いました。

そして勝利を目前にしながら土壇場で追いつかれた場面。6人攻撃のカナックスのゴールネットには誰もいないわけですから、エンプティネット・ゴールを狙ってパックを打ち、それがアイシングになるのは仕方ないです。よくあることです。でもこのときのアイシングは攻められまくって苦し紛れに打ったアイシングでした。

そしてシャークス・ゾーンでのフェイスオフ。この重要なフェイスオフにジョー・ソーントンが勝てなかったのが痛かった。パックをアイシングにしたチームは直後にライン・チェンジができないので、ソーントンは疲れていたのかもしれません。フェイスオフに勝ったケスラーはいつものようにニエミの前に行ってスクリーンを作り、エドラーのシュートを屈折させました。残り14秒で・・・。もう、がっかりでした。

決勝ゴールについては、シャークスのトッド・マクレラン監督も「審判も、ニモ(ニエミの愛称)も、サンノゼの選手もバンクーバーの選手も、誰もどこにパックがあるのかわからなかった。仕方がない」と言っていました。まあ、そのとおりですね。どんなぼてぼてショットであろうと、パックがシャークスのゴール・ラインを割ってしまった、それは事実だから。

シャークスはまたカップ決勝に進めずプレーオフ敗退。あんなに強いチームだけど、カンファレンス決勝の壁を突破するのは来季への宿題となりました。シリーズの結果はカナックスの4勝1敗、でもそのうち3試合は1点差という接戦続きでした。カナックスにとっても決して楽な戦いではなかったと思います。このシリーズが来季のブレイクスルーにつながると信じつつ、シャークスにはお疲れさまと言いたいです。
勝利を引き寄せたビッグ・セーブ 逆転勝ちでボストン王手
2011年05月28日 (土) 12:12 | 編集



5月23日(月)の試合結果

タンパベイ1、ボストン3
(ボストン3勝2敗)

スーパー・セーブ、ペナルティキル、守り抜く粘り強い守備。地元のファンの前でブルーインズが「らしいホッケー」を展開し、21年ぶりのスタンリー・カップ決勝進出へ王手をかけた。

このシリーズで立ち上がりに苦しみ続けるブルーインズは開始早々2対1の突破を許し、1分9秒でシモン・ガニェに鮮やかに先制された。第1ピリオドはその後もショット数14本対4本と圧倒的に攻め込まれながらもなんとか持ちこたえる。

どこか既視感の漂う流れとなった第2ピリオド4分過ぎ、ミラン・ルチッチからの高速パスをネイサン・ホートンがダイレクトに叩いて同点に。そして15分56秒には混雑の中でパックを拾ったパトリス・ベルジュロンがドウェイン・ロロソンの目の前を横切るパスを出し、詰めていたブラッド・マーシャンが合わせてブルーインズが逆転した。

第3ピリオドもショット数で相手を下回ったブルーインズだったが、6人攻撃をかけたライトニングの無人のゴールにリッチ・ペバリーが3点目を入れてダメ押しをした。

第4戦で3点リードしながら第2ピリオドに突如崩れて逆転負けの原因を作ったティム・トーマスは、安定した守りを見せて33セーブを記録。第3ピリオド9分過ぎには、スティーブ・ダウニーが大きく空いたゴールネットに押し込もうとしたパックを鋭い反応でスティック・セーブし、同点とされるのを防いだ。





このプレーをベンチで見ていたブラッド・マーシャンは「絶対に入ったと思った」と言う。「ああいう形のは普通、すごくイージーなゴールになる」とマーシャンも認めるライトニングの大チャンスは、2年前にリーグ最優秀ゴーリーに選ばれ、今季もその候補となっている守護神トーマスによって阻まれた。

ディフェンスマンのアダム・マックエイドが「あのセーブで勝てた。あれこそが僕らがゴールテンダーに求めるもの。ティミーのおかげで勝った試合だよ」と言うように、1点差を埋めようと懸命に攻め続けたライトニングの希望を打ち砕く、トーマス渾身のスーパー・セーブだった。

ライトニングは第4戦でドウェイン・ロロソンと交代し無失点だったマイク・スミスを先発させた。ラッキー・ボーイ的な効果を期待しての奇策だったのかもしれない。スミスはそつなくプレーしたが、ブルーインズの速い攻撃に反応しきれず2ゴールを献上した。第5戦はプレーオフの王手をかけられた試合では無敗を誇るロロソンが先発に戻るものと予想される。


::: ロースコアのタイトな試合には不思議な強さを発揮するブルーインズが、鮮やかな逆転勝利でカップ・ファイナルまであと1勝としました。

また開始69秒でターンオーバーから2on1になり、あっさりシモン・ガニェがゴールしたときは、「またー!? もういい加減にして!」と思いましたが、第2戦は逆転で勝ったし、ほのかな期待もしていたのです。

しかしその期待をぶち壊す、第1ピリオドでのブルーインズのプレーぶり。まったくショットを打てず、パワープレーでも攻められず、パックをさくさくクリアされて終了。見ていてマジでイライラしました。最後3分ぐらい、ちょっぴり反撃タイムがありましたが、20分やってショッツ・オン・ゴールは4本。4本って!

2ピリは両者互角な戦いでしたが、速い攻めで2ゴールあげてブルーインズが逆転。1点目のホートンのショット、すごかったです。





ダヴィッド・クレイチーがフェイスオフに勝ち、ルチッチがパスを送り、それをホートンがダイレクトでスラッパー! 豪快なショットで胸がスカッとしました。ホートンはこの試合、アホなペナルティばかりもらってチームに迷惑をかけていましたけど、この1点で埋め合わせ。実況解説の人には「ペナルティボックスで考える時間がたっぷりあったのでしょう」と皮肉られていました。

2点目のマーシャンも1ピリにペナルティは取られるわ、ギブアウェーを連発するわで、「頼むから引っ込んでてくれー」なプレーぶりでしたが、ゴール決めてこちらも埋め合わせしました。それにしてもこの2点、Versusのスタジオ解説のJRことジェレミー・ローニックがゴールにつながったルチッチのパスとベルジュロンのパスを「ああいうのは教えられてできるものではない」と絶賛していましたけど、本当に素晴らしいプレーでした。

そしてその後のトーマスのビッグ・セーブ。ブルーインズ選手たちも打ったダウニーも「入った」と思ったんじゃないのかな。記者会見でトーマスはこのセーブについて「必死だったから。ちょっと運もよかったかな」とあっけらかんと笑っていましたけど、あれが入っていたら同点で、試合はずっとぼるつ優勢で最初から最後まで打たれまくっていたブルーインズだったので、たぶん負けていたんじゃないかと思います。今日はトーマスで勝った試合でした。

試合終了後、ぼるつ選手たちがロッカールームに引き上げた後も、ダウニーだけが一人ベンチに残って、トーマスが守っていたゴールネットをずっと見つめていました。何を考えていたのでしょうね。

で、ブルーインズが勝った最大の要因はもちろんトーマスの「セーブ・オブ・ジ・イヤー」なスーパー・プレーですけど、4回あったぼるつのパワープレーのチャンスをすべて潰したペナルティキルもよかったです。特にダニエル・パイエ、クリス・ケリー、リッチ・ペバリーの守りはVersus実況解説のエディ・オルチックに「すばらしい」と絶賛されていました。

特に1ピリ中盤、アンドリュー・フェレンスのクロス・チェッキングによるぼるつパワープレーのときは、ブルーインズはパックをクリアできなくて選手交代がならず、1分50秒も休みなく守りっぱなし! このときもしゴールをゆるしていたら、2-0でぼるつリードになっていたので、へろへろになりながらも守り抜いたこの1分50秒はブルーインズにとって本当に大きかったです。

試合終了後、3スターに選ばれたトーマス、ホートン、マーシャンが記者陣の質問攻めにあっているとき、ロッカー・ルームではペナルティキルで奮闘したスペシャル・チームのメンバーがチームメイトたちから「よくやった!」「お前らががんばったおかげで勝てた!」と盛大にお祝いされていたそうです。

フェレンスは「ふだんスポットライトが当たらない選手たちが、がんばった成果をチームの仲間から認めてもらうのは重要なこと。言われたほうは心に響くものだし、すごく意味がある。ペナルティキル・チームはそれだけのことをやったんだ。チームのためにね」と話していました。

そして第4ラインのフォワードでペナルティキルのメンバーでもあるグレゴリー・キャンベルも、こう言っていました。「スペシャル・チームの面子でいつも互いに励まし合っている。ぼくらの役割はメディアに書かれなくても、チームに貢献している限りロッカー・ルームでチームメイトから認めてもらえる。今ではペナルティキルはブルーインズのホッケーの中で大きな役割を占めるようになったようだし、シリーズの残りもそうなりそうだ。だから今はペナルティキルに集中してがんばっているよ」

ええ話や。ずば抜けたスター選手がいない分、ちゃぐまってチームワークが良くてまとまっている気がします。ネットを守るトーマスや、点を取るホートンやクレイチーやベルジュロンはもちろん賞賛されるけれど、縁の下の力持ちのようなペナルティキル・チームもきちんと認めてもらえているんですね。ええチームや~。

それにしてもちゃぐまよ、1点リードは冷や冷やながらも守りきれるのに、3点リードは簡単にひっくり返されちゃうって、どういうこと? 第4戦に勝っていれば、今日でカップ・ファイナル進出が決まっていたのに。もったいないことしましたよ、ほんと。




「まあ~、ちょっとラッキーだったかな~」
苦労人なだけに、いつも謙虚なティム・トーマス。




この帽子、こんどTDガーデンに行くことがあったら絶対買ってこよう。




「モントリオール、フィリー。少なくとも彼らは冗談をあしらうことができる。」

TDガーデン名物の、相手チームを揶揄する「熊の呟きポスター」にタンパベイ・ライトニングはクレームをつけ、ブルーインズは呟きポスターを撤去しました。それを皮肉る自作のポスターを持つちゃぐまファン。エスプリが効いてます。
がんばれ、我らがBOLTS! ライトニング・ファンが人文字大作戦
2011年05月27日 (金) 16:11 | 編集
5月22日朝、タンパベイ・ライトニングの皆様はボストンでカンファレンス決勝第5戦を戦うため、タンパを出発しました。ぼるつファンはタンパ空港の駐車場に集まり、あの稲光のロゴを人文字(?)で作って愛するマイチームを応援する気持ちを表したそうです。





この人文字大作戦は「facebook」でも告知され、ロゴを作るのにじゅうぶんな数のファンが集まりました。もちろん、いわゆる「インセンティブ」というか、ご褒美がありまして、参加者全員にバッグがプレゼントされ、ラッキーな人のバッグの中にはプレーオフ第6戦のペア・チケットやパックなどが入っていたそうです。

「飛行機の窓から見える稲光ロゴを作って、俺たちの選手を励まそう!」というスローガンのもと行われたこのイベントですけど、スティーブ・アイザマンGMや選手たちの目に、このロゴはどう映ったでしょうか。

プレーオフならではの「スペシャル感」があって、いいですね、こういうの。高校野球の応援でPL学園が作る人文字を楽しく見ていた私には、ぐっとくるものがあります。二番煎じと言われてもいいから、ブルーインズもこういうのボストン・ローガン空港でやらないかな。




花火がしゅるしゅると上がっていくものとか、「打て」「チャンス」「V2」とか、いろいろなバージョンがありましたよね。
シャークス、魔の1分55秒 カナックスがカップ決勝へ王手
2011年05月26日 (木) 14:46 | 編集



5月22日(日)の試合結果

バンクーバー4、サンノゼ2
(バンクーバー3勝1敗)

両者無得点で迎えた第2ピリオド、3回続いた2マンアドバンテージを有効に使い、カナックスが1分55秒の間に3点奪取。第3ピリオドにも1ゴール追加し、ほぼ試合をものにした。シャークスは第3ピリオドだけで実に17本のショットを打つ猛攻を見せたが、2ゴールにとどまり敗れた。

3ゴール決めた第2ピリオドでカナックスがゴール枠内に打ったショットはわずか4本。試合全体でもたったの13本しかない。対するシャークスは35本だったが、第2ピリオドに続けて取られた反則が勝負の分かれ目となった。

カナックス主将ヘンリク・セディンは全ゴールに絡む4アシストを記録。強力なパワープレー・チームを組む弟ダニエル・セディン3アシスト、サミ・サロ2ゴール1アシスト。今季レギュラー・シーズンの試合では2マンアドバンテージでたった1ゴールしか記録していないチームとは思えない、カナックスの見事な攻めだった。

「パスも不調、パスを受け取るのも不調、タイミングも不調。リズムがなかった」と敗因を分析したシャークスのトッド・マクレラン監督。チームを立て直すことができず次の試合で負けると、カナックスが1994年以来17年ぶりのスタンリー・カップ決勝へ進むことになる。


::: 日本では朝4時からの試合だったので、2ピリの途中から見ました。見始めた途端、シャークスが短い時間でペナルティを連発してカナックスの2マンアドバンテージ。相手を叩きのめす好機を決して逃さないカナックスは、あっと言う間にゴールを重ねて勝負を決めてしまいました。

たった13本のショットで4ゴールだったカナックスに対して、シャークスは3倍ぐらいのショットを打ったけど負け。1ピリに4回もパワープレーのチャンスがあったのに1点も奪えなかったのが痛かったです。逆にカナックスは2ピリだけでパワープレーで3点も取りました。

それにしてもサミ・サロの連続ゴールの原因となったペナルティが、ベンチ・ペナルティ(too many men on the ice)と試合の遅延行為(puck over the glass)だったとは。パックをうっかり外に出してしまったダグラス・マリーは眠れない夜を過ごしたんじゃないのかな。レギュラー・シーズンで優勝するような強いチーム相手だと、一つ、二つの小さなミスが命取りになる・・・。勝てる試合を落としたシャークスは、背水の陣で第5戦に臨みます。
3点ビハインドから大逆転 タンパベイ、シリーズを振り出しに戻す
2011年05月25日 (水) 22:57 | 編集



5月21日(土)の試合結果

ボストン3、タンパベイ5
(2勝2敗タイ)

試合開始11分47秒から6分の間にブルーインズが3連続ゴール。いずれも立ち上がりでばたつくライトニングのミスに乗じたもので、特にパトリス・ベルジュロンの2ゴールは相手のギブアウェーからそのまま得点した。ライトニング先発のドウェイン・ロロソンは3失点でマイク・スミスと交代した。

3点ビハインドのライトニングだが第2ピリオド、見違えるような動きで反撃を開始。6分過ぎにティム・トーマスのまずいパック・ハンドリングを見逃さずテディ・パーセルがゴール。その約1分後に再びパーセルがゴールを決めると、このところなりをひそめていたショーン・バーゲンハイムがゴール裏での攻防に勝ちまわりこんでシュート。わずか4分間に3得点の固め打ちで試合を振り出しに戻した。

同点となってからはライトニングのペースとなった。そして6分54秒にミラン・ルチッチのギブアウェーからすかさずシモン・ガニェが勝越し弾。最後はマルタン・サンルイのエンプティネット・ゴールでライトニングがダメ押しをした。

42分強プレーしたスミスは21セーブで無失点。定評のあるパックハンドリングを駆使する積極的なプレーで味方を助けた。「考える時間なんてなかった。とにかくリンクへ出ていって、仲間を落ち着かせ、勢いを取り戻そうと。うまくいってよかったよ」

昨季のプレーオフでの「歴史的逆転負け」で、ブルーインズはフライヤーズに3勝0敗から3連敗し、第7戦では3点リードを守れず延長戦で敗れている。決勝ゴールを決めたのは、奇しくも当時フライヤーズにいたガニェだった。

「もう昔のことだし、自分は違うチームでいまプレーしていて、ブルーインズも前とは違うチーム。状況が違うよ」とガニェはそっけないが、3点リードでも勝利が危ういブルーインズの脆さを、去年の対フライヤーズとのシリーズでの崩壊ぶりと重ね合わせたファンも多かったのではないか。

ブルーインズにとって、多すぎるリードは油断のもとになるのかもしれない。「(第2ピリオドは)戦うのをやめてしまった。こっちは受け身になり相手はスピードを使ってきた。3点取っても試合は終わりじゃなかったんだよ。残念だ。もっとうまくやれたのに」。パトリス・ベルジュロンの敗戦後の弁である。


::: この試合はアメリカ4大ネットワークの一つであるNBCで生中継されました。まだカップ・ファイナルの試合ではないのでゴールデン・タイムの放送ではなく、試合開始は午後1時30分。日本時間では深夜2時30分スタートでした。

眠い目をこすりながら見始めた試合。やったね、いきなり3連続ゴールだ! この試合、もらったあああああ! 眠気は吹き飛び、目はランラン。しかし3-0でもどこか安心できない。なんといってもブルーインズにはあの「前科」があるから・・・。それがちゃぐまクオリティ。

そして不安は現実のものとなったのです。すべてはゴールネット裏でのトーマスのミスから始まりました。とにかくいったん崩れると、あっという間にガタガタになるのがブルーインズというチームです。その崩壊のスピードの速いこと。押せ押せになるぼるつ、勢いをまったく取り戻せないちゃぐま。結果は5連続失点での敗戦という、思い出したくない惨めなものでした。

お葬式のように静かだったのに、盛り上がりまくるアイスパレスのお客さんたちを見ながら私は「情けない・・・」と呟いていました。こんな試合見るために、夜中に起きたの、私? ブルーインズのゴールが入ったときの歓声から考えて、ちゃぐまファンもけっこうアイスパレスに行っていたみたいです。プレーオフの高価なチケットに大枚はたいて、アリーナでこんな試合を見る羽目になったファンにはまことにお気の毒でした。

第2戦でもそうでしたけど、ブルーインズって大量リードだと油断するというか、勝ちを意識する余り緊張してしまうのでうまくいかないんだと思います。むしろ第3戦のようにロースコアでタイトな試合のほうが、ブルーインズらしい守備のホッケーができるというか・・・。

今日の試合についてパトリス・ベルジュロンは「試合はまだ終わってなかった」と言っていたし、ブラッド・マーシャンも「リードすると少し受け身にまわってしまう。試合が終わった気になるっていうか。今日の僕らはそうだった」と反省してました。とにかく、ブルーインズはメンタル弱すぎ。前の試合で同じ相手をシャットアウトしたチームとは思えませんでした。

フィリーとのシリーズに4連勝で勝ったとき、「去年から学んだ」と何度も何度も誇らしげに言っていたミラン・ルチッチ。今日の試合で、パーセルの1点とガニェの逆転ゴールはルチッチのギブアウェーから生まれたものでした。それなのに試合後にルチッチは「相手を褒めないとね、諦めなかったから」と穏やかな表情で語っていた・・・。ダメだこりゃ。ルチッチ、次の試合で埋め合わせしてよね!

でもルチッチの言うことは正しく、ぼるつはこのプレーオフ、3ピリでなんと19ゴールもいれてるんです。もちろんNHL1位。今日の試合後にギイ・ブーシェ監督が「逆転できると思っていた」と言っていたのは、決してハッタリじゃなかったんですよね。

それにしても情けない。1点リードは守りきれるのに、3点リードはひっくり返されちゃうなんて。あるNFLファンが私に「ほんの一つのパスで試合の流れががらりと変わる。それがフットボールの面白いところ」と言っていましたが、ホッケーもそういうスポーツなんだと、今日改めて思ったのでした。それにしてもぼるつは強かった。そしてちゃぐまは弱かったです。




こんなにけなげなちびっこファンも見ていたというのに・・・。あーあ。
サンノゼ、後半のバンクーバーの猛追かわし辛勝
2011年05月23日 (月) 22:24 | 編集



5月20日(金)の試合結果

バンクーバー3、サンノゼ4
(バンクーバー2勝1敗)

第1ピリオドに3ゴール、そして第3ピリオドに1ゴールあげたシャークスが第3ピリオドのカナックスの猛追をかわしてなんとか逃げ切り、シリーズ1勝目。シャークスがカンファレンス決勝のホームの試合に勝ったのはチーム史上初めて。カンファレンス決勝での連敗記録も8で止まった。

第2ラウンドから不調だったパトリック・マルローがパワープレー・ゴールを含む2ゴール1アシストと活躍。マルローとトップ・ラインを組む主将ジョー・ソーントンも3アシストとチームに貢献した。カナックスのロベルト・ルオンゴは34セーブと健闘したが、勝利には一歩及ばなかった。

第1ピリオドの3連続得点でシャークスが楽に勝つかと思われたが、第2ピリオドの後半にペナルティを連発して相手に数的優位を与える苦しい展開。第3ピリオドにはジェイミー・マッギンのアーロン・ロームへのボーディングによる5分間のペナルティで2失点し、1点差まで追い上げられた。しかしカナックスにとってはこの日10個目となるケヴィン・ビエクサのペナルティが響き、反撃はそこまでだった。


::: シャークスがやっと1つ勝つことができました。それにしてもペナルティが多い試合で、「いつも誰かがボックスに」状態。2ピリにペナルティ取られたアンドリュー・デジャルダンが、2分経過でボックスから飛び出した直後にまたフッキング取られてボックスへUターン、なんてことも。デジャルダンも「えー!?」って顔してました。

それに1つのメジャー・ペナルティで2つのゴールが決まるのも、私は初めて見ました。カナックスのあの畳みかける決定力というか、勢いを自分たちのものにして続けて得点できる攻撃力というのは、「強いチームとはこういうもの」なんていう一言では片付けられない不思議な凄みがあります。なんでああも簡単に続けてゴールを生み出すことができるのか・・・。

今日はアンティ・ニエミがよく耐えて守っていたと思います。スコアのわずか1点差は、ニエミが奮闘した分の1点でしょう。シャークスは重要なシーンでフェイスオフにほとんど勝てず、要改善だと思います。今日はカナックスが立ち上がりの調子が悪く自滅モードだったおかげでなんとか勝てた、そんなふうに見えました。

「腰抜けプレー」とジェレミー・ローニックに喝を入れられていたパトリック・マルローは今日2ゴール。だんだんエンジンかかってきました。出色だったのは、シャークス3点目となったブレイクアウェーからのゴールでしょう。





テイクアウェーからのこのスピード、このテクニック、この切れ味。「これ、これが見たかった!」とパソコンのモニターの前で大興奮してしまいました。今日の試合に華を添える、すごくマルローらしいプレーでした。あとは試合中のあまりの目立たなさに実況からも「透明人間」扱いされているダニー・ヒートリーが奮起してくれるのを待つだけ。頼むよヒートリー。
タンパベイを零封 持ち味の守備的ホッケーでボストン2連勝
2011年05月22日 (日) 21:29 | 編集



5月19日(木)の試合結果

ボストン2、タンパベイ0
(ボストン2勝1敗)

計11点を取り合った第2戦とは正反対のロースコアな試合を、ブルーインズが持ち味のディフェンシブなホッケーで制した。ティム・トーマスがライトニングの31本のシュートをすべて止め、今プレーオフ初のシャットアウトを記録。クロード・ジュリアン監督は「プレーオフの試合はレギュラー・シーズンよりも速くてエネルギッシュで得点の機会が少ない。ブルーインズらしいホッケーだった」と喜んだ。

試合開始1分9秒でダヴィッド・クレイチーがミラン・ルチッチからのパスを鮮やかにネットに入れてブルーインズが先制。その後は両者ともにチャンスは作るものの決め手を欠き、1-0のまま一進一退の攻防が続いた。第3ピリオド8分過ぎにアンドリュー・フェレンスがドゥエイン・ロロソンの股間を抜くゴールを決め、2-0とした。

フィラデルフィア・フライヤーズとの第4戦でクロード・ジルーのヒットを受け軽い脳震盪となり、2試合を欠場したパトリス・ベルジュロンがこの試合から復帰。ブランクを感じさせない動きでフェイスオフでも18勝10敗とチームの勝利に貢献した。

ライトニングは第3ピリオド、ブルーインズより10本も多いショットを放ち圧倒した。しかしズデノ・ファーラらブルーインズの守備陣にチャンスを阻まれ、得点はならなかった。「相手はディフェンスがよかったし、トーマスは要所要所でいいセーブをした」とスティーヴン・スタムコスは試合後に語った。


::: この試合からパトリス・ベルジュロンが戻ってきましたー! それがとても嬉しいです。好調の新人タイラー・セガンはそのままラインナップに残ってクリス・ケリー&マイケル・ライダーとラインを組み、代わりに第4ラインからショーン・ソーントンが外れました。

試合は始まってすぐにクレイチーの美しいゴールが決まり、ブルーインズが幸先のいいスタート。でもその後は3ピリ8分過ぎまで点が入らないタイトな展開でした。1ピリ途中、ぼるつのギイ・ブーシェ監督がインタビューされていたのですが、「前の試合ではうちが先制して相手が逆転勝ち。今日はうちの番だよ!」とニッコリ。その不気味なニッコリ笑顔に「な、何か秘策が・・・?」と一抹の不安を抱いてしまったのでした。

1ピリの終盤、クレイチーがパックを持って上がっていこうとしたところ、マルクアンドレ・ベルジュロンがベンチから出てきてすぐにヒット。不意をつかれ、顔にヒットを受けたクレイチーは、倒れてよろよろに・・・。




このヒットでベルジュロンがなんと「エルボーイング」の反則をとられ、メドゥーサ、いえ、ブーシェ監督激怒! 当たり前です、スローで見てもベルジュロンの肘は肩より全然下で、クリーン・ヒット、正当なボディ・チェック以外の何物でもなかったから。ベルジュロンも憮然としていました。

こんなわけのわからないペナルティでもらったパワープレーでブルーインズに点が入ったらイヤだなあと思ったけど、ぼるつのペナルティキルがよく何事もなく終了(!?)。よかったです。あんなきちんとしたヒットでペナルティを取られたら、命を削って一所懸命プレーしている選手たちがかわいそう。審判にはちゃんと見ていてほしいです。

ヒットで顔を思い切り打ったクレイチーのその後が気になりましたが、2ピリもリンクに出てプレーしていたので安心しました。

ところでこの試合、クレイチーのフェイスオフは13勝5敗。第2戦でのクレイチーのフェイスオフが全然ダメだったので、ジュリアン監督はクレイチーを呼び、「お前はトップ・ラインのセンターなんだよ。お前ががんばってフェイスオフに勝たないと、ラインの他の選手たちはパックをゲットするために追わなくちゃいけない。そこを理解するべきだよ」と諭したそうなんです。その効果は絶大だったみたいですね。

3ピリにフェレンスのゴールで2-0となり、残り2分で定石どおり、ぼるつがロロソンを引き上げて6人攻撃。これは見ていて本当に怖かった。2分あれば、ぼるつは2点ぐらい入れちゃうんじゃないかと。でもなんとかしのぎ、残り20秒ぐらいでクレイチーにエンプティネット・ゴールのチャンスがあったのに、余裕かましてパックを動かしていたら、後ろから忍び寄ってきたスティーブ・ダウニーにさっさとパックを取られてしまったのには笑ってしまいました。

いつ逆転されるかとビクビクしながら見ていたけど、まさかまさかのシャットアウト勝ち。前2試合で10点も取られたとは思えない、最初から最後まで堅い守備のホッケーをしていたブルーインズでした。特に、重要なセーブをいくつもしたトーマスのすごさと、ぼるつの強力なパワープレー・ユニットに1点もゆるさなかったペナルティキルの良さが光りました。ブルーインズはこのプレーオフ、アウェーで強く、これで5勝1敗。

勝利者インタビューはベルジュロン。「今朝、プレーできると思った。誰も俺を止められなかった」と言っていました。プレーできて嬉しかったでしょうね。フェイスオフはチームでいちばんうまいし、ペナルティキルでは大活躍だし、ロロソンの目の前でブリュワーの足の下を通すパスを見せてくれたり、本当に頼れる男です。最後まで元気にプレーしていました。

なんと2連勝です、ちゃぐま! 次もがんばれー!

ところで、この勝利でやや浮かれ気味のボストンの地元紙に、こんなことを書いている記者がいました。

「ブルーインズは、カップを掲げるまであと6勝に迫った。そう書くのは気が早いだろうか。」

早いです。お願いですから、そういうこと書くのはやめて~。またちゃぐまの選手たちが勝ちを意識して緊張して、実力を発揮できなくなるではないですか。縁起でもない、マジでやめて~。

それにしてもヴィクトル・ヘドマンはでかいです。公称198センチですけど、大男揃いのリンクであれだけ「でかっ!」と思うんだから、まだ身長伸びてるんじゃないのかな。お父さんがバーベキューで焼くスペアリブやポークをたくさん食べて、あんなに大きく成長したらしい(お父さん語る)。「北欧の巨人」ヘドマン対「タトラの巨人」ファーラ、「巨人対決」も見逃せません。




2009年NHLエントリー・ドラフトでジョン・タヴァレス(NYアイランダーズ)に続く全体第2位。まだ20歳。




「くそぅ、今日は熊にやられたぜ・・・ギリギリッ」
こうして見ると、けっこうイケメンかも。
バンクーバー2連勝 3ピリに4連続得点
2011年05月21日 (土) 11:24 | 編集



5月18日(水)の試合結果

サンノゼ3、バンクーバー7
(バンクーバー2勝)

試合開始2分28秒、ローガン・クチュールのゴールでシャークスが先制したが、中盤わずか39秒の間にダニエル・セディンとラフィ・トーレスが続けて得点しカナックスが逆転。しかしその3分後にパトリック・マルローのパワープレー・ゴールでシャークスが同点とした。

2-2で迎えた第2ピリオド中盤に、ケヴィン・ビエクサの豪快なショットでカナックスが勝越し。イライラを募らせたシャークスが第3ピリオドにペナルティを連発し、それに乗じたカナックスがパワープレー・ゴールを2つ決め、さらに2点追加して一気にシャークスを突き放した。

カナックスのディフェンスマン、ケヴィン・ビエクサはゴール、アシスト、そしてファイトのすべてを記録して「ゴーディ・ハウ・ハットトリック」達成。「(ハットトリックについて)最初に教えてくれたのはアレックス・バロウズだったかな。よかったよ。でも重要なのはチームが勝ったこと。だから嬉しい」とビエクサは頬をゆるませた。

交代させてもらえなかったアンティ・ニエミは38ショットで7失点。シャークスは第1戦とほぼ似た形で自滅し、最近6試合で5敗目を喫した。実に53分間のペナルティを記録した自チームについてトッド・マクレラン監督は「我々は冷静さを失ってしまった」と憮然とした表情。「しかしホームで負けるまでは本当に困ったことにはならないと、ある人にかつて言われたことがある。我々はまだホームで負けていないし、その予定もない」と本拠地サンノゼでの巻き返しを誓っていた。


::: 先に点を入れたのはシャークス。でもそんな記憶もきれいさっぱり消し去ってしまうほどの、3ピリのカナックスのノリノリぶりでした。今日ロジャーズ・アリーナで試合を見ていたカナックス・ファンには、最高の夜となったことでしょう。

そしてビエクサ、ゴーディ・ハウ・ハットトリック(笑)。ビエクサに闘いを挑み、あっさり負けていたパトリック・マルローは、とんだ引き立て役になってしまいました。そもそもビエクサは喧嘩が強いはずだし、マルローはここ5年ファイトはしていなかったらしいので、最初から勝ち目のない挑戦だったのかも。

この試合について、あと一言だけ言うとするなら、ベン・イーガー、お前はいったい何がしたいんだ。たった11分のアイスタイムでやることといえば、しょーもないペナルティをゲットすることだけ。プレー11分でペナルティは20分って、本末転倒もいいところでしょうが。最後に初ゴール決めていたけど焼け石に水で、何の助けにもなりませんでした。

イーガーは去年はシカゴでプレーしていて、(いろんな意味で)巨人のクリス・プロンガーとパックをめぐるバトルでがんばってて、頼れる男だと思っていたのに。がっかり。

結局はシャークスの自滅でした。次はシャークタンク。サンノゼのファンの前でこんな試合はゆるされないでしょう。次は勝ってね。

ところで、イーガーがペナルティ・ボックスに入っているとき、こんなことがありました。





カナックス・ファンも体張ってんのね。あのつまらないパフォーマンスを飽きもせずやり続けるグリーンメンよりは、よっぽどインパクトあるかもね。綺麗な女性を見慣れているはずの現役NHLerイーガーが、「見てはいけないものを見てしまった!」とばかりにすぐ目をそらしているのが、ちょっと笑えます。

この映像、ディレイ放送を実施しているVersusでは映りませんでしたが、CBCではばっちり電波に乗り、カナダ全土のお茶の間に届きました。ヘンリク・セディンのジャージを着ている女性の顔はテレビでは切れていますが、後で「Puck Daddy」に載っていた画像を見ると、かなり可愛い若い女の人でした。NHLはグリーンメンのパフォーマンスに規制をかけたように、「ペナルティ・ボックスのそばで胸を露出しないように」という新たなお達しを出すかも。出さないか。
新鋭セガンが2ゴール2アシスト ボストン勝利でシリーズをタイに戻す
2011年05月20日 (金) 20:08 | 編集



5月17日(火)の試合結果

タンパベイ5、ボストン6
(1勝1敗タイ)

試合開始わずか13秒で先制されたブルーインズだが、第2ピリオドに一挙5ゴールを奪って逆転しドゥエイン・ロロソンをノックアウト。第3ピリオドのライトニングの猛攻をしのいで1点差で逃げ切った。

プレーオフ2試合目のタイラー・セガンが2ゴール2アシスト、そしてセガンとラインを組むマイケル・ライダーも2ゴール2アシストと、ブルーインズのオフェンスが爆発。しかしクロード・ジュリアン監督は「ゴールは欲しかったが点のゆるし方がいただけない」と結果にまったく満足していなかった。

ライトニングの連勝は8でストップ。ティム・トーマスの堅守を崩し切れずの敗退だが、「もし勝てていたとしても、こんな内容の試合じゃ嬉しくないよ」とギイ・ブーシェ監督が言うほど、ライトニングは守備、フィジカルさ、スピード、様々な面でブルーインズに圧倒されていた。


::: 開始13秒でアダム・ホールに得点されちゃったときはどうなることかと思いました。ぼるつのペナルティキルが優秀なため2マン・アドバンテージでも点が取れなくて、今日もダメなのかと頭を抱えたそのとき、パワープレー終了間際でやっとネイサン・ホートンがゴール。ミラン・ルチッチがちゃんとスクリーン作っていました。

その後は順調にブルーインズがぼるつを圧倒して打ちまくり、パワープレーでもないのにパワープレーのようにパスを回し合って攻撃していたのを見て、「うーん、今日は勝てるんじゃないかな・・・?」とちょっと期待が持てた1ピリでした。

そしたらブルーインズ、2ピリにオフェンス大爆発で、一気に5ゴール。ルーキーのタイラー・セガンはなんとパワープレーでも使われていて、2ゴール2アシストです。





1点目はブルーインズのゾーンでパックを受け取り、リンクのど真ん中をひたすらロロソンに向かって疾走。セガンのスピードにヴィクトル・ヘドマンとランディ・ジョーンズもついていけず、そのままシュート、ゴール!

そして2点目はターンオーバーからの2対1で、ネイサン・ホートンからパスをもらってシュート、ゴール! あのスピードからきちんとパスを出すホートンもすごいけど、セガンの新人離れした決定力もすごいです。

でもゴール決めた後、ボード際で舌をちょこっと出し「テヘッ、決まっちゃった」とばかりに照れくさそうにホートンを待つセガンが初々しくて可愛い。ダヴィッド・クレイチー同様、ドヤ顔もなしです。そしてベンチに戻ると、テンションMAXでゼーハー言いながら後ろにいるスタッフさんにずーっと話しかけていたのもまた新人っぽかったです。

2ピリ、ぼるつはカウンター・アタックに活路を見出したのか、やや長いパスからの速攻で3つもブレイクアウェーの見せ場がありました。でもティム・トーマスが落ち着いて防いで、ゴールにはなりませんでした。

3ピリはスティーヴン・スタムコスの、針の穴を通すような素晴らしく正確なショットなどもあり、ぼるつが1点差まで追いつめ、見ていてハラハラしどおし。トーマスのおかげでなんとかちゃぐまが持ちこたえられ、ぼるつの連勝を止めることができて、ほっ。今日もし6点も取って負けて、ぼるつの連勝が伸びていたら、このシリーズの負けは決定だったと思うので、勝てて本当によかったです。

ボストンの地元紙によると、これまでの貧弱なパワープレーから脱却しようと、ちゃぐまは練習時間のほとんどをパワープレーでの攻めに費やして、今日の試合に備えていたらしいです。結果は5回やって2回成功。悪くないですね。

そのパワープレーでバカスカ、まさにバカスカとポイントからシュートを打ちまくっていたデニス・ザイデンベルク。なんと31分もアイスタイムがあったらしいです。60分のうち約半分! トップ・ディフェンスマンのズデノ・ファーラでさえ26分なのに。

記者会見で「そんなにザイデンベルクを信頼している理由は?」と訊かれたジュリアン監督は、「彼は守りの堅いディフェンスマンだから」と答えていましたけど、いくらなんでも使いすぎでは。疲れてないかな、デニス。ボストンでは「期待外れにもほどがある」とファンをがっかりさせているらしいトマーシュ・カベルレがパワープレーでもいまいち点を取れないから、デニスが頑張るしかないのでしょうか。

新人セガンは1ピリと2ピリ合わせてアイスタイムがたったの8分28秒しかなかったそうなのですが、それでも2ゴール2アシスト。ライダーも2ゴール1アシストで、この2人が同じラインでプレーしたのがうまくいったみたいです。セガンはフェイスオフもやって2回とも勝ってました。

レギュラー・シーズンでは74試合に出場して11ゴール11アシストに終わったセガンですが、プレーオフ2試合でこの活躍。プレーオフを楽しんでいるようです。第1ラウンドでも第2ラウンドでも出場機会がなくてガッカリしていたところに、ショーン・ソーントンが「おい坊主。俺たちはカップ決勝まで行く。それまでには必ず出番があるから、がんばれ」と励ましてくれたそうです。それがすごくありがたかったと、セガンは記者会見で言っていました。




本日の英雄セガン、試合終了後ちびっこファンにスティックをプレゼント。

3ピリに2連続得点で逆転 バンクーバー まず1勝 
2011年05月17日 (火) 23:17 | 編集



5月15日(日)の試合結果

サンノゼ2、バンクーバー3
(バンクーバー1勝)

カナックスが勝負強さを発揮した。第1ピリオド残り1分13秒にロベルト・ルオンゴのミスからジョー・ソーントンのゴールをゆるす好ましくないスタート。しかし第2ピリオドに入ってすぐマキシム・ラピエールが押し込んで同点とした。

シャークスはパトリック・マルローの技ありゴールでまたリードしたが、第3ピリオド中盤、ケヴィン・ビエクサの速いコンビネーション・プレーからの同点弾でカナックスが一気に流れをつかみ、その1分19秒後にヘンリク・セディンがパワープレー・ゴールを決めて逆転した。

ルオンゴは序盤こそ不安定だったが徐々に調子を上げ27セーブ。アンティ・ニエミはいくつも好セーブを見せ35セーブを記録したが奮闘は実らなかった。シャークスは最近4試合のうち3試合で第3ピリオドで逆転をゆるし敗れている。


::: まずはカナックス1勝。ルオンゴのチョンボもあり試合の前半はちょっと元気がないカナックスでしたけど、速攻からバロウズ→ビエクサの豪快なゴールが決まると一気に勢いづき、たたみかけるように勝越しゴール。カナックスぐらい強いチームになると、相手にダメージを与えるチャンスを逃さないですね。最後まで押せ押せムードで、シャークスの反撃をゆるしませんでした。

カナックスは「ツイン・タワーズ」の一人ヘンリクにパワープレー・ゴールが出て、これで波に乗ってくれればなーと願っているでしょう。シャークスとしては、ケスラーを徹底的にマークして封じ込める作戦はそこそこ成功したと言えること、そしてヘンリクに最後に得点されるまではペナルティキルが絶好調で、カナックスにほとんど攻撃させなかったことが、次につながると思います。

それにしてもシャークスのフォワードってホンット豪華で、他チームのファンとしては羨ましいことこの上ないです。ジョー・パヴェルスキが第3ラインにいるってどういうこと? トリー・ミッチェルらのチェッキング・ラインも豊富な運動量でリンクを動き回って、ちゃんと仕事をするし。

ところで、ヘンリクが決勝点を決めたとき、ペナルティボックスにいたのはダニー・ヒートリーでした。ラフィ・トーレスにエルボーイングをかましたとして反則を取られたのですが、ボックスへ向かう途中、ヒートリーは激しく審判に抗議していました。そりゃそうだ、だってスローを見ると、トーレスにぶつかったときにヒートリーの肩は少し当たっていたかもしれませんが、ヒジはほとんど当たっていなかったからです。タイミングよく頭をのけぞらせたトーレスの演技に、審判は騙されたのでした。

NHLはレギュラー・シーズンの間もそういう「embellishing(粉飾した)」プレーには厳しく対処する姿勢を見せており、「殴られてもいないのに頭を大げさにのけぞらせるのは許されない。ダイビングとして逆に反則を取るので覚悟するように」と各チームに通達しているそうです。実際、この試合でもカナックスのラピエールが試合終了間際にダイビングの反則を取られました。

私が見た限りですけど、ダグラス・マリーが反則を取られたハイ・スティッキングのときも、スティックはケスラーの顔に当たっていなかったのに、ケスラーはすごく痛がるふりをしてました。限りなくシロに近いのにクロと判定されてしまった、そんな印象です。

TSNによると、レギュラー・シーズンで最もダイビングの反則を取られたのはカナックスで、ケスラーは1回、ラピエールは4回もパクられてます。ラピエールみたいな常習犯は審判にも目をつけられてるだろうから、そう簡単にはもう騙せないとは思いますが、ダイビングをする選手って、「そんな大げさに痛がったり転んだり・・・、サッカーの選手じゃないんだからさ~」と見ていて興ざめしてしまうんですよね。正々堂々とプレーしてほしいし、審判もちゃんと見ていてほしいと思った、第1戦でした。
一気に3連続ゴール タンパベイ、鮮やか白星発進
2011年05月17日 (火) 14:28 | 編集



5月14日(土)の試合結果

タンパベイ5、ボストン2
(タンパベイ1勝)

ライトニングが第1ピリオド11分15秒からわずか1分25秒の間に3連続ゴール。第3ピリオドにもエンプティネット・ゴールを含む2得点で余裕の白星スタートを切った。19秒間で2ゴール、また85秒間で3ゴールはチーム新記録。

ブルーインズはパトリス・ベルジュロンに代わって先発メンバーに入った新鋭タイラー・セガンが1ゴール1アシストと一人気を吐いた。4度のパワープレーではそれなりに攻めたが、31セーブを記録したドウェイン・ロロソンの好守もあり2ゴールにとどまった。

決勝点となったテディ・パーセルのゴールは、ブルーインズ守備陣のミスにつけ込んだもの。のろまなプレーでパーセルにパックを渡し、失点をゆるしたトマーシュ・カベルレは「パックがスケートのブレードに当たった。ミスは忘れて、次の試合に備える」と淡々と話した。


::: ブルーインズ、いきなりホームで負けましたー。がっくし。

負けるのは仕方ない。できれば勝ってほしいけど。でも、負け方がよくなかったのがすごく残念だし悲しい。なんというか・・・、間抜けというかしょぼいというか。





1点目は仕方ない。いまNHLプレーオフで誰よりもノリにノッてるショーン「またお前か!」バーゲンハイムだし。

2点目も、まあ仕方ない。ブレット・クラークの突破をやすやすとゆるすへぼいディフェンスには「???」だけど。トーマスだし、できればセーブしてほしかったけど。クラークはデトロイト・レッドウィングズのパヴェル・ダツックにインスパイアされたのだな、きっと。

でも3点目、何ですかあれは。あれがNHLerのプレーですか。デニス・ザイデンベルクとカベルレには猛省してほしい。特にカベルレ~、冗談はつながった眉毛だけにしてくれ。あれで、ちゃぐま選手たちもちゃぐまファンも、みんながっくりきてしまったと思う。は~・・・。

しかしまあ、動画見るとよくわかりますね、ぼるつのフォアチェックが早くて的確で、いかに効果的かということが。基本に忠実なホッケーって素晴らしい。バーゲンハイムも「これがうちのやり方さフフン」などと言っていたようです。

ダメダメな試合の中で、無理やり希望の光を見いだすとすれば、ルーキーのタイラー・セガンが一人きびきびとプレーしてゴールも決めたことかな。NHLキャリアで初のプレーオフの試合、初ショットで初ゴール。ただ者じゃないわねセガン。背番号はジョー・ソーントンが付けていた19番。シーズン中も幼稚園やら小学校やらへ一人で出かけていき、ちびっこファンへのサービスにも余念がないルーキーの鑑!

次に、ゴールには結びつかなかったけど、4回あったパワープレーでけっこうバカスカとシュートを打って、いちおう攻撃の形を作れていたこと。ただ、ズデノ・ファーラにパックを集めすぎな気もするし、カベルレだってリーフスにいたときからパワープレーのスペシャリストでいいショット持っているのだから、遠慮しないでどんどん打っていけばいいのに。

そしてマルタン・サンルイ、ヴァンサン・ルキャヴァリエ、スティーヴン・スタムコスの稲妻ファースト・ラインの3人を抑え込み、サンルイの1アシストにとどめたこと。スタムコスなんてまったく目立たず、ヒットされてよろけているのを見て初めて「あ、いたの?」と思ったくらいです。でもこの3人が目立った活躍ができなくても勝てるところに、ぼるつの強さがあるんでしょう。去年のシカゴ・ブラックホークスのようです。

ところで、ブルーインズの試合ぶりを見ていて、気になったことが2つ。

1)なんでスクリーン作らない? CBCの実況だったか、Versusのスタジオ解説だったか、どちらかでも指摘されてましたけど、ブルーインズってロロソンの前にスクリーン作らないんですよね。攻撃中でも、ネイサン・ホートンはロロソンのすぐ横にいてパックの行方を見てるだけ。パックの軌道が全部丸見えなんだから、そりゃロロソンは簡単にセーブできるよ~。

2)なんでセガン使わない? この日、正面突破から素晴らしいゴールを決めた新人セガンは、9分ちょっとのアイスタイムにとどまりました。パワープレーやペナルティキルで使われないのは仕方ないとしても、5対5のときにはもっとプレーのチャンスを与えてもいいと思ったんですけど。ジョニー・ボイチャックの2点目もセガンのアシストだし。

これもCBCかVersusで言われていたことですが、クロード・ジュリアン監督って、ルーキーをあまり信用していないというか、ベテランを重用する傾向があるんだそうです。

第2ラインのセンターで、偉大なるペナルティキラーであるパトリス・ベルジュロンが戻ってきたら、センターの誰かがラインナップを外れなくちゃならない。それはたぶんセガンになるんでしょうけど、あえてリッチ・ペバリーを外してセガンは試合に出し続けるとか、そういう冒険もしてほしいな~・・・なんて思ったりもします。でもレギュラー・シーズンじゃなくてプレーオフだから、難しいかもしれないですね。

次は絶対勝たないとまずいです。ぼるつの連勝をここで止めておかないと、ずるずる行ってしまいそうで。次は勝ってくれー、ちゃぐまー!

ところで、ぼるつのギイ・ブーシェ監督なんですけど・・・




きょ、きょわい・・・。
ちゃぐまは、まず監督の迫力で負けているのかもしれない・・・。




似てる・・・!
がんばれブルーインズ! 「ちゃぐま応援フォト」トリロジー
2011年05月16日 (月) 23:59 | 編集
ボストン・ブルーインズがNHLスタンリー・カップ・プレーオフ東カンファレンス決勝に進みました。

最後にカップ優勝したのはもう39年も前。ここ4、5年はそこそこ強く、ディビジョン優勝もできるぐらいなのにプレーオフでは毎度毎度つまづいてばかり。ついに「東のシャークス」という異名も頂戴するようになってしまいました。

そんなちゃぐまだけど、「今年こそ!」という願いをこめて、作ってみました「Bマーク弁当」。



ご飯の上に、海苔と卵焼きでロゴマークを再現。




ちゃぐまマスコットのブレイドくんと一緒に。こんどは「やぶにらみブレイドくん弁当」作ってみようかな。

お弁当はこの夜、おいしくいただきました~。




我が家のねこもブルーインズ命。「GO, B'S!」

ぬいぐるみの胸に書いてあるのは、フリート・センターでブレイドくんにもらった直筆のサインです。たまたま試合を見に行った日に、世界のキヤノンの協賛で「ブレイドくんと写真を撮ろう!」というイベントもやっていたので、一緒にツーショット写真も撮影してもらいましたー。いい思い出です。

[追記]
1枚目のお弁当と3枚目のねこを「The Boston Globe」の「Show off your Bruins pride」のコーナーに投稿したところ、ちゃんと掲載になりましたー! 去年のシカゴ応援フォトに引き続いての、我が家のねこの快挙(?)です。嬉しい~。
西カンファレンス決勝展望(『Puck Daddy』編):カナックス vs シャークス 知っておきたい10のこと
2011年05月16日 (月) 23:08 | 編集



レギュラー・シーズンの対戦成績は、カナックスが3勝1敗とシャークスを圧倒している。得点もカナックス16点に対しシャークスは10点。3月10日の最後の顔合わせではシュートアウトの末カナックスが5-4で勝利を飾ったが、そのうち3ゴールは第3ピリオドの17分47秒から19分39秒の間に決まったものである。


1. 「結果を出せない」二つのチーム

最近10シーズンでカナックスがプレーオフに進出したのは今年で8回目。しかしカンファレンス決勝に進んだのは1994年以来初めて。シャークスは過去13シーズンのうち12シーズンでプレーオフに進み、カンファレンス決勝でも3度戦ったが、カップ決勝にはまだ1度もたどり着いていない。

このプレーオフでは、両チームともに3勝0敗のリードから追いつかれるという経験をした。カナックスもシャークスも、プレーオフでは毎年毎年実力を発揮できないチームとして知られている。

そしてどちらのチームも、そのレッテルを返上するか、それともまた同じ失敗を繰り返すかが、あと4勝できるかどうかにかかっているのを知っている。シャークスのダン・ボイルはこう言う。「そのことを話すのはもううんざりだし疲れるんだよね。とにかく勝たなきゃいけない。これまでのプレーオフの成績についての質問を、どっちのチームにも訊くことになるんだろ、そうに決まってる」

2. スターの座へようこそ、ライアン・ケスラー

自己最多の41ゴールを記録。セルキ・トロフィ最有力候補。カナックスの守備の負担をマニー・マルホトラと分け合ったことを差し引いても、ケスラーにとって今年のレギュラー・シーズンは素晴らしいものだった。しかしこのプレーオフでのケスラーのパフォーマンスは飛び抜けており、これまでとは異なる。

シカゴ・ブラックホークスとのシリーズでは、ゴールを決めることではなくジョナサン・テーヴズを第7戦まで封じ込めることに情熱を燃やした。ナッシュビル・プレデターズ相手の6試合でカナックスは14ゴールをあげたが、ケスラーは守備にも気を配りながら11ポイントを記録している。そしてNHLでプレーし始めた頃のように、煽り屋の名手としての顔も頻繁に見せた。

3. スウェーデン語で「プレーオフのがっかり」は何と言うのだろう?

ヘンリク・セディンは1ゴール8アシストをあげているが、たまにぽつ、ぽつとポイントを稼いでいるだけ。ダニエル・セディンは10ポイント(6ゴール4アシスト)だが、そのうち6ポイントは対シカゴの最初の4試合で記録したものだ。プラスマイナスは、二人合わせてマイナス16。

シャークスとのシリーズでは、双子は攻撃ゾーンでもっと存在感を示さないといけないし、得点のプレッシャーをケスラーのラインから取り除かねばならない。そしてヘンリクの場合は、パワープレーでもっと貢献しなければならないだろう。これまで13試合でヘンリクは、パワープレー・ゴールを3つしか決めていない。

4. 「プレーオフ応援歌」バトル

まずはウィズ・カリファ部門から「Blue and Green」・・・




それに対するは、「Black and Teal」




続いてラジオ部門から「Mack The Shark」




対抗して「Making Love To The 2011 Vancouver Canucks」




この応援歌の動画がバトルの勝者を決めるのに役立たないとしたら、他のどんなものも役に立ちはしないだろう。

5. ジョー・ソーントンにコン・スマイスの可能性

ライアン・クロウの総ポイント数が上昇している。しかしシャークス・ファンは言う、チームでコン・スマイス・トロフィ(プレーオフMVP)に最も近いのはジャンボ・ジョーだと。

議論の余地はあるかもしれないが、このプレーオフはソーントンにとってこれまでで最高のものになっている。たとえ得点面でチームに貢献できないときでも、シャークスの攻撃でソーントンがパックを持つと危険であり、バックチェックとフェイスオフの両方でソーントンは守備的に重要な働きをしている。

しかし攻撃では、ソーントンはいくつかの重要なシーンを演出した。ロサンゼルス・キングズ相手にシリーズ勝利を決めるゴールをあげ、第3戦ではデヴィン・セトグチの延長戦決勝ゴールのお膳立てをした。デトロイト・レッドウィングズとのシリーズではセトグチのハットトリックのアシストをし、第7戦の第1ピリオド、セトグチによる重要な先制のパワープレー・ゴールのアシストをしたのもソーントンだった。

ケスラーとソーントンの戦いはシリーズの行方を決定づけることになるかもしれない。もしくは・・・

6. ルオンゴ対ニエミ

ロベルト・ルオンゴ(GAA 2.25、セーブ率 .917)は第1ラウンドでシカゴの攻撃陣に痛めつけられた。7試合のうち2試合で途中交代させられ、1試合では先発をコウリー・シュナイダーに譲った。しかしなんとか生き残った。シカゴのとの第7戦ではそつなくプレーし、その自信でナッシュビル・プレデターズとのシリーズに臨んだ。ルオンゴはシリーズ6試合のうち5試合で相手ゴールを2ゴール以下にとどめ、第1戦では完封を記録した。

アンッティ・ニエミ(GAA 3.01、セーブ率 .906)も第1ラウンドでは苦戦したが、第2ラウンドでは落ち着いてプレーできた。昨季シカゴをカップ優勝に導いたときとまったく同じことを、今季もニエミはやっている。つまり、チームのカップ制覇の可能性を高めるための、ゴールネットでの思いがけないパフォーマンスである。ケスラーはNHL.comに「ニエミはもっと認められてもいいと思う。いいゴーリーだよ。ペッカ・リンネのときと同じようにウチはプレーしないといけない」と語った。

このプレーオフでは、ニエミもルオンゴも、がっかりさせるプレーと見事なプレーの両方を見せてきた。どちらがシリーズを制することができるか。

7. シャークスのパワープレーはかなり重要

デトロイト・レッドウィングズに敗れた3試合で、シャークスのパワープレーは氷のように冷えきり、ウィングズの巻き返しをゆるす原因となった。第7戦ではパワープレーがうまくいき、シャークスは1点差で勝利をものにした。

シャークスはこれまで13試合やって、パワープレー・ゴールを記録した試合では6勝0敗。記録しなかった場合の成績は2勝5敗である。カナックスのペナルティキル成功率は86%(50回で7ゴール献上)。他のどんな僅差のシリーズでも、パワープレー・ゴールは流れを変える可能性がある。

8. 脇役たち

ソーントン、パトリック『おい、こら、ガッツ』マルロー、ダニー・ヒートリー、そしてダン・ボイルはシャークスの中で最も注目される選手たちである。カナックスの場合、それはケスラーであり、セディン兄弟であり、ルオンゴである。しかし両チームにとって、勝利の行方を決定づけるのは脇役の選手たちだ。

ライアン・クロウは13ポイントでチームをリード。上半身の故障から復帰したレッドウィングズとの第7戦では好プレーを見せた。「ルーキー」のローガン・クチュールはウィングズとの第7戦で得点し、ポイント数をチーム2位の12へ伸ばした。デヴィン・セトグチは不思議な点取り屋だが、このプレーオフでは重要なゴールをいくつか決めている(計6ゴール)。ジョー・パヴェルスキも5ゴールあげており、シャークスで最もチャンスに強いフォワードの一人である。

カナックスには、シカゴとの第7戦でシリーズ制覇を決めるゴールを叩き込み、人生最高の試合にしたアレックス・バロウズがいる。バロウズは現在8ポイントを数えるが、カナックスのスコアリングはメイソン・レイモンド(5ポイント)、クリス・ヒギンズ(4ポイント)、そしてラフィ・トーレス(2ポイント)といった選手たちによって積み重ねられている。いずれも、きちんとプレーはしているけれど、スコア表にはあまり出てこなかった選手たちである。ミカエル・サミュエルソンは早く回復する必要がある。

9. カイル・ウェルウッドとかつての仲間たち

カナックスはプレデターズとのシリーズで、かつて同じ釜の飯を食べたシェイン・オブライエンと顔を合わせた。そして今度はもう一人の昔の仲間がカンファレンス決勝のためにバンクーバーへやって来る。カナックスで2年を過ごし、強い印象を残したカイル・ウェルウッドである。(アラン・ヴィニョー監督は、『印象は時として強すぎた』と主張するだろう)

ウェルウッドはカナックスに恨みを抱いているのだろうか。いや、そうではない。なぜならウェルウッドはサンノゼの地元紙「マーキュリー・ニュース」に、自分が去ったことは、チームづくりの方針を転換するよ、というカナックスからのシグナルだった--- そう語ったからだ。新しくカナックスに加わったのは、スケーティングがものすごく速く、パックをシュートできて、フィジカルな選手ばかりで、チームが欲しいタイプにぴったり合っている、と。

カナックスのプレーオフを勝ち抜ける能力に疑問を呈したウェルウッドを、カナックスは恨んでいるのだろうか。ケヴィン・ビエクサは元チームメイトを「卑怯者」と呼び、「あいつがいたとき、うちは負けるんじゃないかってビクビクしていた。当時、あいつはリーグで一番小さい第3ラインのセンターだった」と言った。ビエクサはかなり面白い。

10. 最後に、シャークス・ファン vs バンクーバー・ファン

どちらのチームのホーム・アリーナもかなり騒々しく、ホームのチームには有利に働く。そしてどちらにも素晴らしいブログがある。カナックスにはバンクーバー・サン紙の「Pass It To Bulis(それを(ヤン)ブリスにパスしろ)」があり、シャークスには「Fear The Fin(ひれを恐れろ)」がある。

だが本当は、最終的には、何が西カンファレンス決勝の行方を決定づけるのか。お笑いだ、もちろん! 勝つのは大人気のグリーン・メンか、それとも、



この天才だろうか(頼む、頼むからまた試合に戻ってきてくれ)。

そしてシャークスのファンは、シャチを口にくわえたサメをリンクに投げ入れる方法を見つけるだろうか。
東カンファレンス決勝展望(『Puck Daddy』編):ブルーインズ vs ライトニング 知っておきたい10のこと
2011年05月16日 (月) 15:06 | 編集



10. ドゥエイン・ロロソンとティム・トーマスの裏話

ミシガン州出身のトーマスは、マサチューセッツ大学ローウェル校(UMass-Lowell)かミシガン工科大学のどちらに進むかで迷っていた。決断を下さなければならなかったとき、トーマスは当時UMass-Lowellの正ゴーリーだったロロソンが同大学で4年目もプレーすることになったのを知る。それはもしトーマスがUMass-Lowellに進んだ場合、1年目はゴーリーとしてプレーできず、留年してもう一度1年生をやり直すことを意味する。

UMass-Lowellに行くのは諦め、ミシガン工科大へ入学の手続きを取ろうとしていたトーマスは、ヴァーモント大学(UVM)から勧誘を受けた。中西部を出てニューイングランドへ行ってみたかったトーマスはUVMへ進み、長年の友人となるマルタン・サンルイに出会う。二人は4年間一緒にプレーし、サンルイは主将として、トーマスは正ゴーリーとして当時カレッジホッケー界最強だったカタマウンツを支えた。

9. 円熟味を増したヴィニー

ヴァンサン・ルキャヴァリエが昔のようにプレーしているのを見るのが、どれほど楽しいことか。プレーオフのポイント・レースでは12ポイントで3位タイ。これまでのところ、ルキャヴァリエは2試合を除くすべての試合でポイントを記録しチームに貢献している。

8. ショーン・バーゲンハイムの活躍

このプレーオフが始まる前、バーゲンハイムをよく知る人は少なかっただろう。しかし今ではバーゲンハイムは注目の的である。このプレーオフで大活躍している無名選手の一人バーゲンハイムは、対ペンギンズとのシリーズで最初の3試合は沈黙した。しかしライトニングの最近9試合のうち7試合でゴールをあげ、プレーオフのゴールスコアリング・リーダー争いのトップに立っている。バーゲンハイムの活躍は、スティーヴン・スタムコスが復調しサンルイとルキャヴァリエが引っ張るライトニングの攻撃陣にとって嬉しい驚きとなっている。

7. ライトニングのペナルティキル vs ブルーインズのパワープレー

現在残っている4チームのうち、最も高いペナルティキル成功率(94.4%)を誇るチームと最も低いパワープレー成功率(5.4%)にあえぐチームが顔を合わせたらどうなるか。試合を見てみないとわからないが、パワープレーのスランプを少しずつ抜け出し始めているように見えるブルーインズにとって、パトリス・ベルジュロンの存在がなつかしく思い出されることだろう。ブルーインズはこのプレーオフ、最初の30回のパワープレーで無得点に終った後、7回のチャンスで2つのゴールをあげている。

6. ギイ・ブーシェ対クロード・ジュリアン

顔に傷を持ち心理作戦を展開するブーシェがジェームズ・ボンドの映画の悪役だとするなら、ジュリアンは映画「レザボア・ドッグズ」のジョー・キャボット? 見た目が瓜二つという理由のみだが。

5. ジャック・エドワーズの出番はなし

カンファレンス決勝の試合、それはローカル・テレビ局による中継がもうないことを意味し、もうジャックの出る幕はないことを意味する。ボストンのスポーツ・チャンネルNESNでブルーインズの実況を一手に引き受けるジャックを好む人も嫌う人もいるが、彼ほど独り言のうまいアナウンサーはいない。

(管理人註:ジャック・エドワーズはもともとESPNのNHL実況アナウンサーで、2000年にペンギンズとプレデターズが日本で開幕戦を行ったとき、さいたまスーパーアリーナで実況を担当したのもこの人。かつての古館伊知郎のプロレスの実況を思わせる、自作のキャッチフレーズを多用する感情豊かな実況で知られる。ニューハンプシャー出身ということもあり、モントリオール・カナディアンズの本拠地ベル・センターのファンを目の敵にしていることで有名。)

4. ホッケー>バズ・ライトイヤー

ライトニングのホーム・アリーナ、セントピート・タイムズ・フォーラムでは当初、5月18日から22日までの5日間「トイ・ストーリー3/ディズニー・オン・アイス・ショー」が催される予定だった。しかしライトニングのカンファレンス決勝進出に伴い、第3戦と第4戦を同アリーナで行うため、19日から21日までの5回のショーが中止になった。

3. エリック・ブリュワー

セントルイス・ブルーズ主将だったブリュワーは2月18日にライトニングにトレードとなり、二流レベルのブルーラインにすぐに身を落ち着けた。ブリュワーのリーダーシップのおかげでチームのペナルティキルはパワーアップ。相手のトップ選手を封じ込める、頼れる男となった。このプレーオフでブリュワーはショット・ブロック数(43)、ヒット数(32)、そして滞氷時間(26分09秒)でチーム1位。滞氷時間の2位はヴィクトル・ヘドマンの21分58秒だ。ブリュワー獲得後のライトニングの成績が22勝6敗5分だったのも驚きではない。

2. パトリス・ベルジュロンの不在

ベルジュロンはフィラデルフィア・フライヤーズとの第4戦でキャリア3度目の脳震盪となり、以来欠場中。ライトニングとのシリーズ後半でベルジュロンが戦列復帰するという見方もある。「軽い脳震盪」のうちに入るかもしれないが、現在の脳震盪に関する知識とベルジュロンが過去2度脳震盪を患っているという事実から、「軽い脳震盪」というよりももっと重く受け止められる必要がある。

ブルーインズはNHLの定めに従い、ベルジュロンは今のところいかなる激しい運動もしていないが、ライトニングとの第1戦の朝、TDガーデンでスケーティングをした。それはブルーインズにとって象徴的な出来事になるだろうか。ベルジュロンに代わって第2ラインに押し上げられたクリス・ケリーと、新たにラインナップに加わったタイラー・セガンは、ベルジュロンの抜けた穴をちゃんと埋めることができるのだろうか。

1. 予想:4勝2敗でブルーインズ

両チームともプレーオフ第2ラウンドを4勝0敗で突破し、1週間以上たっぷり休んだため、カンファレンス決勝に疲れたまま臨むという心配はない。ブルーインズが勝つカギは、ペナルティを取られずに5対5の形で相手と戦うこと。このプレーオフ、ブルーインズはその状況で31ゴールもあげている。ライトニングのスペシャル・チームは強力で、全ゴール数のうち3割がパワープレーで稼いだものだ。非常にタイトなシリーズになりそうだが、ペナルティに気をつければ、ブルーインズは勝ち方を見つけることができるだろう。
NHLスタンリー・カップ・プレーオフ カンファレンス決勝の組み合わせ&スケジュール
2011年05月15日 (日) 01:24 | 編集



NHLは12日、プレーオフ第2ラウンド(カンファレンス準決勝)の全日程を終了し、カンファレンス決勝に進出する4チームが出揃いました。カンファレンス決勝の組み合わせとスケジュールは以下のとおりです。(時間は日本時間)


東カンファレンス

ボストン(3)vs タンパベイ(5)

#1 5月15日(日)@ボストン 9:00 am
#2 5月18日(水)@ボストン 9:00 am
#3 5月20日(金)@タンパベイ 9:00 am
#4 5月22日(日)@タンパベイ 2:30 am
#5 5月24日(火)@ボストン 9:00 am
#6 5月26日(木)@タンパベイ 9:00 am
#7 5月28日(土)@ボストン 9:00 am


西カンファレンス

バンクーバー(1)vs サンノゼ(2)

#1 5月16日(月)@バンクーバー 9:00 am
#2 5月19日(木)@バンクーバー 10:00 am
#3 5月21日(土)@サンノゼ 10:00 am
#4 5月23日(月)@サンノゼ 4:00 am
#5 5月25日(水)@バンクーバー 10:00 am
#6 5月27日(木)@サンノゼ 10:00 am
#7 5月29日(日)@バンクーバー 9:00 am


試合がないのは日本時間で5月17日(火)だけです。きゃー楽しみ。

まず東は、レギュラー・シーズンはブルーインズの3勝1敗0分。ティム・トーマスは3勝0敗で、ぼるつ相手に負け知らず。でも4試合のどれにもドゥエイン・ロロソンは守っていないし、レギュラー・シーズンの成績はプレーオフではあまり当てにならないものです。ブルーインズはホームでのぼるつ戦では23勝4敗6分という驚異的な数字を残していますけど、これもあまり参考にならないと思います。

ブルーインズは、マルタン・サンルイ、スティーヴン・スタムコス、ヴァンサン・ルキャヴァリエの3人で構成するリーグでも指折りのラインをどれだけ抑えられるか、そしてぼるつの「1-3-1」フォーメーションをどう攻略するかがカギになりそうです。痛いことに、今プレーオフのポイント・リーダーのパトリス・ベルジュロンが脳震盪で少なくとも第1戦は欠場の見込みで、ルーキーのタイラー・セガンが代わりにプレーします。

西は・・・、シード1位と2位が順調に勝ち上がり、実力が拮抗した強豪同士ががっぷり四つでぶつかり合う、すごいシリーズになりそうです。もしかしたら、「伝説のシリーズ」として後世まで語り継がれるような名勝負になるかも!?

両チームにとってキー・プレーヤーとなるのは、間違いなくライアン・ケスラーでしょう。守りに攻めに八面六臂の活躍をするケスラーに、ナッシュビル・プレデターズはしてやられました。ケスラーを止められたらシャークスの勝ち、止められなかったらカナックスの勝ち・・・となるのでは。アートロス・ツインのセディン兄弟が満を持して爆発するのか、それとも休火山のままくすぶり続けるのか、そちらも注目です。

なお、残った4チームの監督は全員カナダ人。シャークスのトッド・マクレランを除く3人がフランス系で英仏バイリンガルです。すごいですね。

私の予想(願望)は、ずばり、ブルーインズ対シャークス! 5年前、当時ジェネラル・マネジャーだったマイク・オコネルの陰謀で泣く泣くブルーインズを去ったジョー・ソーントンが、シャークスのキャプテンとしてボストンに戻ってくる! TDガーデンのお客さんたちもみんな大興奮間違いなしです。楽しみ~!


<< 追記 >>

カンファレンス決勝が始まる直前の、NHL Network アナリスト2人の勝ち抜けチーム予想:

マーティ・ターコ(シカゴ・ブラックホークス):
  ブルーインズ、シャークス

ケヴィン・ウィークス(元キャロライナ・ハリケーンズ):
  ライトニング、シャークス

あれっ、カナックスは?
競り勝ったサンノゼ、2年連続でカンファレンス決勝へ
2011年05月14日 (土) 23:07 | 編集



5月12日(木)の試合結果

デトロイト2、サンノゼ3
(サンノゼ4勝3敗、カンファレンス決勝進出)

サンノゼ(AP)-- シャークスは第1ピリオドにデヴィン・セトグチとローガン・クチュールが得点。第2ピリオド中盤にレッドウィングズがヘンリク・セッテルベリのゴールで2-1とし追い上げたが、第3ピリオドにシャークスのパトリック・マルローがリバウンドを叩き、これが決勝点となった。

レッドウィングズは第2、第3ピリオド合わせて29本のシュートを打つ猛攻を見せた。その中から第3ピリオドのパヴェル・ダツックの技ありゴールも生まれたが、一度もリードを奪えないまま力つき、シャークスに敗れた。シャークスは2シーズン連続の西カンファレンス決勝進出。

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息詰まる攻防。ホイッスルが鳴らず、試合がなかなか止まらない。決勝進出チームを決定するこの試合は、間違いなくシリーズ7戦で最高の好ゲームだった。

シャークスは2ゴールを奪った第1ピリオドこそショット数で相手を上回ったが、第2ピリオド以降は完全に防戦一方。苦し紛れのアイシングを連発して選手交代ができず疲労もたまり、トッド・マクレラン監督は選手を休ませるためタイム・アウトを取らざるを得なかった。

シャークスはレッドウィングズの多彩な攻めに苦しんだ。得体の知れない強さを見せる相手にじりじりと差を詰められ、プレッシャーを受け続ける嫌な展開。最後までレッドウィングズに圧倒されていたが、残り5分で与えたパワープレーをなんとかしのぎ、逃げ切った。2ゴールをゆるしたものの、ネットを守るアンッティ・ニエミの落ち着きと集中力は際立っていた。

「カンファレンス決勝に行けないんじゃないかって予想していた人がたくさんいると思う。でもうちのチームは2年連続でものすごく強いチームを倒した。今はシャークスもものすごく強いチームだ」とシャークス主将ジョー・ソーントンは胸を張った。シャークスは昨シーズンもカンファレンス準決勝でレッドウィングズと対戦し、4勝1敗で退けている。

3年前にスタンリー・カップを獲得した強豪相手にシリーズを制し、意気上がるシャークス。昨シーズンはカップ優勝したシカゴ・ブラックホークスとカンファレンス決勝で激突し、1試合も勝てずに敗れた。次の相手はレギュラー・シーズン優勝のバンクーバー・カナックス。シャークスには、どこよりも手強い相手との熱い戦いが待っている。


::: すごい試合でした。見ていて最後まで気が抜けない、激しいホッケーで、終った後は「すごい試合を見た」という幸福感に包まれてしまいました。

先行逃げ切りを狙うシャークス、そうはさせじと1点ずつ返してじわじわとシャークスを追いつめるウィングズ。ハラハラドキドキ、手に汗握る展開なのも面白かったけれど、何よりも「うまい!」と思わず唸ってしまうようなゴールがいくつも飛び出し、ホッケー・ファン冥利に尽きる試合でした。




この動画の、

1)1:07 シャークス2-0からの、ウィングズの1点目(セッテルベリ)

電光石火の速攻、フィルップラの高速パス、そしてセッテルベリのバックハンド・シュート。うまい、セータ、うまい!

2)1:44 決勝点となった、シャークスの3点目(マルロー)

守っているブライアン・ラフォルスキの股間を抜いて、ダン・ボイルがセトグチにパス。とっさの判断ができるベテランの技に脱帽。さすがボイル。

3)1:55 ウィングズ2点目(ダツック)

リンク中央から一人で持ち込み、ニエミのポジショニングを的確に把握して、これまたバックハンドでシュート。ファーサイドを抜かれたニエミ、茫然です。疲労でバテバテのシャークスのぬるい守りを差し引いても、超A級のスーパー・ゴール。ダツック、うまい。ニエミがド素人のゴーリーに見えてしまいます。

セトグチの先制点も美しいゴールだったし、華麗なナイス・ゴールの応酬で、見ていて本当に楽しかったです。第5戦でVersusのジェレミー・ローニック(JR)に「腰抜けプレーだ」と酷評されたパトリック・マルローもやっと1得点できたし、これでマルローがふっきれてカンファレンス決勝では大爆発してくれればいいんですけど。試合後、JRが他の選手と一緒にではあったけどマルローのことも褒めていたので、「JR舌禍事件」もこれで一件落着かな。

シリーズ終了後の握手は、やっぱりいいものです。見ていると胸がじーんとして、ウルウルしてきます。セータことセッテルベリとダグラス・マリーが長く喋ってました。同郷の友達だものね。ジョー・ソーントンはブラッド・スチュアートと言葉を交わした後、すごく嬉しそうにニコニコ笑ってました。スチュはジョーがブルーインズからシャークスにトレードになったとき、交換でボストンへ行った選手。何を話していたんでしょうか。

シャークスのマクレラン監督は、他のチームの監督とは違い、ウィングズ一人一人に長めに声をかけ、ぎゅっと握手。セータともけっこう喋っていました。いい監督ですね。怪我人続出、満身創痍のウィングズ選手たちもお疲れさまでした。

なんにせよおめでとうシャークス! 次の相手はカナックスです。サメ vs シャチの「海のいきもの対決」だー。リアルではサメがシャチを瞬殺しちゃいそうだけど、実はシャチも相当強いらしく、サメを襲って食べることもあるらしいです。シャークスはここが踏ん張りどころ。現在欲しいままにしている「プレーオフでは弱い強豪」の汚名を晴らす絶好のチャンスです。がんばれシャークス。




カナックスのフィン君とシャークスのシャーキー君のツーショット。(けっこう昔の画像だな)

NHLマスコット界のスーパースター、シャーキー君に、フィン君が挑戦状を叩きつける! お調子者度なら同じくらい。でも知名度ではシャーキー君のほうが圧倒的に上のため、カナックス公式サイトの自分のページで「俺を見て『シャーキーだ!』と言う奴がいる。俺はフィンだ、シャーキーじゃねええ!」と若干キレ気味のフィン君であった。




プレーオフ仕様であごひげを生やしたフィン君。お茶目でいい! カナックスの試合では太鼓を一所懸命叩いてゲームを盛り上げます。
デトロイト、鮮やか逆転勝利 シリーズの行方は第7戦へ
2011年05月14日 (土) 18:06 | 編集



5月10日(火)の試合結果

サンノゼ1、デトロイト3
(3勝3敗タイ)

デトロイト(AP)-- レッドウィングズにはスタンリー・カップ優勝を成し遂げた選手が15人もいる。プレーオフ常連、歴戦の強豪チームですら、0勝3敗から3連勝で対戦成績をタイにするなどというしびれる展開は、もう長い間経験していなかった。

試合は最初からレッドウィングズのペース。第1ピリオドに18本、第2ピリオドに14本のショットを放ちシャークスを圧倒したが、アンッティ・ニエミの堅守を崩すことができなかった。両者無得点で迎えた第3ピリオド、3分54秒にシャークスのローガン・クチュールが均衡を破る先制点を決めた。

行き詰まる攻防が続く第3ピリオド中盤、わずか2分弱の間にヘンリク・セッテルベリとヴァルテリ・フィルップラが連続ゴールをあげ、レッドウィングズが鮮やかに逆転。相手チームの猛攻に耐え、42セーブを記録したニエミの健闘も水泡に帰した。

2試合連続の逆転勝利を飾ったレッドウィングズ。NHLプレーオフ史上、3連敗から3連勝したのはこれで8チーム目となり、同チームも1945年にトロント・メイプルリーフスを相手にかつて経験している。そのときは第7戦で敗れているが、今回はどうなるだろうか。シャークス主将のジョー・ソーントンは「プレーオフの第7戦をホームで戦うために82試合がんばった。それを活かさなくちゃね」と自信をのぞかせていた。


::: ウィングズ、まさかまさかの3連敗後の3連勝。今日の試合も圧倒的に攻めまくっていて強くて、「なんでこういう試合を最初の3試合でできなかったのかな?」と不思議に思うほど。強いチームが相手だと、お尻に火がつかないとヤル気が出ないキャラなんでしょうか。

シャークスは13ポイントでチームのスコアリング・リーダーとなっているライアン・クロウが、上半身の怪我のため欠場。これが痛かったのかな。でもウィングズも「The Mule(ラバ)」ことヨアン・フランゼンが足首の故障でプレーできず、代わりにマイク・モダーノが出てました。滞氷時間も9分しかなくて、いたのかいなかったのかよくわからないモダーノでしたが・・・。

それにしても激しい試合でした。しょっぱなからウィングズが「ウチも後がないんで、遠慮なくやらせてもらいまっさ」みたいな感じでガンガン打ちまくって、シャークス防戦一方。プレーが全然止まらず、両チームともにピンチの後にチャンス、その連続でした。

ウィングズはペナルティキルがよかったです。一人をニュートラル・ゾーンぎりぎりで守らせ、パックを奪ったらロングパス、そしてブレイクアウェー。ニエミの好守もあって得点にはなりませんでしたが、2回ほどショートハンド・ゴールのチャンスがあり、シャークスに対するプレッシャーになったと思います。

ウィングズお得意の流れるようなパスからのニクラス・クロンヴァルのシュート(1点目)、そしてパヴェル・ダツックがお膳立てしたフィルップラのゴール(2点目)、どっちもすばらしかったです。シュートを打った後、転がっていたダニー・ヒートリーを避けるようにジャンプしたクロンヴァルが、漫画みたいでかっこよかった~。

ダツックは12月に右手首を骨折して、まだ痛いらしいのですが、そんなことは感じさせない働きぶり。「The puck magician(パックの魔術師)」と実況のアナにも何度も言われるほどのテクニックを見せつけていました。

シャークスは第5戦に続いてまた逆転負け。結果以上に、内容が悪かった。フィジカル面でも負けていたし、先制点は取ったものの最初から最後までウィングズに押しまくられていました。第7戦のシャークスが心配です。今年もまた「choke(窒息)」の見出しが第7戦の試合結果の記事に踊ることになるんでしょうか。

ウィングズも好きなチームだけど、3年前にカップ獲ってるし、今年はシャークスがんばれ。「ジョー・ソーントンのいるシャークス」対「ジョー・ソーントンのいたブルーインズ」のカップ決勝を見たいという私の願いを叶えておくれ。
バンクーバー辛勝 西カンファレンス決勝進出
2011年05月13日 (金) 11:27 | 編集



5月9日(月)の試合結果

バンクーバー2、ナッシュビル1
(バンクーバー4勝2敗、カンファレンス決勝進出)

第1ピリオドにメイソン・レイモンドとダニエル・セディンが連続して得点したカナックスが1点リードを守って逃げ切った。プレデターズは第2ピリオド序盤にデイヴィッド・レグワンドが際どいゴールをあげて追い上げ、終盤はシェイ・ウェーバーにパックを集めたが、一歩及ばなかった。

不調のセディン兄弟に代わり攻守の両面でチームを引っ張るライアン・ケスラーが2アシスト。カナックスは第2ピリオドでショット2本に終り、60分でのショット数も相手より少ない19本だったが、少ないチャンスをかっちりものにしてシリーズを制した。

プレデターズは5回あったパワープレーで得点できなかったのが響いた。初の第1ラウンド突破の余勢をかってカンファレンス決勝進出を目指したが、かなわなかった。だがレギュラー・シーズン1位のカナックスを最後まで苦しめ、善戦したプレデターズに、ホームのブリジストン・アリーナを埋め尽くしたファンたちはいつまでも温かい声援を送っていた。


::: プレデターズ、お疲れ様でした。リキャップ読んでて気づいたんですが、プレッズはこのシリーズ、ホームで3連敗。「Smashville」で盛り上がるナッシュビルのファンの前でカナックスに1度も勝てませんでした。

それが少し残念だけど、6試合やってカナックスが楽に勝てた試合は1つもなかった。2試合は延長戦へもつれ込み、そのうち1試合は第2OTまで行きました。第4戦以外は全部1点差。プレッズの強さはペッカ・リンネの守護神ぶりに負うところが大きいけれど、強力な攻撃力を武器にプレジデンツ杯を獲得したカナックス相手に好シリーズを展開できたことは、プレッズ選手もプレッズ・ファンも誇りを持っていいと思います。

プレッズで5年を過ごしたダン・ハムヒュースはFAでカナックスへ移るとき「11月のプレッズの試合には観客が少ない」と発言したそうです。去年のプレーオフ第1ラウンドでは、相手が優勝候補のシカゴ・ブラックホークスだったのにもかかわらず、ホーム戦のチケットは完売になりませんでした。

でも今季のプレーオフでのナッシュビルのファンは素晴らしかったです。今日も試合が終わったのに「レッツゴー、プレデターズ!」とチームを励ます声が自然と沸き上がりました。握手が終わり、シーズン最後の挨拶をした選手たちに、温かい拍手が惜しみなく送られていました。

最後の握手は、やっぱりいいものです。プレッズの選手たちは淡々と握手していましたが、リンネはロベルト・ルオンゴと少し言葉を交わした後、ぽんぽんとルオンゴの胸のあたりを叩いてニコッと笑顔。清々しさのあまり見ていて鼻血が出そうになりました。レグワンドも微笑みをたたえてルオンゴに何か話しかけてました。「ヘンなゴールばっかりでごめんね」とか言ってたのでしょうか。

キャプテンのシェイ・ウェーバーはこのオフに制限付きフリー・エージェントとなります。プレッズは全力で契約にこぎつけようとするでしょうし、本人も「ナッシュビルが好きだし、プレッズが好き。俺はどこにも行かない」と明言しており、プレッズ・ファンはキャプテンを失う心配はしなくてよさそうです。

ところで、ウェーバーが2月から伸ばしていたあのボーボーのヒゲ。プレッズ敗退で北米のNHLファンの関心が「ウェーバーはヒゲを剃るのか?」に集中していて笑ってしまいました。「剃ってほしくないわ、あのヒゲがないと寂しくなる」という女性ファンの声もありますが、私は一刻も早く剃って欲しい。できればプレッズ・ファンに公開で。




facebookに「Shea Weber's Playoff Beard」というアカウントができてたり、米ヤフー!スポーツの「Puck Daddy」で「2011年プレーオフ(今のところ)で最も素敵なヒゲ」に選ばれたりと、話題をさらったウェーバーのヒゲ。プレッズについてのファンの関心はキャリー・アンダーウッドとこのヒゲに集中!?

NONさんは「ブラームスみたい」と評していましたが、美術史専攻だった私はウェーバーを見るたび、19世紀リアリズムの巨匠ギュスターヴ・クールベを思い出していました。


「ボンジュール、ムシュー・クールベ」(1854年)

この右の男の人がクールベ。




プレッズが勝ち続けていたら、これぐらい伸びていたのかな。それはそれで見届けたかったような気も・・・。
「パヴェル・ダツック・ショー」でデトロイト2連勝
2011年05月11日 (水) 01:16 | 編集



5月8日(日)の試合結果

デトロイト4、サンノゼ3
(サンノゼ3勝2敗)

第3戦でハットトリックを達成し絶好調のデヴィン・セトグチのゴールでシャークスが先制。第3ピリオド54秒過ぎにローガン・クチュールが得点し3-1でシャークスがリードしたが、3分43秒のヨナタン・エリクソンのゴールでレッドウィングズが勢いづき一気に2ゴールを加え逆転した。

エリクソンのゴールの起点になったテイクアウェーなど、パヴェル・ダツックが随所に光る働きを見せ3アシスト。ジミー・ハワードは42本のシュートを浴びたが3ゴール献上にとどめた。「ウィングズの反撃はすごかった。スキルのある選手ばかりのチームだから、こっちのうっかりプレーにつけ込んできた」とシャークスのジョー・ソーントン。


::: ウィングズは逆転勝利でなんとかプレーオフ戦線に残ることができました。負けたらシリーズ敗退という試合で、1-3でリードされていたのに。しかも圧倒的に打ち込まれていたのに。

ウィングズの決勝点はダツックの絶妙なパスをニクラス・リドストロムが打ち、トマス・ホルムストロムが少しだけ屈折させたものです。で、このプレーの前にパックを持っていたのはシャークスのパトリック・マルローでした。マルローがボード際でもたもたしていたのを、ダツックが持ち前のテクニックでパックを奪い取ったのでした。

マルローはこのシリーズ、5試合やってまだ0ポイント。もともと八の字眉毛でいつも困ったような顔をしているマルローですけど、絶不調だからか表情にも冴えがなく、元気がない感じに見えます。

そのマルローがパックを取られたプレーが、ウィングズの決勝ゴールにつながってしまった。Versusのスタジオ解説者だったジェレミー・ローニック(JR)は試合後の放送で「意気地のないプレーだ」とマルローを強く批判しました。なお、JRは昔シャークスにいて、マルローと同じラインを組んでいたこともあります。

このJRの発言が「いくらなんでも言い過ぎだろ!」と波紋を呼んでいて、CSNの中継でシャークスの試合の実況を担当しているランディ・ハーンがツイッターで反論したり、CSNのスタジオ解説者ドルー・レメンダが「JRは100%間違っている。選手を批評するのはかまわない。でも選手のプレーを批判してもいいが、選手個人を批判してはいけない」とJRをたしなめたり。

ブレット・ヘディカンは「このことをモチベーションとして次の試合に活かせ。きみがシャークスを次のレベルに導くことができる選手だということを、私に、皆に証明してくれ」とテレビを通じてマルローを激励してました。

JRもツイッターをやっていて、自らのコメントへの批判に逆切れのツイートを連発。

VersusでのJRの発言は動画で抜粋バージョンを見ただけなので、どういう意図で言ったのか私にはよくわかりません。だけど私はマルローのホッケー・センスとか得点感覚のすごさに感服しているホッケー・ファンの一人で、素人の私でもそう思うぐらいだから、一緒にプレーしていたJRなんかはマルローのホッケー選手としての才能とか素質を誰よりも知っているし認めていると思うのです。

JRの「Gutless play」発言は、「パティ、お前、どうしたんだ! お前ならもっとやれるはず。ちゃっちゃとプレーせえよ!」という、JRなりのマルローへの「愛のムチ」・・・だと思いたい。ヘディカンが語りかけたように、マルローが次の試合で才能を爆発させブレイクスルーすることを期待したい。そして試合後のインタビューで言ってほしいです、「JR、僕、やったよ!」と。
崖っぷちナッシュビル、シーソー・ゲームを制して踏みとどまる
2011年05月09日 (月) 00:03 | 編集



5月7日(土)の試合結果

ナッシュビル4、バンクーバー3
(バンクーバー3勝2敗)

プレデターズは第1ピリオド3分過ぎにデイヴィッド・レグワンドのショートハンド・ゴールで先制するが、カナックスが2連続得点で逆転。しかし第2ピリオド序盤にレグワンドのラッキーなゴールで同点としたプレデターズが流れを引き寄せ、ジョエル・ウォードの2ゴールでカナックスを突き放した。プレデターズがプレーオフの王手をかけられた試合で勝つのはフランチャイズ史上初めて。

カナックスはライアン・ケスラーが豊富な運動量で守備に攻撃に活躍し2得点。しかし先発のロベルト・ルオンゴが23ショットで4点を献上するなどぴりっとせず、攻撃の主軸セディン兄弟も合わせて0ポイント、マイナス7という結果に終っている。


::: 逆転、また逆転のシーソー・ゲームで、見ていてすごく面白い試合でした。

ショートハンド・ゴールでまずプレッズがリードしましたが、すぐにカナックスが反撃。ラフィ・トーレスとケスラーのゴールが決まってカナックスが逆転し、流れは完全にカナックスに行ったかに思えました。

その流れが変わったのが、2ピリ早々のプレッズのラッキーなゴール。ルオンゴが守るゴールネット裏でがちゃがちゃやっていたプレッズ選手たちが急にウオー!と喜び、ロジャーズ・アリーナは「???」と一瞬しーん。スローでよく見ると、ネット上にふわりと浮いたパックが、カナックスのディフェンスマンのアレクサンダー・エドラーの腕に当たってゴールになったのです。ここからウォードの起死回生の2連続ゴールが生まれました。

しかしこのシリーズ、とにかく不思議なゴールが多いです。

第1戦:終了間際のラッキー・ゴール(by ライアン・スーター)
第4戦:パックが消えたイリュージョン・ゴール(by コウディ・フランソン)
第5戦:限りなく自殺点に近い、ありがとうエドラー・ゴール(by デイヴィッド・レグワンド)

あれれ、全部プレッズの得点だ。ルオンゴ受難の日々はいつまで続く・・・。

決勝点を含む2ゴール1アシストと大活躍のジョエル・ウォードは、無名の選手がいまプレーオフのポイント・リーダー争いをしていることで、かなりホッケー・マスコミの注目を集めているようです。黒人ということもあり、去年のシカゴ優勝の原動力になったダスティン・バフリンみたいな存在でしょうか。



ウォードはオンタリオ州ノースヨークの出身。OHLでプレーしましたがNHLチームからのスカウトはなく、WCHLでプレーした後カナダのプリンスエドワード大学に進みホッケーを続けました。でもカレッジ時代も「NHLerになりたい」という夢を諦めたことはなかったと言います。

2006年にミネソタ・ワイルドのトレーニング・キャンプに呼ばれ契約にこぎつけたものの、すぐにAHLのヒューストン・エアロズに送られてそこで4シーズンを過ごします。2008年にプレッズと1年契約を結んだとき、ウォードは28歳になっていました。

プレッズでは持ち前のハードワークを信条に練習に励み、レギュラー定着。今季は80試合に出場して10ゴール19アシストだったのに、このプレーオフでは既に6ゴール2アシストしていて、バフリン同様、ラッキー・ボーイ的な活躍をしているのが印象的です。この夏FA資格を得るウォードには、今よりももっといい条件で契約したいというチームがいくつも現れるだろうとTSNは予測していました。

お母さんはクリケットが盛んな中米バルバドスからカナダに移住してきて、ホッケーのことはまったく興味がなかったそうですが、息子の応援をしているうちにホッケーが大好きに。いまではNHLの試合が見られるケーブルテレビに加入し、息子の試合はおろかプレーオフの他の試合もしっかりチェックしていて、レッドウィングズやシャークスの選手たちの情報を送ってくるんだそうです。ウォードの携帯にはお母さんから毎日「Trick the goalie!(ゴーリーを騙せ!)」というメールが送られてくると、ウォードは笑っていました。
ボストン、4連勝で昨季のリベンジ果たす デトロイトはやっと1勝
2011年05月08日 (日) 21:57 | 編集



5月6日(金)の試合結果

フィラデルフィア1、ボストン5
(ボストン4勝、カンファレンス決勝進出)

第1ピリオド中盤にミラン・ルチッチのパワープレー・ゴールでブルーインズが先制。第2ピリオド13分過ぎ、クリス・ヴァースティーグに同点にされたが、第3ピリオドにジョニー・ボイチャックが豪快なスラップショットで勝越し。15分過ぎにルチッチがフライヤーズのクリアミスからブレイクアウェーでゴールを決めてダメ押しをした。フライヤーズは6人攻撃をかけたが、2つのエンプティネット・ゴールを決められシリーズ敗退が決定。

サンノゼ3、デトロイト4
(サンノゼ3勝1敗)

後がないレッドウィングズが序盤からスピーディーで激しいホッケーを展開し第1ピリオドに一挙3ゴール。しかし3点目のニクラス・リドストロムのゴールの15秒後にローガン・クチュールが得点し、シャークスがじわじわと反撃、第3ピリオド1分過ぎにダニー・ヒートリーがスコアして3-3の同点とした。試合終了2分前、シャークスの守備の乱れをついてダレン・ヘルムが勝越し弾を叩き込んだ。シャークスはアンッティ・ニエミ36セーブ、ライアン・クロウ3アシスト。


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ボストン(AP)-- ついにブルーインズが「過去に起こったこと」を忘れ去れる時が来た。昨季の東カンファレンス準決勝、フライヤーズを相手に3連勝後に4連敗。NHLの長い歴史の中で3チームしか経験していない苦い思い出が語られる必要はもうない。39年ぶりのスタンリー・カップ優勝に向かって、次なるステップを踏むだけだ。

ブルーインズはフライヤーズを5-1で破り、無傷の4連勝という勲章を胸に東カンファレンス決勝へ臨む。敵はシード5位から勝ち上がってきたタンパベイ・ライトニング。フィル・エスポジートとボビー・オーがNHLのスコアリング・リーダー争いをしていた1972年にカップ優勝を遂げて以来、ブルーインズは祝杯とは無縁。ライトニングは2004年にチーム初で唯一のタイトルを獲得している。

「この1年、あのことがずっと頭の中にあった」とブルーインズのクロード・ジュリアン監督は言う。「勝利を味わうのには時間がかかる。でも同時にホッケーに集中していないと。最もタフな戦いがまだまだ待っている」

大事な試合で貴重な2ゴールをあげたミラン・ルチッチは、今プレーオフ11試合目で初得点。レギュラー・シーズンではチームでトップの30ゴールを記録したものの不調だった攻撃のエースが、ついに本領を発揮した。ディフェンスマンのジョニー・ボイチャックは第3ピリオド2分42秒に均衡を破るゴールを決めた。ボイチャックの勝越し弾の後、試合残り5分でルチッチが再びスコア。そのときティム・トーマスは「おい、もしかしたら決まりかもしれない。この試合に勝てるかも」と初めて考えたという。

2つのエンプティネット・ゴールが決まり、ブルーインズの勝利がほぼ確定したとき、TDバンクノース・ガーデンのボルテージは最高潮に達した。勝利のサイレンが鳴ると、ボイチャックがゴールネット前のトーマスに真っ先に飛びつく。勢いを一気にたぐり寄せる決勝点をあげたディフェンスマンを労うように、トーマスはボイチャックのパンツをぽんぽんとスティックで叩いた。

今季GAA(1試合平均の失点)でリーグ1位となり最優秀ゴーリー候補にあげられているトーマスが、シリーズの4試合でゆるしたのはわずか7ゴール。ブルーインズは20点を記録した。

「去年起こったことについて周りが話してたのは聞こえてたけど、勝つためには無視しないとね。この対戦が終って嬉しいよ。シリーズが長引けば長引くほど、去年の話がもっともっと出てただろうから」(トーマス)

フライヤーズのゴールを守っていたのはセルゲイ・ボブロフスキー。シリーズ第1戦に先発したが、第2戦と第3戦はブライアン・ブーシェの控えに回っていた。「3ピリでまだ1-1だった。ボブロフスキーは我々に勝てるチャンスをもたらす可能性があった」とフライヤーズのピーター・ラヴィオレット監督は語った。

フィラデルフィアで行われたカンファレンス準決勝の第1戦、ブルーインズは7-3でフライヤーズを下した。第2戦は延長戦の末3-2で勝ち、第3戦はホームで5-1の快勝を飾っている。

「ブルーインズのディフェンスがよかった。うちはディフェンスが甘いホッケーだった。いいチーム相手にそんなプレーをしたら、代償を支払うことになる」。フライヤーズ主将マイク・リチャーズは消え入るような声で反省した。昨年のプレーオフ第7戦、ブルーインズの脆い守備につけ込み、3点ビハインドをひっくり返してシリーズを制したのはフライヤーズのほうだった。

フライヤーズのジェネラル・マネジャー、ポール・ホルムグレンは「相手はシリーズが始まるとたちまち我々を攻略したね。自分たちより強い相手に負けた、それが私が真っ先に思ったこと。ブルーインズが次に進んで当然」と白旗を上げるしかなかった。

ジュリアン監督が就任してから最初の2シーズン、ブルーインズはプレーオフの第1ラウンドか第2ラウンドで敗れた。昨季はフライヤーズを倒して第3ラウンドに進むチャンスが4度もあったのに、それを活かせなかった。

ブルーインズで活躍した名選手で昨年6月に同チーム社長に就任したキャム・ニーリーはこう言う。「過去何年かのプレーオフの試合から、選手たちは何かを学んだと思う。そこから学べるなら、『過去に起こったこと』は素晴らしいものなんじゃないか」


::: 昨季のプレーオフ第2ラウンドでフィリーに4連敗したとき、ブルーインズの選手たちは口々に「何が起こったのか、なぜ勝てなかったのか、これからゆっくり考えたい」と言っていました。あと1回勝てばいいという第4戦で負け、第5戦も第6戦も勝てず、第7戦でも3-0でリードしていたのをアレヨアレヨと同点にされ最後は延長戦まで行っての敗退でしたから、私たちファンが想像する以上に、実際に戦っていた選手たちのショックは大きかったと思います。

あれから1年、昨季と同じプレーオフ第2ラウンドで、煮え湯を飲まされた相手を直接倒すチャンスがやって来ました。第1戦はとにかくスタート・ダッシュが重要とばかりにゴールを決めまくって、7-3の大勝。これで勢いづき、4試合でなんと20得点もあげて、ブルーインズは1年越しの報復を果たすことができたのでした。

今季、3勝0敗のリードで迎えたホームでの第4戦。普通なら「あと1回勝ちゃあいいんでしょ?」と選手もファンもわりと余裕でいられるシチュエーションですが、なにしろ去年はそこから負けているので、ちゃぐまサイドにはどこか緊張感があったと思います。ホッケーマスコミも「既視感?」なんて書き立てているし。

でもミラン・ルチッチが試合後の記者会見で何度も何度も繰り返したように、ブルーインズの選手たちは去年の敗戦から多くのことを学んでいました。

リードしても守りはがっちり。隙を見てカウンター。相手のディフェンスの裏をついてシュート。ダヴィッド・クレイチーのゴールはほとんどがディフェンスがぽっかり空いたところにするりと回り込みフリーになって叩いたものです。第3戦からはフィリーもさすがにクレイチーを警戒して守りを修正してきましたが、ルチッチとネイサン・ホートンも調子を上げていたのでカバーしきれませんでした。

第1戦と第3戦は大量リードでバカ勝ちですが、第2戦はフィリーに2点リードされたのを追いつき、延長戦で勝利。そして第4戦は1点リードしていたのを第2ピリオドに同点にされる焦る展開にじっと耐えての勝越し。ブルーインズも精神的に強くなったと思います。考えてみれば、第1ラウンドもハブズに2連敗してからの逆転勝利だったのでした。

フィリーもカンファレンス2位のチームですから、弱いはずがないです。じゃあなんで4連敗かというと、米ヤフー!スポーツの「Puck Daddy」ではこう分析していました。「フライヤーズは単調な攻めに終始し、去年のようなハングリーさや必死さがなかった。そしてクリス・プロンガーがいなかった」。CBCの実況アナは「フライヤーズは最後までゲーム・プランを作ることができませんでした。ブルーインズがそうさせなかった」と言っていました。それほどちゃぐまは強かったです。

TDガーデンには「Revenge is Sweep.」というサインを掲げているお客さんがいました。みんなの願いの「4タテで打倒フィリー」が決まった瞬間、トーマスが両手を突き上げ、ボイチャックがトーマスに飛びついていき、ガーデンのお客さんたちは狂喜乱舞。そのシーンを見て、私も嬉しくて泣いてしまいました。去年のことがあったから、喜びも倍増でした。シカゴがカップ優勝したときより嬉しかったです。

いよいよカンファレンス決勝。ブルーインズはスティーブ・アイザマンがジェネラル・マネジャーとして君臨するぼるつと戦います。レギュラー・シーズンの対戦成績はちゃぐまの3勝1敗。トーマスはなんと3勝0敗です。西の戦いが長引いていることも、7連勝と破竹の勢いのぼるつを少しスローダウンさせることになり、ちゃぐまには有利かな? マルタン・サンルイは電話インタビューで「少し休んで家族と過ごして、またホッケーに集中する」と言ってましたが。

ところでサンルイとトーマスはヴァーモント大学の同級生で、カタマウンツで4年間一緒にホッケーをやった仲よし同士です。トーマスは「ぼくはサンルイのプレーを見るのが大好き。世界で一番、見ていて楽しいホッケー選手だと思う」と言っていました。サンルイが打つ、トーマスが止める! 親友同士の熱いバトルも見逃せません。

なんにせよ、いまは勝利に浸りたい。ちゃぐま、やったああ~~~!




第4戦の朝、モーニング・スケートでのダヴィッド・クレイチー。
笑顔ですね、余裕だったのね。
ちゃぐまのフォワード12人で唯一のチェコ人。あとは全員カナダ人。こういうチームも珍しい。
バンクーバー、競り勝ってシリーズ勝利に王手
2011年05月06日 (金) 21:21 | 編集



5月5日(木)の試合結果

バンクーバー4、ナッシュビル2
(バンクーバー3勝1敗)

互いに1点を取り合う展開だったが、第3ピリオド7分過ぎのライアン・ケスラーのゴールがカナックスに勝利をもたらした。不調にあえいでいるカナックス主将ヘンリク・セディンがエンプティネットではあるがシリーズ初得点。ケスラー1ゴール2アシスト。プレデターズは過去のプレーオフで、王手をかけられた試合に勝ったことがない。


::: ニコール・キッドマンがカントリー歌手の夫キース・アーバンと観戦していたこの第4戦。第3戦に続き、プレッズはまたライアン・ケスラーにしてやられました。この試合でも1ゴール2アシストと、いわゆる「red hot Kesler」状態の彼です。

決勝点となったゴールはパワープレーでのものですが、プレッズのディフェンス二人を振り切って、力ずくでシュート! スクリーンも何もなかったのに、セーブできなかったリンネでした。振り切られたシェイ・ウェーバーは、ゼーハー言いながら茫然。

プレッズは2マンアドバンテージの大チャンスや、ロベルト・ルオンゴがスティックをなくしていた何十秒間の小チャンスに得点できなかったのが痛かった。とにかくカナックスのペナルティキルは、アグレッシブで素晴らしいです。一度見てみたい、ぼるつのパワープレー・チーム vs カナックスのペナルティキル・チームの仁義なき戦いを。
タンパベイ、無傷の4連勝 ボストンとサンノゼは3連勝で王手
2011年05月05日 (木) 17:49 | 編集



5月4日(水)の試合結果

ワシントン3、タンパベイ5
(タンパベイ4勝、カンファレンス決勝進出)

ライトニングが第1ピリオドのライアン・マローンの先制ゴールを皮切りに、第2ピリオドに2得点、第3ピリオドにも2得点で快勝。スタンリー・カップを獲得した2004年以来初のカンファレンス決勝へ一番乗り。アレクサンダー・オベチキン、ニクラス・バックストロム、マイク・グリーンら主力選手が不調のキャピタルズは攻守がかみ合わず、主導権をほとんど握れないままプレーオフ敗退が決定した。

フィラデルフィア1、ボストン5
(ボストン3勝)

開始30秒でズデノ・ファーラが、そしてその33秒後にダヴィッド・クレイチーがやすやすとゴール。第2ピリオドもトランジションからの速攻でダニエル・パイエが豪快なスラップショット、続いてネイサン・ホートンがゴーリーの股間を抜く技ありシュートで追加点を重ね、フライヤーズ先発のブライアン・ブーシェをノックアウトした。フライヤーズは相手より10本多い38本のシュートも実らなかった。ブルーインズはこのシリーズで初めてパワープレー・ゴールを決めている。

サンノゼ4、デトロイト3(OT)
(サンノゼ3勝)

第2ピリオドにパトリック・イーヴズのゴールで2-1と逆転したレッドウィングズだが、リードを守り切れなかった。今プレーオフこれまで8試合でわずか1得点にとどまっていたシャークスのデヴィン・セトグチが、先制点、第2ピリオドの同点ゴール、そして延長戦での決勝ゴールで自己初のプレーオフでのハットトリック達成。アンッティ・ニエミ38セーブ。

--------

タンパベイ(AP)-- 敗軍は言い訳を探したがるものだ。しかしシード5位のライトニングに1勝もできずにプレーオフから姿を消すキャピタルズは、そうではなかった。競り負けたのが4回続いただけ、たまたま相手がほんの少し強かっただけ----。そんなふうに思う選手はキャピタルズには一人もいなかっただろう。それほどの完敗だった。

主将アレクサンダー・オベチキンは、「相手は得点チャンスのときに決めた。自分たちはそうじゃなかった」と敗因を明確に分析してみせた。「勝ちたかった。でも相手も勝ちたかった。誰かが負けなきゃならない。今は何と言っていいかわからない」

ベテランのマイク・クヌーブルも「残念だ。4連敗するなんて、チームの誰も予想してなかったと思う。でも、相手を褒めないとね。うまかったし、ピンチにも持ちこたえたし、チャンスのときにはすかさず決めてきた。驚くほどすごかった」とライトニングの強さと決定力を素直に認めた。

「山あり谷ありの年だった。じっと耐えたら、何かいいことが起こるんじゃないかと思っていたんだけど」。試合後のブルース・ブドロー監督の言葉だ。ブドローが監督に就任してからの4シーズン、キャピタルズはサウスイースト・ディビジョンで優勝し続け、昨季はフランチャイズ史上初のレギュラー・シーズン優勝を成し遂げた。今季もカンファレンスのチャンピオンになった。しかしチームを待っていたのは、今年もファンの期待に応えられなかったという絶望感と長い夏休み。

ブドローはプレーオフで戦えない監督では?というマスコミの問いに、ジェネラル・マネジャーのジョージ・マクフィーは首を振る。「私はそうは思わない。レギュラー・シーズンでも強い監督は、プレーオフでも強い監督だ。ブルースはまたキャピタルズに戻ってくる」。今後のブドローの進退が注目される。


::: 昨季は7試合やってハブズに負けて、今季は4試合やってぼるつに負けて・・・。キャピタルズにはまた残念なプレーオフになってしまいました。今季はレギュラー・シーズンで最後までぼるつとディビジョン優勝を争った結果カンファレンス1位になり、去年同様「今年こそイケるかも!?」の期待が大きかっただけに、私もこの敗退は残念でなりません。

南フロリダ大学の卒業式にアイスパレスが使われたため、シリーズ第3戦と第4戦が2夜連続の変則スケジュールになってしまったのも、第3戦で負けたキャピタルズには不利だったかもしれないです。中1日あったら、気持ちを切り替えてチームを立て直すこともできたのに・・・。

でも「まあしょうがないかあ~」と思えてしまうほど、ぼるつ強かったです。美しいまでのパワープレーの攻め、鉄壁のペナルティキル、第2ライン以下でも得点できるオフェンス、ギイ・ブーシェ監督が提唱する「1-3-1」フォーメーションによるニュートラル・ゾーンの守り。そしてゴールネットを守るのは、プレーオフには滅法強いドゥエイン・ロロソン。レギュラー・シーズンでの対戦成績もほぼ互角だったし、シード1位と5位とはいえ、ぼるつが勝ってもまったくおかしくないシリーズでした。

米ヤフー!スポーツの名物ブログ「Puck Daddy」で読んだのですが、ぼるつの副コーチのウェイン・フレミングが悪性の脳腫瘍と診断され、5月3日に手術を受けました。このプレーオフが始まる前、ぼるつの選手たちはフレミング(愛称フレマー)の症状について知らされ、フレミングの病との闘いを励みにしているのだそうです。

「フレマーが頑張っているからみんなが頑張れていると思う。誰もがフレマーとフレマーの家族のために祈っている。フレマーがうちのチームに果たす役割は大きい。試合後いつもみんなに携帯でメールを送ってくるんだ。ぼくらはいつもフレマーと一緒にいる」とスティーヴン・スタムコスが言っていました。

フレミングはぼるつのペナルティキル担当で、あの強力なキャピタルズのスペシャル・チームにたった1つのパワープレー・ゴールしかゆるさなかった堅い守りは、フレミングの指導の成果なんだとか。ぼるつ快進撃の陰に、そんなドラマチックな出来事があったんですね。

ちゃぐまはフィリー相手に3連勝。試合後のNHL.comの見出しは「Deja Bru?」でした。昨季とまったく同じ軌跡をたどっているため、ちゃぐま選手たちはホッケー記者たちにあの歴史的逆転負けのことばかり訊かれ、うんざりしているらしいです。「このシリーズが始まる前に、その質問には答えただろ? もう二度と答える必要はないよな、そう言ってくれ」と記者に言い返したショーン・ソーントン、やっぱり少し逆切れ気味?

この試合、ショット数ではどのピリオドでもフィリーがちゃぐまを上回っていました。でもずっと試合の主導権を握って余裕の試合運びをしていたのはちゃぐま。4点リードですから当たり前なんですが、フェイスオフが強いことも、ちゃぐまがゲームを支配できている理由なんじゃないかな、と私は思うのです。

スコアシートを見てびっくり、今日の試合では、フェイスオフの勝率がフィリー22%、ちゃぐま78%。フェイスオフがうまいはずのクロード・ジルーは14回やって3回しか勝てず、マイク・リチャーズも12回中2回しかパックを取れてません。

逆にちゃぐまは、グレゴリー・キャンベルが91%、パトリス・ベルジュロンが89%の勝率で、ダヴィッド・クレイチーに至っては、なんと100%。8回やって1度も負けなかったのです。

レギュラー・シーズンのフェイスオフ勝率では、ちゃぐまがリーグ7位でフィリーが8位。さほど差がないんですよね。これが3連勝で波に乗るチームと、いまいち乗り切れてないチームの違いでしょうか。特にフィリーのキャプテンのリチャーズは毎試合透明人間のように目立たず、昨季のプレーオフでは大活躍だったスコット・ハートネルに至っては3試合でまだ0ポイントです。
タンパベイ3連勝 バンクーバーはまた延長戦で勝利
2011年05月04日 (水) 20:43 | 編集



5月3日(火)の試合結果

ワシントン3、タンパベイ4
(タンパベイ3勝)

ショーン・バーゲンハイムが技ありのゴールでライトニングに先制点をもたらしたが、キャピタルズは第2ピリオドに3得点してリード。しかし第3ピリオド、スティーヴン・スタムコスとライアン・マローンの24秒差の連続ゴールでライトニングが逆転、逃げ切った。

逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームを制し、シード5位のライトニングがシード1位のキャピタルズに3連勝。キャピタルズは後がなくなったが、主将アレクサンダー・オベチキンは「まだ終ってない。相手が3つ勝ったら、自分たちも3つ勝てる」。


バンクーバー3、ナッシュビル2(OT)
(バンクーバー2勝1敗)

ライアン・ケスラーが延長戦での決勝点を含む2ゴール1アシストと気を吐いた。デイヴィッド・レグワンドのショートハンド・ゴールでプレデターズが先制したが、惜しい逆転負け。ペッカ・リンネの44セーブも実らなかった。

延長戦ではシェイ・ウェーバーに対して不可解なフッキングの反則が取られ、そのチャンスにケスラーが得点。試合後、怒ったファンがタオルやゴミをリンクに投げ込んだ。


::: キャピタルズ、ピーンチ。大大大大ピーンチ。3連敗だなんて、3連敗だなんて・・・そんな、そんなぁ~。

1ピリにブルックス・ライクが顎にパックを受けて流血、処置のためにベンチに戻り、他の選手が代わりにリンクに出ているときに、キャピタルズがゴール。やたっ、先制点!と喜んだのも束の間、なんと代わりに2人の選手が出てきていて「too many men on the ice」のペナルティを取られるというお粗末ぶり。ゴールはもちろん取り消し。しかも1人多いことをいち早く見抜き、審判に教えたのはぼるつのマルタン・サンルイでした。

選手交代を指示するキャピタルズのコーチ陣は何やってんですか? まったくもう、このゴールが決まってたら・・・、なんて考えても仕方ないか~。それほど、ぼるつ強いです。コンビネーション・プレーはもちろんのこと、個人技でもキャピタルズは負けている感じ。

今日の試合では、ぼるつ1点目のショーン・バーゲンハイムの、ミハル・ノイヴィルトの股間を抜くゴールも素晴らしかったし、なんといっても、3ピリのスティーヴン・スタムコスの同点ゴールが圧巻でした。





パックを持ちながらノイヴィルトの正面まで行って、味方にパスを送ると見せかけてよそ見シュート! スローだとよくわかりますが、スタムコスはシュートの直前までゴールネットのほうを見ていません。ノイヴィルトは、まさかあのタイミングでパックが飛んでくるとは思わなかったんでしょう、反応が遅れていました。

スタムコス、すごい。だてにドラフト全体1位でNHLに入ってないし、だてに得点王にもなってないんだ・・・とため息が出るばかりです。

ぼるつ怒濤の3連勝ですが、ギイ・ブーシェ監督は「祝宴にはまだ早い。我々は、まだ何も成し遂げていない」と言っていました。カップ決勝で3勝0敗、第4戦の3ピリで5点ぐらいリードしてても、同じこと言いそうですね、この冷静な監督は。

プレッズとカナックスの試合では、延長戦で「???」な反則が取られ、そのパワープレーでケスラーのゴールが決まり、なんだかすっきりしない終り方でした。

シェイ・ウェーバーはケスラーに自分のスティックをつかまれ、「離せ!」とどついていたところをフッキングでパクられたわけです。この試合を中継していたCBCの実況は「あれはむしろケスラーのホールディング・ザ・スティックの反則を取るべき」と言っていたし、Versusのスタジオ解説者マイク・キーナンも「ひどいコールだ。プレーオフであんなジャッジをするなんて」と呆れていました。

でもこのプレー、CBCの「ケスラーは本当に利口だ」という表現に尽きるんでしょう。ジャッジもよく見てなかったけど、ウェーバーよりケスラーが一枚上手だった。試合後ケスラーは「ウェーバーは自分にフッキングしてたし。いいコールだったよね」と語ったんだそうな。この鉄面皮ぶり、あっぱれというか何というか。

プレーオフの延長戦でペナルティがあまり取られない傾向にあるのは昔からです。サドンデス方式なのでパワープレーをもらうほうは圧倒的有利になるためです。だからこそ審判にはきちんとしたジャッジをしてほしい。少なくとも、マイク・キーナンに「ひどいコール」なんて眉をしかめられるような判定は、プレーオフでは見たくないです。
フィラデルフィアの猛攻しのぎ、ボストンがOTで逆転勝ち
2011年05月03日 (火) 22:20 | 編集



5月2日(月)の試合結果

ボストン3、フィラデルフィア2(OT)
(ボストン2勝)

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フィラデルフィア(AP)-- ホームでの2連敗を避けたいフライヤーズは、2年目の21歳ジェームズ・ヴァンリームズダイクの開始29秒のゴールで先制し、幸先のいいスタートを切った。ヴァンリームズダイクはその9分後に追加点を決めたが、第1ピリオド12分過ぎから75秒の間にブルーインズが2ゴールあげて同点とした。

第3ピリオド、フライヤーズが実に22本のショットをティム・トーマスに浴びせて圧倒。延長戦でもブルーインズのシュート5本に対してフライヤーズは倍の10本を放ち優勢だったが、14分過ぎ、ネイサン・ホートンからのパスをフリーになっていたダヴィッド・クレイチーが鮮やかに決め、ブルーインズが敵地で2連勝を飾った。

トーマスはフライヤーズの好機を要所要所で阻み、終ってみれば自己最多の52セーブ。ヴァンリームズダイクの2ゴール目以降フライヤーズのショットを46本連続で止めたのは特筆に値する。今季の最優秀ゴーリー候補にもあげられているベテランの、類い稀なる忍耐力が光った好ゲームだった。

両チームは昨季の東カンファレンス準決勝で顔を合わせ、ブルーインズが3連勝の後4連敗とプロスポーツ史に残る負け方をした。フライヤーズの驚異的な粘り強さを身をもって知るブルーインズのクロード・ジュリアン監督は「アウェーで2連勝は、これ以上ないシナリオ。だが我々は、彼らが決して諦めないことを知っている」と気を引き締めていた。


::: 試合開始30秒でオッドマン・ラッシュから失点って、何の冗談ですか。そんな文句の一つも言いたくなるブルーインズの立ち上がりでしたが、2-2の同点のまま互いに打ちまくり、そしてゴーリーもがっちり守りまくり、見ていて面白い試合でした。

クレイチーの決勝ゴールは、ホートンからのパスを片膝をつきながらダイレクトに叩いたものですが、ショットが速く、またバーに当たる音をさせてパックがすぐにクリーズのほうに出てきてしまったので、ゴールネット後方にいた審判はバーに当たったと思ったらしく、すぐに「ノー・ゴール」のジャッジ。

ホートンは「やったー!」と両手でバンザイしているし、抜かれたブライアン・ブーシェも「ああ・・・」とがっくり肩を落としているのに、なぜ!?

プレー続行で困惑しながらパックを追うクレイチー、「入った、入った」と審判に抗議をするホートン、いったんはリンクに出ていったのにノー・ゴールと言われて「やべぇ!」とばかりに慌ててベンチに戻るちゃぐまの選手たち。プレーが止まった後にビデオ・リビューをして、ゴールと判定されましたが、なんか笑ってしまうシーンでした。





感動と歓喜のOTゴールのはずが、なんか間抜けな感じになってしまってクレイチーはかわいそうですが、本人はあまり気にしてなかったみたい。試合後のインタビューでも「自分は入ったと思ったんだけど、ゲームが続いてたので・・・」とほのぼの笑顔でした。

ハブズとのシリーズで7試合やって、クレイチーはたったの1ゴール0アシストしかできませんでした。いまいちエンジンがかからない攻撃の要に代わって頑張っていたのはマイケル・ライダー、マーク・レッキ、パトリス・ベルジュロンの第2ラインの選手たちです。その第2ラインがこんどは不調で、それと入れ替わるように浮上し爆発しかけているのがクレイチー、ホートン、ミラン・ルチッチの第1ライン。

今日ゴールをあげたクリス・ケリーやブラッド・マーシャン、そしてリッチ・ペバリーといったチェッキング・ラインの選手たちもスコアできるので、今年のちゃぐまのフォワード陣は、去年のシカゴの金太郎飴ラインに近いんじゃないのかな、そんな気がしています。

特にマーシャンは、22歳の新人で公称174センチ(実際には170センチもないと思う、とにかく小さい!)と小柄なんですが、その小ささを武器にちょこまかとリンクを動き回り、いわゆる「pest」(相手の第1ラインの選手にまとわりついてイライラさせたり疲れさせたりするイヤな人)としての役割を果たしていて、まるで去年のシカゴのデイヴ・ボランドのよう。ショートハンド・ゴール数5は今季のリーグ3位タイです。

気になっているのは、やっぱりパワープレーでの攻めですかね。今日もパワープレーでのゴールはゼロ。どうしてだろう。ズデノ・ファーラとトマーシュ・カベルレがポイントにいて1点も取れないって、何かがおかしい。でもこうなったら、いっそのこと、「パワープレー・ゴールなしでスタンリー・カップ優勝を遂げたチーム」目指してばく進してほしいかも。ウケ狙いで。
タンパベイとサンノゼ、ともに接戦を制して2連勝
2011年05月03日 (火) 16:25 | 編集



5月1日(日)の試合結果

タンパベイ3、ワシントン2(OT)
(タンパベイ2勝)

キャピタルズは1点ビハインドで迎えた第3ピリオド残り1分8秒、アレクサンダー・オベチキンがゴール前の混雑からリストショットを叩き込み追いついた。しかし延長戦でライトニングのランディ・ジョーンズがキャピタルズのライン・チェンジの隙をつきゾーン中央にパス、それをヴァンサン・ルキャヴァリエが確実に決めて勝負にけりをつけた。キャピタルズはこのシリーズ、パワープレー11回のチャンスで未だゴールなし。

デトロイト1、サンノゼ2
(サンノゼ2勝)

イアン・ホワイトとニクラス・ヴァリンという2人のディフェンスマンのゴールでシャークスがリード。レッドウィングズは第3ピリオド中盤にヘンリク・セッテルベリのパワープレー・ゴールで1点返したが、反撃はそこまでだった。第2ピリオドにシャークスの19本のショットをすべて止めるなど35セーブと奮闘したジミー・ハワードだったが、第1戦に続き味方の攻撃は湿ったまま。


::: また負けてしまいましたキャピタルズ。なんというか、こう、攻撃がかみ合っていないというか・・・、ブレイクスルーし切れてないというか。今日の試合では、アレクサンダー・セミンのゴールで1-1の同点になった後は、キャピタルズ押せ押せムードだったんですけど、畳み込むことができなかったです。

あたふたと慌てている感のあるキャピタルズとは違い、ぼるつの攻撃の素晴らしいこと。パワープレーになるとルキャヴァリエ、サンルイ、スティーヴン・スタムコス、ライアン・マローン、そしてエリック・ブリュワーというすごいメンバーが出てきて、高速のパス回しからルキャヴァリエがダイレクトでスラップショット。ショットが速すぎたのと、前にスクリーンがあって見えなかったのとで、ミハル・ノイヴィルトはパックがネットを揺らしてクリーズに出てきてから「はっ!」と首を動かしてました。





キャピタルズのペナルティキル・チームがまったく手も足も出ない、完璧なスペシャル・チームの攻め。CBCの実況も「a powerful, powerful power play unit.」と感嘆しており、私もまったく同感です。とにかく強いです、ぼるつのパワープレー。

気になるのは、CBCのスタジオ解説者ケリー・ルーディが指摘していた、ニクラス・バックストロムの不調ぶり。「バックストロムが何を考えているのか、私にはわからない。やる気のないプレー、ターンオーバーを誘う雑なパス」とルーディが批判するとおり、試合中、いくつものギブアウェーでチームのピンチを招いているようなのです。得意のはずのフェイスオフも15回やって勝てたのは6回。

この試合、バックストロムはオベチキンと同じ第1ラインではなく、第2ラインのセンターとしてプレーしました。ブルース・ブドロー監督がキャピタルズの二枚看板であるこの二人をあえて別々のラインに分けたのは、バックストロムへの荒療治か何かでしょうか。考えがあってやっていることだと思いますが、それが今のところ機能していないのが気がかりです。

シャークスとウィングズの対決は、第1戦に続いてまた1点差でシャークス勝利。こよーてとは4試合しかしなかったし、第1ラウンドは休んでいたセータことセッテルベリが戻ってきて、もっと強くなるんだろうなと予想していたんですが・・・。よくあるパターンですが、もしかして休養たっぷりが逆によくなかった?

こよーてとのシリーズでは第2戦からの3試合で、相手のパワープレーのチャンス12回のうち6回で得点されてるんだそうで、これをなんとかすることが、現在のウィングズの課題らしいです。
ハート・トロフィ候補にペリー、D・セディン、サンルイ
2011年05月02日 (月) 21:45 | 編集


ニューヨーク(AP)--- 今季のリーグ最優秀選手(MVP)に贈られるハート・メモリアル・トロフィ候補者が29日、以下のとおり発表された。

コウリー・ペリー(アナハイム・ダックス)・・・自己最多の50ゴールをあげモリース・リシャール・トロフィ(得点王)を初受賞。特にシーズン最後の16試合で19得点と目覚ましい追い込みを見せ、西カンファレンス11位と低迷していたダックスが4位まで浮上するのに大きく貢献した。決勝点(11)はリーグ1位タイ、パワープレー・ゴール(14)とショートハンド・ゴール(4)は5位タイ。第3ピリオドでの得点(21)はリーグ1位。MVP候補になるのは今回が初めて。2003年NHLエントリー・ドラフトで前身のマイティダックス・オブ・アナハイムが1巡目で指名(全体28位)。オンタリオ州出身、25歳。

ダニエル・セディン(バンクーバー・カナックス)・・・1999年のNHLドラフトでカナックスが1巡目指名(全体第2位)。今季の104ポイント(41ゴール、63アシスト)は自己最多でリーグのポイント・リーダーに輝いた。カナックスのフランチャイズ史上初のレギュラー・シーズン優勝に最も貢献した選手の一人。パワープレー・ゴール(18)はリーグ1位で、プラス30もフォワードの中で1位。昨季のMVPには双子の兄弟であるヘンリクが選ばれており、今季ダニエルが受賞すれば前人未到の兄弟での2年連続MVPとなる。スウェーデン出身の30歳。

マルタン・サンルイ(タンパベイ・ライトニング)・・・リーグ2位の99ポイント(31ゴール、68アシスト)を記録しチームを引っ張った35歳。今季は1シーズンのアシスト数でフランチャイズ記録タイ、またポイント数で自身のNHLキャリアで2位となる記録を打ち立てた。ライトニングは昨季から23ポイントも上回る46勝25敗11分でシーズンを終えたが、これはフランチャイズ史上2位の成績。チームが初めてスタンリー・カップ優勝した2004年にポイント・リーダーに輝き、リーグMVPを初受賞している。ケベック州出身で、ヴァーモント大でプレーした後ドラフト外でNHL入りした異色のスター選手。

受賞者はプロホッケー記者協会の投票によって決定。授与式は6月22日にネバダ州ラスベガスで行われる。


::: 私はマルタン・サンルイの大ファンなので、サンルイに2度目のハートを!と叫びたいところですが、まあ、ないだろな。いろいろなホッケー・サイトを読むと、ちょうど各賞の投票が行われる時期にゴールを量産しホッケー・ライターたちに鮮烈な印象を残したコウリー・ペリーが最有力候補のようです。

先日のTSNの放送でも「ペリーできまり!」と予想していましたし、投票権を持っているコメンテーターのボブ・マッケンジーは「ペリーに投票した」とハッキリ言っていました。

え、ペリー?

ペリーといえば・・・




思い出すのはオリンピックでのこのシーンなんですが。
ケスラー「やったー!」
ペリー「俺って、俺って・・・」

あれから1年、大きくなったんだね、コウリー・ペリー。なお、ペリーが受賞したら、アナハイム・ダックス初のリーグMVPです。

ペリーMVPだと、複雑なのは双子ちゃんダニエルでしょうね。去年はヘンリクがアートロスもらって、MVP。自分もがんばってアートロスなのに、MVPは他の人。ちょっとかわいそうかも。ちなみにアルファベット順だとダニエルのほうが先でNHLドラフトでもダニエルが先に指名されましたが、ヘンリクが兄。ダニエルより6分先にヘンリクが生まれたんだそうで。
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