さんくちゅありホッケー BLOG
NHL ニュースを中心としたアイスホッケー情報のブログです。 (Since 08/09/05)
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シカゴ主将テーヴズ、第1戦で驚異のフェイスオフ勝率をマーク
2010年05月31日 (月) 23:34 | 編集
今日は試合がないので、明日の第2戦に備え、両チームは練習で汗を流しました。




今日もむさ苦しいスコット・ハートネル。怪しい新興宗教の教祖様か、お前は。
「おばちゃーん、ギョーザ2皿、2皿ね!」
手前のかわいこちゃんはクロード・ジルーです。




こちらはシカゴのトップ・ラインのお三人方。ケイン、小さい。バフリン、巨大。この3人、第1戦では揃ってポイントなしという意外な結果に終りました。

TSNのインタビューでジョナサン・テーヴズは、「チームが6点も取ったのに、きみたちのラインが0ポイント、そしてきみ自身がマイナス3だった試合が過去にあるかな?」と訊かれ、「マイナスについてはともかく、6点取って自分たちがポイントなしだったのは2試合あったと思う。それはいいこと、特にこの時期はね」などと答えていました。

しかし試合を見ると、テーヴズは得点表に出てこないところできちんと仕事をしていることがわかります。相手のチャンスには猛スピードで自ゾーンに戻ってきてきちんと守備をするし、何よりフェイスオフでの貢献度がすごい。

第1戦では第1ピリオドだけで12回フェイスオフをして、負けなし。試合全体でも24回中18回勝って、勝率は実に75%。これは驚異的な数字です。フィリーのセンター、ダニエル・ブリエールは、

「テーヴズ相手のフェイスオフは、はじめは手こずったよ。最初の4回は負けたと思う。対戦する前から、テーヴズのフェイスオフがいいことは知っていた。彼は強い。そして速い。試合のビデオを見て、うちのフェイスオフ勝率を上げる方法があるかどうか研究したい」

と言っていました。

シカゴ全体では63%の勝率で、テーヴズの他、パトリック・シャープも62%の勝率を記録。フェイスオフの勝ち負けも、第1戦の勝敗を分けた原因の一つになったんだと思います。

NHLでフェイスオフの名手といえば、ロン・フランシスやアダム・オーツ、マイク・ペカなどの名前が浮かびますが、若きスター選手のテーヴズも、キャリアを積んでいくにつれてさらにフェイスオフの腕を磨き、この3人の先輩のように、シブい職人肌のNHLerになっていくのかもしれません。楽しみです。
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カップ・ファイナルについての考察:フィリーの呪い&燃える街シカゴ
2010年05月31日 (月) 21:58 | 編集
ホッケー・ジャーナリスト加藤美貴子さんのブログ「NHL備忘録」で、フィラデルフィアのスポーツ・ファンなら誰でも知っている「ウィリアム・ペンの呪い」が紹介されていました。

参考エントリ:呪いは解けたけど?

フィラデルフィア市民に言い伝えられる「ウィリアム・ペンの呪い」とは・・・

フィラデルフィア市庁舎の塔に立つウィリアム・ペンの像は、市で最も高いところにそびえ立つ、フィラデルフィアという街の象徴的な存在でした。しかし1987年、ウィリアム・ペンの像よりも高い「ワン・リバティ・プレイス・ビル」が建設されて以来、フィラデルフィアに本拠を置くプロスポーツのチームは、リーグ優勝できなくなったのです。これは、自分より高い建築物ができたことにウィリアム・ペンが腹をたて、スポーツで勝てなくなる呪いをかけたからだ、とフィラデルフィア市民は考えていました。

この呪いを解こうと、現在フィラデルフィアで最も高いビルである「コムキャスト・センター」(コムキャストはフライヤーズの親会社)建設中の2007年6月、建設に携わっていた鉄筋工の2人が、ウィリアム・ペンの小さな人形をこのビルの梁にくっつけました。するとあーら不思議、翌年10月、MLBフィラデルフィア・フィリーズがワールド・シリーズで優勝し、フィラデルフィア市民は「呪いが解けた!」と喜んだのでした。

フライヤーズが前回カップ・ファイナルに進出した1997年、ウィリアム・ペンの像にはフライヤーズのジャージが着せられました。



この像ってけっこう大きくて、ジャージ着せるのも数人がかり。高いところにあるし、作業は命がけだったんじゃないかな。なのにこの年、フィリーはレッドウィングズに4連敗という、みじめなファイナルの結果に終り、この呪いを紹介していたブログ作者(たぶんフライヤーズ・ファン)は、「もう二度とこんなジャージ着せるんじゃねえぞ!」って怒ってました。気持ちはわかるが・・・。

今年、ウィリアム君がフィリー・ジャージを着ているかどうかは定かではないのですが(面倒くさくて調べてない)、ブラックホークスの18年ぶりのカップ・ファイナル進出に沸くシカゴでは、シカゴ美術館の前にでんと構えるライオンの像にホッケー・ヘルメットを被せたり、ユナイテッド・センターのマイケル・ジョーダンの像に主将ジョナサン・テーヴズのジャージを着せたりと、コスプレ企画で盛り上がってるようです。



2匹とも被ってます。NFLシカゴ・ベアーズのヘッドギアも被ったことがあるライオンです。




こちらはご丁寧にヘルメットとスケート靴も装備。でもMJは黒人なんだから、テーヴズのじゃなくてビッグ・バフのジャージ着せるべきでは?

私はこういうコスプレ企画、けっこう好きですね。なんか、街全体でチームを応援してるって感じがして、いいと思います。エドモントンの街を走るLRTの行き先が「GOOILERSGO」になったりするのも、ファンとしてはぐっときます。




レッドウィングズのジャージを着た、「スピリット・オブ・デトロイト」の像。カップ・ファイナリストだけがつけることを許されるファイナルのパッチが、ちゃんと胸についてます。実物見たことありますが、この像ってすごく大きいんですよ。このジャージ作るの、大変だっただろうな。他にデトロイト・ライオンズのユニフォームを着ているバージョンもあり。




こちらもウィングズ。デザインも色もシンプルなジャージだからか、こういう女神像にもしっくりきます。




ウィングズのプレーオフ限定マスコット「アル・オクトパス」がジャージを着ているバージョン。ふてぶてしさ全開の顔した巨大パープルたこなのに、こういうコスプレ(?)をすると、途端に可愛く見えてきます。

ワシントン・キャピタルズがファイナルに進んだら、リンカーン・メモリアルのリンカーン像にキャップス・ジャージ着せてほしいなあ。ワシントンといえば、バラク・オバマ大統領がシカゴ出身ということで、ユナイテッド・センターに試合を見に来るかも、という話題でシカゴでは持ち切りらしいです。
ブラックホークス地元紙「シカゴ・トリビューン」もプレーオフ仕様
2010年05月30日 (日) 22:37 | 編集
ブラックホークスのニュースを読むために「シカゴ・トリビューン」のサイトに行ったら・・・





ロゴがこんなことになってました。ネイティブ・アメリカンの羽をつけたロゴ、シカゴっぽくていいです! ロゴの下には「COMMIT TO THE CUP」の文字。日本語訳がなかなか難しい英語ですけど、「カップのために」ぐらいの意味かな。

そしてこのサイトのブラックホークスのページには、「Get your Blackhawks on」というコーナーがありまして、「ブラックホークスのファンだって言うのなら、ホークス・グッズを身につけたあなたの写真を送ってよ!」ということで、シカゴ・ファンがいろんな画像を投稿していて、とーっても面白いんです。

そういえば、私はシカゴの白いジャージを持っていたな・・・。昔むかし、10年以上前、ユナイテッド・センターで試合を見たときに、センターのショップで買ったものです。

そのとき以来、1度も着たことがないそのジャージを引っ張りだし、私もいっちょ「シカゴ・トリビューン」に送る画像を撮影してみようと思いました。自分が写ってしまうと世界中のブラックホークス・ファンの皆様のお目汚しとなってしまうので、強力なエキストラに出演依頼。





じゃーん、我が家の愛猫2匹でーす。構想1分、準備3分、撮影5分、モデルねこブサイク、のわりには、いい写真が撮れました。軽い気持ちで投稿してみたら、ちゃんと「シカゴ・トリビューン」にアップされていて感激でした。極東日本のねこファンも応援してるって、シカゴの皆様、知ってくれたかな。キャプテン、見てる~!?
NHLスタンリー・カップ決勝第1戦:ハイスコアの試合を制しシカゴ白星発進
2010年05月30日 (日) 18:20 | 編集



フィラデルフィア5、シカゴ6
(シカゴ1勝)

シカゴ(AP)-- NHLの年間王者を決めるスタンリー・カップ・プレーオフ決勝(7試合制)の第1戦が29日、当地のユナイテッド・センターで行われ、西カンファレンス2位のシカゴ・ブラックホークスが東カンファレンス7位のフィラデルフィア・フライヤーズを6-5で下した。

カップ決勝の試合で11ものゴールが記録されたのは、1992年のピッツバーグ・ペンギンズ対ブラックホークス戦以来。またカップ決勝の第1戦で11点が入ったのは、NHL史上初めて。

6勝1敗の成績で決勝に臨んだフライヤーズのゴーリー、マイケル・レイトンは、5ゴール献上した時点の第2ピリオド残り4分でブライアン・ブーシェと交代した。ブラックホークスのアンッティ・ニエミは27セーブをマーク。

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点の取り合いとなった、逆転に次ぐ逆転のシーソー・ゲーム。制したのはホームのブラックホークスだった。だがゴールを決めたのは、主将ジョナサン・テーヴズやエースのパトリック・ケインではない。第2ラインでプレーするトロイ・ブラウアーであり、チェッカーのデイヴ・ボランドであり、そして最近5試合で出場機会に恵まれなかったトマーシュ・コペツキーだった。

5-5の同点で迎えた第3ピリオド。ペナルティもなく、やや静かに展開していた中盤に試合は動く。フライヤーズのゾーンから出そうだったパックをブレント・シーブルックが後ろに倒れながらも止め、ヴァースティーグがゴールネット近くにパス。リンクを動き回っていたコペツキーがブライアン・ブーシェのポジショニングを的確に判断し、ブーシェとゴールネットの間にパックを滑らせ、これが勝越しの決勝点となった。

ショット数はともに32。ブラックホークスの第1ラインを構成するテーヴズ、ケイン、ダスティン・バフリンはいずれもマイナス3を記録する不調ぶり。フライヤーズも主砲シモン・ガニェがマイナス3、マイク・リチャーズとジェフ・カーターが揃ってマイナス2と、カンファレンス決勝ではポイントを量産した主力級が全員、ポイント0という意外な結果に終った。

この試合の前に、ブラックホークスには5日間、フライヤーズには4日間の休養があった。試合勘を取り戻せなかったのか、両チームともパックの処理にもたつき、ターンオーバーをゆるすシーンが多く見られた。ブラックホークス2点目のボランドのショートハンド・ゴールはその象徴だ。試合後「氷の状態が悪すぎて、特に第1ピリオド序盤はパスなんて送れなかった。第2戦ではもうちょっとなんとかしてほしい」とスコット・ハートネルは不満を漏らした。

敗れたフライヤーズのピーター・ラヴィオレット監督は、「カップ決勝の第1戦で負けたら、ポジティブな気持ちで試合を振り返るのは難しいものだ。今夜と明日、この試合を見てみる。そして準備するよ」と巻き返しを誓っていた。


::: まずは、シカゴが1勝。この試合見ていましたが、ややグダグダ感はあったものの、点がばかすか入って、面白い試合でした。と同時に、シーソー・ゲームすぎて、心臓がドキドキしてしまって苦しかったです。勝ててよかったです。

フィリーはこれまで、先制した後、または、逆転してリードした後に、守りを固める戦法で勝ち上がってきました。このファイナルでも同じやり方を踏襲しようとしていたのは想像に難くないのですが、シカゴの金太郎飴オフェンスが強力すぎて通用しませんでした。なにしろフィリーがリードしたらすぐにシカゴが同点にし、逆転してしまう。「これまでの相手と違う! 突き放せない!」とフィリーは精神的にきつかったんじゃないかと思います。

逆にシカゴは、3ピリ中盤にコペツキーのゴールでリードしてからは、まさに余裕しゃくしゃくのゲーム運び。パックを取られない程度に適当にパスを回し合い、時間稼ぎをする様は、まるでサッカーの試合を見ているようでした。試合残り2分ぐらいでフィリーのチャンスがあったのですが、ニエミが好セーブをして事なきをえました。

それにしても意外だったのが、両チームのトップ・ラインの選手たちが全員、ポイントなしだったこと。テーヴズやケインは試合中でもあまり目立ってなかったのでわかりますが、フィリーのリチャーズやカーターもダメダメだったんですね。リチャーズはあの巨漢ダスティン・バフリンにも果敢にヒットを挑んでいたので、そっちのほうで忙しかったのかもしれません。それからボランドは今日もいやらしい動きでリチャーズをいらつかせていたようです。

むさ苦しいハートネルはリンクの状態にケチをつけ、それは確かにそうだったようです。もう5月も末だし。でも両チームとも同じリンクでプレーしているのだし、その点はイーブン。しかも両チームの主力選手ががっちりマークされて本調子じゃなかったのもイーブン。しかもフィリーにはパワープレーが4回あったけど、シカゴはゼロ。でも勝ったのはシカゴ。これはやっぱり攻撃陣の厚みの差じゃないですかね。

今日のCBCの実況では、シカゴの第2ラインを構成するブラウアー、マリアーン・ホッサ、そしてパトリック・シャープの3人が効果的な働きをしていると褒められていました。第1ピリオドで相手のミスにつけこみ、相手のヤル気をそぐショートハンド・ゴールをきっちり決めたボランドもすばらしかったと思います。

そして決勝点を叩き込んだのは、5試合もヘルシー・スクラッチをくらっていたコペツキー。アンドリュー・ラッドの怪我で出番が回ってきたわけですが、そのチャンスをばっちり活かすことができたのは、試合に出られない日々が続いても、腐らずにきちんと準備をしていたからでしょう。シカゴの総合力で、もぎ取った勝利でした。

「準備」といえば、今日TSN.caのサイトで見たラヴィオレットの記者会見で聞いた言葉。

「選手たちに、このファイナルのために9ヶ月、または10ヶ月準備してきた、と言ったら、イアン・ラペリエールに訂正された。『監督、それは違う。俺はこのファイナルのために16年準備してきた』と言われた。私は間違っていた」

なんか、じーんときてしまいました。ラッピーことラペリエールは長くロサンゼルス・キングズでプレーし、その後はコロラド・アバランチにもいましたが、NHLキャリア16年目でカップ・ファイナルで戦うのは今回が初めて。パックが目に当たって流血して休んでも、フルシールドのマスクをつけてでも、ラッピーが試合に戻ってきたかった理由はそこなんですね。このファイナルにかけるラッピーの気持ちを考えると、ぐっときてしまいます。

でもね、100人のNHLerがいたら、100の物語がある。シングルマザーのママとトレーラー・ハウスに住んで、経済的に困難な時期を過ごしたバフリン。お父さんが長く闘病中で、病室で試合を見ているお父さんに活躍している姿を見せたいと頑張っているブラウアー。

ボランドだって・・・、って、今知ったんですけど、ボランドってまだ23歳!? えーっ! あの顔、あのプレー、てっきり30歳すぎのベテランかと思ってました。レイトンみたいに、いろんなチームを渡り歩いて、シカゴで花開いたのかと・・・。私が今季まで彼のことを知らなかったのは、無名の十年選手だったからじゃなくて、若すぎたからだったのね・・・。




だって、この顔ですよ・・・。子ども3人ぐらいいそうじゃないですか!




誰ですかこの人は!?(答え:デイヴ・ボランド)
ロン毛だと随分イメージ違いますね。
2010年NHLスタンリー・カップ・プレーオフ 決勝スケジュール
2010年05月26日 (水) 21:54 | 編集

@Yahoo!Sports.com

カッコ内はシード順位、日時は日本時間です。


シカゴ(西2位)対 フィラデルフィア(東7位)

第1戦 @シカゴ       5月30日(日) 9:00
第2戦 @シカゴ       6月1日(火) 9:00
第3戦 @フィラデルフィア  6月3日(木) 9:00
第4戦 @フィラデルフィア  6月5日(土) 9:00
第5戦 @シカゴ       6月7日(月) 9:00
第6戦 @フィラデルフィア  6月10日(木) 9:00
第7戦 @シカゴ       6月12日(土) 9:00


::: シカゴのほうがシード順が上ということで、シカゴがホームアイス・アドバンテージを持ち、カップ・ファイナルはユナイテッド・センターからスタートします。ホームよりもアウェーでのほうが成績がいいシカゴなので、ちょっと心配。守りのいいフィリーには苦戦するだろうなあ・・・。
フィラデルフィアがスタンリー・カップ決勝へ
2010年05月26日 (水) 21:40 | 編集



モントリオール2、フィラデルフィア4
(フィラデルフィア4勝1敗、スタンリー・カップ決勝進出)

フィラデルフィア(AP)-- NHLプレーオフ東カンファレンス決勝第5戦は24日、当地で行われ、シード7位のフィラデルフィア・フライヤーズが8位のモントリオール・カナディアンズを4-2で下した。フライヤーズはシリーズ対戦成績を4勝1敗とし、1997年以来13年ぶりのスタンリー・カップ決勝進出を決めた。

試合開始わずか59秒でブライアン・ジオンタがゴールを決めてカナディアンズが先制したが、フライヤーズが3連続ゴールで逆転。スコット・ゴメスが得点したものの一歩及ばず、故障からの復帰間もないジェフ・カーターのエンプティネット・ゴールがだめ押しとなった。

カナディアンズは第1ラウンドでワシントン・キャピタルズ、第2ラウンドでピッツバーグ・ペンギンズを続けて撃破したが、カンファレンス決勝ではフライヤーズの堅い守りにほとんどなすすべなく敗れた。ディフェンスマンのハル・ギルは「夏にこのプレーオフのことを思い返したとき、『俺たち、けっこうがんばったじゃん』なんて言えるかもしれない。でも今はつらいよ」と試合後に語った。


::: はあ~、お疲れ様でしたハブズ。8位でプレーオフに進んで、キャピタルズとぺんぎんに勝って、モントリオールのファンを熱狂させてくれました。しかし、ついに力尽きたのね。

残念だけど、悲しいけど、最後の試合は負けは負けでもシャットアウト負けじゃなかったし、試合終了のブザーまで粘ってたようなので、やっぱりハブズにはありがとうと言いたい。あのメンツで、アンドレイ・マルコフをケガで欠きながら、よくがんばったと思います。

レギュラー・シーズン後半からキャリー・プライスに代わって先発するようになったヤロスラフ・ハラークは「このチームと、この1、2か月の自分たちのプレーを本当に誇りに思う。困難なこともあったし、ケガ人も多かったが、プレーオフに進んでカンファレンス決勝まで来れた。満足している者はいないよ、でも自分たちが成し遂げたことを誇りに思う」と言っていたそうで、私も同じ気持ち。来季があるさ、来季が! がんばれハブズ!

で、ハブズが負けた原因は何かというと、やっぱりフィリーの守備がものすごくよかったことに尽きると思います。ブライアン・ブーシェの故障でゴールを守ることになったマイケル・レイトンが、シャットアウト連発でシンデレラ・ゴーリーみたいに言われてますが、試合を見るとわかります、レイトンが特別すごいわけじゃないんです。レイトンがあたふたするようなシュートを相手に打たせないフィリーの守りがすごいんです。

特にハブズとの試合では、先制点を取ったら後はがっちり守ってニュートラル・ゾーンの突破をゆるさず、隙を見て一発カウンター、この戦術がぴったりはまったようでした。

カップ決勝では、フィリーはどのラインも得点できるシカゴの強力な金太郎飴オフェンスを攻略しなければいけません。そして逆にシカゴは、フィリーの強固な守りを崩す道を見つけなければ勝てません。短期決戦のプレーオフは、守りが強いチームのほうが有利。フィリーは波に乗ってるし、シカゴには厳しい戦いになると思います。

余談ですがマイケル・レイトンは、1999年NHLエントリー・ドラフトで全体165位でしたが、指名したのはシカゴでした。シカゴではデビュー戦でシャットアウトも記録しましたが、後はほとんど鳴かず飛ばずで、他のチームにトレードされてもほとんどマイナー暮らし。しかも最初はアナハイム・ダックスから、その後はナッシュビル・プレデターズからウェイバー(選手の権利放棄)に出されるという憂き目に遭ってます。このときプレッズからレイトンをもらい受けたのが、フィリーだったのでした。

しかしレイトンの受難ストーリーはまだ続きます。これでオチじゃないんです。2007年2月、レイトンはフィリーからまたウェイバーに出されます。ここでレイトンをゲットしたのが他ならぬハブズ。そうですレイトンはハブズのために働いたこともあったのです。しかしハブズはレイトンをキャロライナ・ハリケーンズにトレードします。そして2009年12月、ケーンズはまたレイトンをウェイバーにかけ、「ウチがもらいます」と名乗り出たのが、ゴーリーのケガ続きで困っていたフィリーでした。

ウェイバーにかけられて拾ってくれるチームがいないと、選手はマイナー・チームに送られます。一度NHLでプレーしてしまうと、アリーナの規模も小さく遠征先のホテルのグレードも低く、移動も専用機じゃなく一般人と同じ飛行機でしかもエコノミークラス利用、そんなマイナー暮らしは本当につらいものらしく、レイトンも不安でやりきれない日々を送っていたことは想像に難くないです。

まだ29歳なのにもう4回もウェイバーに出されている、典型的な「journey man(渡り鳥選手)」。そんなレイトンのキャリアを知ってしまうと、あまりにもかわいそうで気の毒で、なんか勝たせてあげたいなあ、と言うとおこがましいですが、苦労人だから報われてほしいなあという気持ちがもたげてきてしまいます。でも、今回は相手がシカゴですからね。ジョナサン・テーヴズの笑顔が見たいです。
シカゴ、サンノゼに4連勝で18年ぶりのスタンリー・カップ決勝へ
2010年05月25日 (火) 21:37 | 編集



サンノゼ2、シカゴ4
(シカゴ4勝0敗、スタンリー・カップ決勝進出)

シカゴ(AP)-- NHLプレーオフ西カンファレンス決勝第4戦は23日、当地で行われ、シード2位のシカゴ・ブラックホークスが1位のサンノゼ・シャークスを4-2で下した。ブラックホークスはシリーズ4連勝で、1992年以来18年ぶりのスタンリー・カップ決勝進出を決めた。

シャークスがローガン・クチュール、パトリック・マルローのゴールでリードしたが、第2ピリオド中盤からブラックホークスが反撃に出た。ゴール前の混雑からブレント・シーブルックが押し込んだパックがゴールラインを割って得点となり、終盤にはデイヴ・ボランドがゴールネット裏から持ち込んで同点弾。

決勝点となった勝越しゴールを決めたのは、またダスティン・バフリン。第3ピリオド残り6分、パワープレーでパトリック・ケインからの高速パスをゴールネット近くから叩き込んだ。このシリーズ、何度も目にした光景。バフリンが勝越しゴールを記録するのは、これで3度目だった。

「ビッグ・バフはスポットライトが好きみたいだね。ヒーローになるのが好きなんだ。重要なときに目立ってくれる」と言うのはパトリック・シャープ。「3ピリの前に、『俺が決める』と言ってた。有言実行、彼はやってくれた」

シャープの言うとおり、このシリーズでバフリンはゴールデン・ボーイ的な働きをした。第1戦では第3ピリオドに勝越しの決勝点を決め、第3戦でも延長戦で決勝ゴール。シャークスと戦った4試合すべてで得点しており、今季プレーオフ通算でも既に8得点をあげている。

バフリンを主将ジョナサン・テーヴズとパトリック・ケインの2人と組ませたジョエル・ケヌヴィル監督の博打は当たった。NHLの未来を背負う若きスター選手たちとトップ・ラインを組むことを、バフリンはこう言う。「あの2人と一緒にプレーすると、パックはこっちへ来てくれる。思いもよらないときにね」

現在東カンファレンス決勝を戦っているモントリオール・カナディアンズかフィラデルフィア・フライヤーズのどちらかと、ブラックホークスは決勝で対戦する。チームが最後にカップを獲得したのは1961年。現在のロスターを占める選手の多くが生まれる20年以上も前の話だ。

今季のレギュラー・シーズンでシャークスとブラックホークスはカンファレンス首位を激しく争った。わずか1ポイントでシャークスが上回ったが、ここ3年、プレーオフでは失敗続きだったシャークスにとっては、また残念な結末が待っていた。

シリーズ4試合のうち3試合でシャークスが先制しながらリードを守れず、4連敗。シャークスがブラックホークスのショット数を上回ったのも3試合あったが、アンッティ・ニエミの堅守もあり、ゴールにつながらなかった。シャークスの得点は、4試合でわずか7にとどまった。

シャークスのトッド・マクレラン監督は、間違いなくスタンリー・カップも狙える強いチームを作った。けれども、何かが足りなかった。その何かは、試合後に監督自身が語った言葉の中にある。

「シカゴにはノリにノッているゴーリーがいる。スーパースターじゃない選手からもゴールが生まれている。バフリン、ボランド、そういう選手たちからだ。勝つために必要なことを、シカゴはやっている」


::: おめでとうシカゴ。朝4時に起きて見たかいがあった試合でした。何度も何度も、ユナイテッド・センターが爆発して、あの陽気なゴール・ソングが流れて、クリス・ヴァースティーグのエンプティネット・ゴールのときは、勝利を確信したシカゴの選手たちがベンチで抱き合っていて、胸が熱くなりました。

私はこのシリーズ、シャークスが4勝2敗ぐらいで勝つと思ってたんだけどなあ。予想は外れたけど、シカゴが勝ったから、どうでもいいや! シャークスはトップ・ライン3人のうちマルローしか得点できなかったのがやっぱり痛かった。ダニエル・ヒートリーは太ももの付け根を故障していたらしいですね。

ジョー・ソーントンは、今やNHL最高の「pest」(『やっかい者』の意味、いやらしい動きで相手をイライラさせ、疲れさせるチェッキング・ラインの選手をこう呼びます)に上りつめた(?)ボランドにさんざん苦しめられ、得意のキラーパスを出す間もありませんでした。

シャークスはこれで、「4年連続で100ポイント以上でフィニッシュしながらスタンリー・カップ決勝に進めなかった」チームとなってしまいました。過去に同じ不名誉な記録を作ったのは、1975年-76年から1978年-79年のニューヨーク・アイランダーズだけ。

でもアイルズはこの後いわゆるひとつの「王朝」を築き、1980年から83年まで4年連続でカップ制覇しているので、シャークスも来季はカップ獲得できるかもしれません。って、「時代が全然違うじゃねーか!」というシャークス・ファンのブーイングの嵐が聞こえてきそうです。でも優勝できるポテンシャルは十分あると思うし、がんばってほしいです。

ともかくも、シカゴおめでとう。まだまだ戦いは残っているけれど、やっぱり嬉しいです。キャプテンのジョナサン・テーヴズは、カップ授与式でカップに触りませんでした。「カンファレンス優勝カップに触れたらスタンリー・カップ決勝では負ける」というジンクスは昨季、シドニー・クロズビーがしっかりカップを持ち上げたのにピッツバーグ・ペンギンズがスタンリー・カップ優勝したことで破られましたが、クソがつくほど真面目な性格で知られるテーヴズは、やっぱりゲンをかついんだでしょう。

試合中にパックが口に当たったダンカン・キースは、なんと歯が7本(前歯3本、下の歯4本)折れたそうです。もともと前歯は1本ぽっかりありませんでしたが、このアクシデントで前歯をほとんど失って、それでも試合には最後まで出続け、アシストも記録して、勝った後はふがふが言いながらテレビの勝利者インタビューまで受けていました。

「口の中に歯があって、ちょっと気持ち悪かったけど、こういうことはホッケー選手ならよくあることだから。最悪の場合、あごの骨が折れてたかもしれないんだし」とキースは言っていたんだそうな。すごい。

「ダンクス(キースの愛称)はいい差し歯を作ればいいのさ。2週間後には素敵な笑顔で笑ってるよ。プレーオフのホッケーはこういうもの」とパトリック・シャープは笑っていたそうですけど、もしもNHLerに、「自前の前歯全部とスタンリー・カップ、どっちが欲しい?」と訊いたら、みんなどう答えるかな。たぶんほとんど全員がカップと答えるんじゃないかな。




カップ授与式での「キャプテン・シリアス」ことジョナサン・テーヴズ。このシーンの動画を職場の女の子たちに見せたら、「この人、ヒゲがあるんだね」と言われた。えーと・・・、感想はそれだけ・・・?
レイトンまた完封 フィラデルフィアがカップ決勝へ王手
2010年05月24日 (月) 22:16 | 編集



5月22日の試合結果

フィラデルフィア3、モントリオール0
(フィラデルフィア3勝1敗)

第1戦、第2戦に続いて、フライヤーズのマイケル・レイトンがカナディアンズを完封。と言っても、レイトンがセーブしたショットはわずか17本にすぎず、フライヤーズの守備のうまさが光った試合だった。

第1ピリオドは積極的なフォアチェックとスピーディーなスケーティングでカナディアンズが攻めた。しかし第2ピリオド、クロード・ジルーの先制点でフライヤーズがリードしてから、カナディアンズの動きがスローになる。

フライヤーズがニュートラル・ゾーンでカナディアンズのチャンスを潰し、攻撃の糸口すら与えない。逆にクリス・プロンガーのロングパスからヴィッレ・レイノがブレイクアウェイで2点目。カナディアンズのお株を奪うカウンターからの追加点だった。

わずか1ショットに終わった第2ピリオドから立て直し、第3ピリオドは9ショットでフライヤーズを圧倒したカナディアンズだったが、それでもレイトンの守りを崩すことはできなかった。

第1ラウンド、第2ラウンドと、カナディアンズは相手に王手をかけられてから巻き返して勝ち進んできた。快進撃を支えてきたマイケル・キャマレリは「僕らが一番いいホッケーをできるのは、こういう状況になってから。僕らにとってはもうおなじみな感じ。ほーら、まただ、ってね」と以前にも同じ状況に置かれてきたことを強調する。

フライヤーズは、第2ラウンドでボストン・ブルーインズ相手に0勝3敗の崖っぷちに立たされてから、8戦7勝と絶好調。スタンリー・カップ決勝まであと1勝と迫った。「シャットアウトなんかどうでもいい。チームが勝つことだけを考えている」というレイトンが、フライヤーズを1997年以来13年ぶりの晴れ舞台に立たせることができるか。


::: 朝4時に起きて見たこの試合。ハブズがすごくいい動きをしていて、「カウンター頼みのチームだと思ってたのに、こんなホッケーもできるのねー!」と感激したのも1ピリだけ。

2ピリはほとんどショットも打てず、ハブズまったくいいところなし! CBCの実況解説の人も「フライヤーズのニュートラル・ゾーンでの守備はすばらしい」と褒めたたえるほどの堅い守りで、フィリーは余裕しゃくしゃくに見えました。

3ピリはそれでも攻めてたように見えたんですが、イージーなショットばかりで、レイトンにとってはラクな試合だったんじゃないかな。そして終ってみれば、またシャットアウト負け。4試合やって3試合で1点も取れないって、どう考えてもおかしいでしょう。攻撃の練習してんのかな?

キャミーことキャマレリは、キャピタルズのときもペンギンズのときも3敗からカムバックしたし~、というようなことを言っていたようですが、その2つのシリーズと今回は全然違う。

キャピタルズのときもぺんぎんのときも、点はちゃんと取れていた。毎回毎回シャットアウト負けではなかったのです。それだけ、フィリーの守備がいいってことなんだと思います。デビルズが1試合しか勝てないで敗れ去っていったのも頷けるような、フィリーの戦いぶりなのでした。

もしフィリーがカップ決勝に行ったら、1997年以来、13年ぶりのことになります。13年前・・・、そのときのキャプテンは「ザ・ネクスト・ワン」、そう、「グレツキーの次の男」と呼ばれていたエリック・リンドロスでした。

1991年のNHLエントリー・ドラフトで、全体第1位でケベック・ノルディークスから指名を受けたリンドロスは、ノルディークス入団をかたくなに拒否。NHLの介入もあり、仕方ないのでノルディークスは複数の選手と引き換えにリンドロスをフライヤーズに渡します。このトレードでノルディークスに移った選手の中に、後のスーパースター、ピーター・フォシュベリが含まれていたことが、リンドロスの運命の歯車を大きく逆回転させることになりました。

不人気と小さな市場に悩まされていたノルディークスは、1995年にケベックシティからコロラド州デンバーに移転し、新生コロラド・アバランチとなります。名ゴーリーのパトリック・ロワがカナディアンズから移籍してきたこと、フランチャイズ・プレーヤーとして孤軍奮闘していた主将ジョー・サキックの存在、そしてフォシュベリの成長などで、なんとアバランチは移転して最初のシーズンの1996年、スタンリー・カップ制覇してしまいます。

自分が足蹴にしたチームの予期せぬ成功を、リンドロスはどんな思いで見つめていたのでしょうか。奮起したのかリンドロスはその翌シーズン(1996-97年)、フライヤーズ主将としてスタンリー・カップ決勝へとチームを導きます。

決勝の相手は名将スコティ・ボウマンが指揮をとり、スティーブ・アイザマンが率いるデトロイト・レッドウィングズ。1955年以来カップから遠のいていた古豪でした。そして結果は、レッドウィングズの4連勝。レギュラー・シーズンでは控えに甘んじていたベテラン・ゴーリーのマイク・ヴァーノンから、フライヤーズは1勝すらできなかったのでした。

リンドロスがいる間、フライヤーズはそれなりに強いチームでしたが、カップ決勝に進んだのはこれっきり。大柄な体を活かした激しいプレースタイルを身上としていたリンドロスは、相手のボディチェックの標的になることも多く、倒されて脳しんとうに苦しみ、欠場しがちになりました。「ネクスト・ワン」と騒がれてNHLに入った男は、キャリアの最後のほうはぱっとした成績も残せず、念願のカップ獲得も果たせないまま、ひっそりと引退したのです。

リンドロスがノルディークス行きを拒絶したのは、息子の代理人をつとめたホッケー・パパ、アクセルさんの強い意向があったからと言われています。リンドロスが父の言うことをきかず、おとなしくノルディークスに入っていたら、リンドロスのその後のNHLer人生は、随分と違ったものになっていたんじゃないかなあと私は思うのです。

だらだらと書いてきましたが、結局何が言いたかったのかというと、フィリーには「チームりんどろ・破滅の軍団」以来13年ぶりのカップ決勝が控えている(かもしれない)。でももしかしたら、そのせっかくたどり着いたファイナルの舞台で、フィリーは4タテをくらう可能性もある、ってことです(えっ、それだけ!?)。まあでも、フィリー強いですよね。




ジョン・ルクレア、リンドロス、ミカエル・レンベリの3人で構成したフィリーのトップ・ラインは、「Legion of Doom(破滅の軍団)」と呼ばれ、恐れられていました。デカかったし破壊力抜群でした。ルクレアの必殺スラップショット、また見たいなあ。

バフリン延長戦ゴール シカゴがカップ・ファイナルに王手
2010年05月23日 (日) 22:08 | 編集



5月21日の試合結果

サンノゼ2、シカゴ3(OT)
(シカゴ3勝0敗)

昨季は西カンファレンス決勝でデトロイト・レッドウィングズの前に涙を飲んだブラックホークスが、シャークスを延長戦の末下し、1992年以来18年ぶりのカンファレンス決勝進出に王手をかけた。

攻守が目まぐるしく切り替わる激しい攻防。第2ピリオドに先制したのはシャークスだったが、ブラックホークスがパトリック・シャープとデイヴ・ボランドのゴールで逆転した。しかし第3ピリオド15分すぎに、シャークスがパトリック・マルローの2ゴール目で同点に持ち込む。

延長戦はブラックホークスのペース。シャークスのゾーンから出そうになったパックをブライアン・キャンベルがエンドの奥深く戻すと、ゴールネット裏でボランドが拾い、無造作にゴール前に流した。ネット前に詰めていたダスティン・バフリンが素早く押し込み、試合にけりをつけた。

「延長戦になって、誰かがヒーローになるわけだけど、今回もたまたまビッグ・バフだった」とブラックホークス主将のジョナサン・テーヴズはニヤリ。当のバフリンは「ボランドがゲームメイクしてくれた。自分はフィニッシュしただけ」とチームメイトに感謝していた。

決勝点で脚光を浴びたのはバフリンだが、ブラックホークス2点目を決めたボランドの働きも光った。一人で3つのペナルティを取られたのはご愛嬌だが、リンクを縦横無尽に動き回ってシャークスのフォワードを疲れさせ、チェッキングラインの選手としての役割を果たした。

アンッティ・ニエミは44セーブ。またテーヴズはショット数ゼロに終ったものの相手のパスをブロックしたことでボランドのゴールが生まれ、アシストがついた。これでテーヴズは12試合連続ポイントとなり、ブラックホークスの伝説の選手の一人であるスタン・ミキタの持っていたプレーオフ連続試合ポイントのフランチャイズ記録を抜いた。

西カンファレンス優勝のシャークスは、0勝3敗と苦しい立場に立たされた。ジョー・ソーントンは「相手のゴーリーがいい。我々のホッケーをするだけ。耐えなければ。我々もいいホッケーをしているんだけどね、なぜか3敗してるんだ」。善戦しながらも勝利をもぎとれないシャークスの悩みは深い。


::: いい試合でした。互いに攻撃的で、トランジションが速くて、手に汗握る展開。おまけにシカゴが勝ったので言うことなしです。ビッグ・バフ、いいときにいいところにいました。バフリンのショットが速すぎて、エフゲニー・ナボコフもまったく反応できませんでした。

シャークス1点目のマルローのゴールは、2マンアドバンテージでのものです。シカゴはゴーリー入れても4人しかいない上、シャークスのパワープレーで出てくるのがダニエル・ヒートリー、ジョー・パヴェルスキ、ダン・ボイル、ソーントン、マルローだから、これでスコアできないほうがおかしい。それにしても豪華な5人組です。

3戦終って、気づいてみたらシカゴ3連勝、シャークス3連敗。実力的にはそれほど差がないと思われる2チームなのに(っていうかシャークスのほうが上だと思う)、なんでこの差がついてしまったのか?

たぶん、チェッキングラインの差じゃないかなと思うんですよね。今日よくも悪くも目立っていた張り切りボランドとか、クリス・ヴァースティーグとか、トロイ・ブラウアーとか、シカゴには運動量も多く点も取れる第2、第3ラインのフォワードがいる。よく見りゃアンドリュー・ラッドや、偉大なるペナルティキラーのジョン・マッデンもいるじゃないですか。

その点、シャークスはチェッキングラインがちょっと弱いかな。マニー・マルホトラはフェイスオフがハンパなく強くて、重要な場面ではほとんど勝っているけれど、それ以外の選手があんまりいい仕事してないかも。若いデヴィン・セトグチくんあたりに、奮起を期待したいです。

ところで、この試合でテーヴズはチームの新記録を作りました。そのせいか、TSNではテーヴズとシドニー・クロズビーを比較する特集を放送していました。(TSNのサイトで見られます)

バンクーバー五輪でカナダに金メダルをもたらしたのはクロズビーのOTゴールでしたが、実はチーム・カナダで最もポイント数が多くプラスマイナスがよかったのはテーヴズで、8ポイント、プラス9。クロズビーは7ポイント、プラス2でした。テーヴズはオリンピックの最優秀フォワードにも選ばれました。

また、ペンギンズが昨季スタンリー・カップを獲得したとき、クロズビーの1試合平均ポイントは1.29でしたが、今季のテーヴズは1.64。フェイスオフの勝率でも、昨季プレーオフのクロズビーの53%より上で、テーヴズは実に勝率58%を誇り、現役選手で最高なんだそうです。

それなのに、ああそれなのに、今季のテーヴズの年俸は、昨季のクロズビーの年俸の10分の1以下。クロズビー900万ドルに対して、テーヴズは85万ドル! 知らなかった・・・、1億円にも届いていないなんて・・・。安っ! そしてクロズビー、高すぎ。

えーと確か、NHLerって3年目まではお給料がエントリー・レベルで低く抑えられるんでしたっけ?(よくわからない) テーヴズも来季からは年俸も650万ドルと大幅にアップされるそうなので、働きに見合ったお金をもらえることになりそうですね。

TSNのこの比較特集では、「テーヴズはまず、カップ獲らないとね」とコメンテーターが言っていました。そりゃそうだ。「クロズビーは過大評価されすぎ」と言う声が多いのも事実ですが(実は私も少しそう思っている)、なんだかんだ言ってクロズビーはキャプテンとしてチームを引っ張り、スタンリー・カップ優勝してるもの。真にクロズビーを超える存在になるため、がんばれ、テーヴズ。
モントリオール、5-1でフィラデルフィアに快勝
2010年05月22日 (土) 20:08 | 編集



5月20日の試合結果

フィラデルフィア1、モントリオール5
(フィラデルフィア2勝1敗)

モントリオール(AP)-- 第1戦、第2戦と2試合連続でシャットアウト負けを喫したカナディアンズが、ついにフライヤーズのマイケル・レイトンを攻略した。

試合開始直後から守備に乱れが出たフライヤーズ。それを見逃さず、まず第1ピリオド7分すぎにマイケル・キャマレリが得点した。1ゴール奪い勢いに乗ったカナディアンズは、ベテランのクリス・プロンガーのミスからトム・パイアットが、そして第2ピリオドにも速いパス回しからドミニク・モーアが追加点をあげ、3-0とした。

第3ピリオドに入っても、フライヤーズ守備陣の悪夢は続いた。マット・カールが高いバウンスにまごついている間にブライアン・ジオンタがパックを奪い、鮮やかにゴール。試合終了間際にもパワープレーからマルクアンドレ・ベルジュロンがスラップショットで1点追加し、カナディアンズが圧勝した。第1、2戦で9得点のフライヤーズは、シモン・ガニェの1ゴールに終った。フライヤーズのプレーオフ連勝は「6」でストップした。

打っても打っても、1点が取れなかったカナディアンズ。喉から手が出るほど欲しかったシリーズ初ゴールを記録したキャマレリは「あれこれ考えずにプレーしよう」と心がけたという。ルーキーながら3アシストを記録したディフェンスマンのPK・スバンは、「先制できてよかった。どのチームもそうだと思うけど、追いかける展開よりはリードするほうがいいから」。

試合残り1分でカナディアンズに巡ってきた、パワープレーのチャンス。3点リードしているのにもかかわらず、ジャック・マルタン監督は最も得点力が期待できるパワープレー・ユニットを投入した。そして奪ったダメ押しのゴールは、ほとんど戦意を喪失していたフライヤーズ選手陣にはいい刺激になったようだ。

キンモ・ティモネンは「ああいう形で負けたのはいいこと」と言い、プロンガーは「いい目覚ましになったよ。第4戦は我々の番」と意欲を燃やす。敗戦ゴーリーとなったレイトンは「自分は大丈夫。5失点したことをいつまでもくよくよと考えたりはしない」と負けん気の強さを見せた。


::: 朝、出勤してすぐに職場のPCをつけ、この試合の1ピリのスコアをチェック。「2-0」の文字が見えて、「ああ、まだ1点取れてないんだ・・・」とがっくりしましたが、よく見たら2点いれてたのはフィリーじゃなくてハブズでした。いかんいかん、変な刷り込みが私の中にできていたようです。

フィリー相手の場合、3点リードしていても、ちゃぐま戦のトラウマで「ぎゃ、逆転されちゃうかも・・・」と不安感にさいなまれてしまうのがつらいところ。でも「大声援が後押ししてくれた」とスバンも言うように、ベル・センターのお客さんたちの熱烈な応援に励まされ、追加点を重ねて、ハブズがシリーズ1勝目を飾ることができました。よかったあ。

負けた試合ではゴーリーのヤロスラフ・ハラークの前に混雑を作られて失敗してるので、この試合ではそうされないようにがんばっていたみたいです。そして「やられて嫌なことはやり返してやれ」とジャック・マルタン監督が考えたのか(いかにも考えそうなことだ)、逆にハブズが集団でゴールに向かって行き、レイトンに襲いかかってごちゃごちゃ混雑を作っていたのが、勝因の一つだと思います。

ハイライト見ただけでもわかりますが、フィリーの守備、確かにおかしかった。プロンガーのありえないギブアウェイからすかさずハブズがゴールきめたり、プロンガーとカールのコンビは試合ずっと不調だったらしい。

そして、2ピリ終了間際にキャマレリにかまされた「あっかんべー」に、ケンカが仕事のダン・カーシッロはショックを受けていたらしいです。頭脳戦はインテリのキャマレリのほうが上かもね。しかし相手にちょっかい出して怒らせる役目を一手に引き受けているわりには、そんなことに傷ついて、カーシッロってけっこう繊細なんですね。ちょっと好感持ってしまいました。

さてハブズは、アンドレイ・マルコフが膝の手術をして半年は復帰できないそうなので、今のメンバーでがんばるしかないです。ディフェンスはスバンが奮闘しているからいいとして、不安なのがオフェンス。

マルタン監督と不仲でずっとスクラッチにされてたセルゲイ・コスティツィンは1試合出ただけでまたスクラッチだし、キャピタルズとのシリーズであれほど活躍したトマーシュ・プレカネツが、ぺんぎんとのシリーズ以降、まったくなりを潜めているのが気になります。もしかして力貯めこんでる? 肝心要の第4戦から、また大爆発する予定? 単なる不調なら、他の選手と代えてみてもいいと思うんだけど・・・。

ところで、引退したJRことジェレミー・ローニック(アメリカ人)は、シカゴ、フィリー、シャークスでプレーした経験を持ちます。かつて在籍した3チームのうち、どこを応援しているか訊かれて、JRは「フィリー」と答えたんだそうな。シカゴとこよーてのイメージが強いJRだけど、フィリーにはよっぽどいい思い出でもあるのかな。




スコット・ゴメスのお兄ちゃん・・・ではないらしい。このCHマーク付きTシャツ欲しいなあ。




今季のプレーオフのタオル。なんか・・・、超やっつけ仕事なデザイン? もうちょっとなんとかならなかったの?って気がしないでもないけど、このタオル欲しいなああああ。
キャピタルズ、ニクラス・バックストロムと10年の大型契約
2010年05月20日 (木) 22:00 | 編集



ヴァージニア州アーリントン(AP) -- NHLワシントン・キャピタルズは17日、センターのニクラス・バックストロム(22)と10年6700万ドル(約62億円)で契約更改をしたと発表した。

バックストロムは最初の4年は毎年600万ドルを年俸として受け取る。残り6年の年俸額は徐々に上がっていき、最終的には年800万ドルになる予定。

キャピタルズは2度のリーグMVPに輝いている主将のアレクサンダー・オベチキン(24)とも3年前に13年1億3000万ドルの契約を交わしており、トップラインの2人との長期契約を完了させたことに。バックストロムとオベチキンの今季の成績は合わせて210ポイントで、ラインメイトの合算ポイントとしてはリーグ最高。

バックストロムは2006年NHLエントリー・ドラフトでキャピタルズから1巡目指名(全体第4位)を受けて入団。今季は自己最高の33ゴール68アシストを記録し、通算101ポイントはリーグで4位の好成績だった。またNHLデビューしてからの3シーズンは、いずれも全試合出場を果たしている。この7月には制限付きフリーエージェントの資格を得ることになっていた。

「オヴィ(オベチキン)と一緒にプレーしたいと考えていた。オヴィも僕と一緒にやりたいと思ってくれたらいいんだけど。10年契約が欲しかった、長い契約が。僕らが一緒にいられるのはいいことだと思う」

若くして億万長者の二人。昼食をおごるのはどちらになる? 「じゃんけんで決めないといけないかもね」とバックストロムは微笑んだ。


::: 最初はオベチキン、次はバックストロム。「NHLで最もダイナミックなデュオ」と言われるオヴィ&バックスの長期契約完了で、キャピタルズはあと10年は安泰~(本当に?)。

マリアーン・ホッサの12年契約とか(契約最後の年には本人42歳)、なんだか、最近は長期契約が流行ってるんですかね。引き金となったのはやっぱり、誰もが驚愕した(そして失笑した)リック・ディピエトロの15年契約でしょうか?

結果を出さないとすぐに首を切られてしまうプロのホッケー選手にとっては、長い期間の契約って安心してプレーに打ち込めていいんでしょうし、チーム側としても優秀な選手を囲い込めるいい手段なんでしょうね。ただ、ディピエトロのように、長期契約はしたもののケガばかりでろくにプレーできないパターンもあるわけですが・・・。

キャピタルズの試合を見ていると、「オベチキンが輝けるのはバックストロムのパスのおかげ、そしてバックストロムが輝けるのも決定力のあるオベチキンのおかげ」って感じがすごくします。バックストロムがドラフトで選ばれた年の全体第3位にはシカゴのジョナサン・テーヴズがいますが、オベチキンとラインを組むのがテーヴズだったとしても、バックストロムとのコンビほどクリックしなかったんじゃないかな。スウェーデンとロシア、確かな技術に裏打ちされたヨーロッパのホッケーで育った二人だからこそ、互いの力を最大限に引き出し合える。そんな気がします。

二人が今後10年、どこにもトレードされないでキャピタルズにいたとして・・・、そのうち2回か3回は、スタンリー・カップ制覇できる!(きっぱり) 来季の二人の活躍が今から楽しみです。
フィラデルフィア、シカゴ、ともに2連勝
2010年05月19日 (水) 21:14 | 編集



5月18日の試合結果

モントリオール0、フィラデルフィア3
(フィラデルフィア2勝0敗)

カナディアンズの第1ピリオドのショット16本をすべて止めて波に乗ったマイケル・レイトンが、30セーブで第1戦に続いて完封勝利。尻上がりで調子が上がった味方の攻撃にも助けられた。

カナディアンズにとっては、第1戦と似た出だしとなった。第1ピリオドの早い時間にスコット・ゴメスが不要な反則を取られ、フライヤーズのパワープレー。そして守り切れず、失点。攻め続けるがレイトンに阻まれ、1点が取れない。

リーグ随一の攻撃力を誇るワシントン・キャピタルズのパワープレーをほぼ完璧に封じ込んだ守備力はなりをひそめ、第1戦と第2戦で4つものパワープレー・ゴールをゆるしている。シモン・ガニェの2点目が決まったとき、ペナルティボックスにいたブライアン・ジオンタは、下を向いて首を振るばかりだった。


シカゴ4、サンノゼ2
(シカゴ2勝0敗)

「相手のアリーナでプレーするとき、何もかもがうまくいく」とパトリック・ケインが言うように、このプレーオフではアウェーでの強さを見せているブラックホークスが、多彩な攻めでシャークスに2戦続けて快勝。シャークスはフランチャイズ初のカンファレンス決勝での勝利に挑んだが、また涙を飲んだ。

第1ピリオドから第2ピリオドにかけて、ブラックホークスが3連続ゴール。シャークスもパトリック・マルローが2得点で粘ったが、及ばなかった。

ブラックホークスの攻撃に大きな役割を果たしているのが、「ビッグ・バフ」ことダスティン・バフリンだ。巨体を活かしてエフゲニー・ナボコフの前で混雑を作り出し、スクリーンとして立ちはだかる。ブラックホークスの2点目と3点目は、バフリンのゴール前での圧倒的な存在感で生まれた得点と言ってもいい。

シャークスは明らかに焦れている。第3ピリオドには、ジョー・ソーントンがフェイスオフの相手デイヴ・ボランドの腕をスティックで殴りスラッシングの反則。主将ロブ・ブレイクも速いケインを止めようと抱きついてホールディングの反則を取られた。

ベテランのダン・ボイルは「俺はまだ諦めちゃいない。チームの誰一人として諦めない」と言うが、NHLプレーオフ史上、ホームでの第1戦と第2戦を落とした70チームのうち、シリーズに勝ったのは17チームしかない。


::: シカゴとシャークスの試合は、実力が拮抗している2チームのガチンコ対決だからか、見ていて本当に面白いです。今日も2ピリだけですが、楽しめました。シカゴ勝ったし、ジョナサン・テーヴズ大活躍だし、言うことないですね。ホームでは勝ち数と同じくらい負け数が多いのが気がかりですが、次も勝ってもらいたいものです。

それに比べてハブズ@フィリーは・・・。また、またシャットアウト負けですかハブズ・・・。0点で負けるのはダメ絶対だとあれほど・・・。

第1戦ではヤロスラフ・ハラークの前でフィリーがごちゃごちゃと鬱陶しい混雑を作り、その隙にゴールいれられてたパターンだったみたいですが、今日のダニエル・ブリエールの1点目とヴィッレ・レイノの3点目は、スクリーンも何もないショットだから、セーブしてほしかったな~と・・・。ただ、どちらのショットもゴールネット枠ぎりぎりのところに打たれていて、これは打ったほうがうまい、って気もしました。

ハブズの場合、アホなペナルティ取られすぎなのと、それに関連して、キルプレーが不調なのが痛いみたいです。あのキャピタルズ相手にたった1つしかパワープレー・ゴールをゆるさなかったハブズが・・・、いったいどうしちゃったんでしょう。

ハブズにはアンドレイとセルゲイのコスティツィン兄弟がいます。ジャック・マルタン監督との見解の相違からずっとヘルシー・スクラッチにされていた弟のセルゲイが、朝練習の後に監督と長いこと話し込んで、試合に戻ってきました。今日はたいして活躍はしてなかったみたいだけど、まあ朗報っちゃ朗報でしょうか。

こうなったらハブズには、捨て身でがんばってもらいたいです。このプレーオフはまだ4タテ、スウィープがないので、いっそのこと全試合シャットアウト負けで4連敗なんてどうでしょう。アレクサンダー・オベチキン率いるキャピタルズと、シドニー・クロズビーのいるぺんぎんを相手にしての勝利を徹底的に無駄にするこの負け方。名門なら名門らしく、華々しく散ってくれ。
シカゴ快心の逆転勝利で白星スタート フィラデルフィアはシャットアウト勝ち
2010年05月18日 (火) 22:06 | 編集



5月16日の試合結果

モントリオール0、フィラデルフィア6
(フィラデルフィア1勝0敗)

第1ピリオドは13本のショットを打ってカナディアンズが圧倒した。しかし試合開始後3分55秒のブレイドン・コバーンのゴールでフライヤーズが先制し、その後も相手ゴールネット前に混雑を作り出して効果的に連続得点。ボストン・ブルーインズとのシリーズを大逆転勝利で飾った勢いで、フライヤーズが快勝した。

カナディアンズ先発のヤロスラフ・ハラークは、4ゴール献上した時点で控えのキャリー・プライスと交替したが、プライスもスコット・ハートネルとクロード・ジルーにゴールを奪われるなど、ぴりっとしなかった。

戦列復帰以来大活躍を続けているシモン・ガニェは、「1ピリを見ただろ? あれが本来のモントリオールのプレー。まだたったの1試合」と気を引き締める。カナディアンズのブライアン・ジオンタは「僕らはペンギンズとのシリーズでも第1戦で負けたし、勢いはプレーごとに変わるものだから」とコメント。


シカゴ2、サンノゼ1
(シカゴ1勝0敗)

シャークスのショット数45。ブラックホークスは40。壮絶な打ち合いとなった西カンファレンス決勝第1戦は、レギュラー・シーズンも含めてシャークスと初めて相見えるアンッティ・ニエミ(44セーブ)に軍配が上がった。

第1ピリオド中盤にジェイソン・デメールのゴールで先制したものの、以降は決定力を欠いたシャークス。第2ピリオド7分すぎに、シャークスのディフェンスの乱れをついたカウンター攻撃でパトリック・シャープが同点ゴールを決めた。

そして第3ピリオドはシャークスのディフェンシブ・ゾーンで、ジョナサン・テーヴズがフェイスオフに勝ち、パトリック・ケインがパスを送り、ダスティン・バフリンがクイック・モーションで打つという流れから得点。第1ラインによる快心の逆転ゴールで、ブラックホークスが白星スタートを切った。


::: 非常にいい形で、シカゴがまず1勝。この試合、早起きして見ていましたが(1ピリ、2ピリはほとんど憶えていませんが)、面白い試合でした。

攻守が一瞬で切り替わる、スピーディーな試合。しかも両チームとも、シュート打ちまくり。2-1というロースコアが信じられないほど、互いに攻めまくっていた印象があります。点が入らなかったのは、決定力不足もあったでしょうが、ニエミとエフゲニー・ナボコフという二人のゴーリーが、がんばっていたからでしょう。

決勝点となったシカゴの2点目は、サッカーでいえばセットプレーから生まれたもので、まずテーヴズがパックをケインのところに送り、ケインはゴール前でどフリーになっていたバフリンにすかさずパスを出して、バフリンが素早いモーションで一撃。練習の成果が窺える攻めでした。素晴らしい。このままこの調子でいってもらいたいものです。

ハブズは・・・、あーもう、何も書く気になれないです。ただ、負けたっていいのです、だってフィリー勢いあるし、初戦に負けたって、次勝てばいいんですから。

でもね、何度も書きますけどね、「せめて1点ぐらい取ってくれ!」ってことなんですよ。応援しているチームが10-1で負けるより、1-0で負けるほうが、私はイヤですね。シャットアウト負けは、ダメ絶対。

ジオンタは「どう立て直すのかが大事」って言ってるし、ハラークも「試合は1試合1試合、異なるものだから」ってほんの少し笑みを浮かべて言ってたし、次の試合に期待するしかないです。

しかしハブズは対キャピタルズでも対ぺんぎんでも、1、2戦に2連敗はしていないので、次に勝てないと、どどっと追いつめられちゃうかも。朗報としては、「A」トロイカの1人、アンドレイ・マルコフがスケーティングを始めたことかな。早く戻ってきて~、マルコフ。

あと、今日知ったんですが、ハブズってカップ獲得したことがある人が4人もいたんですね。デビルズでジオンタ&スコット・ゴメス、ぺんぎんでハル・ギル、そしてダックスでトラヴィス・モーンがカップ獲得経験あり。フィリーでは、主だったところでクリス・プロンガーだけかな?(自信なし) あ、監督のピーター・ラヴィオレットが2006年にケーンズをカップ制覇に導いてますね。これは大きいかな・・・。




NHLファンには「シャーク・タンク」の呼び名で親しまれているシャークスのホーム・アリーナ。ティールに染まって、本当に海の底みたいです。
2010年NHLプレーオフ 東西カンファレンス決勝スケジュール
2010年05月16日 (日) 21:08 | 編集
カッコ内はシード順位、日時は日本時間です。


東カンファレンス決勝

フィラデルフィア(7)× モントリオール(8)

第1試合 @フィラデルフィア  5月17日(月) 8:00
第2試合 @フィラデルフィア  5月19日(水) 8:00
第3試合 @モントリオール   5月21日(金) 8:00
第4試合 @モントリオール   5月23日(日) 4:00
第5試合 @フィラデルフィア  5月25日(火) 8:00
第6試合 @モントリオール   5月27日(木) 8:00
第7試合 @フィラデルフィア  5月29日(土) 8:00


西カンファレンス決勝

サンノゼ(1)× シカゴ(2)

第1試合 @サンノゼ  5月17日(月) 4:00
第2試合 @サンノゼ  5月19日(水) 10:00
第3試合 @シカゴ   5月22日(土) 9:00
第4試合 @シカゴ   5月24日(月) 4:00
第5試合 @サンノゼ  5月26日(水) 10:00
第6試合 @シカゴ   5月28日(金) 9:00
第7試合 @サンノゼ  5月30日(日) 時間未定


::: 午前4時(日本時間)から始まるマチネーは、NBCでの全国放送ですね。全米でたくさんの人が見てくれますように。

しかし改めて見ると、東西で対照的なマッチアップです。西は1位と2位の強豪が順当に勝ち抜けて、東は7位と8位の下克上組の対決。これで1位のシャークスと8位のハブズがカップ・ファイナルで激突したら面白いでしょうね(さくっとシャークス勝つと思うけど)。

8位のチームの決勝進出といえば、2006年のオイラーズ。あのときもオイラーズはいきなりプレジデンツ杯獲得のウィングズを破って、波に乗ったんでした。決勝の相手はケーンズだったけど、ケーンズはサウスイースト・ディビジョンで優勝した2位シードの強いチームで、第7戦までやりましたがオイラーズの負け。あの弱かったケーンズが・・・!と感慨深いものがありました。

ハブズのヤロスラフ・ハラークはルーキーだからちょっと不安、なんて言う人もいますけど、ケーンズ優勝時のゴーリーのキャム・ウォードだって、当時22歳で、マルティン・ガーバーの控えだったルーキーでした。それが立派にプレーオフMVPももらう活躍したんだから、ハラークだって大丈夫。もしハブズが優勝したら、MVPはハラークかマイク・キャマレリかで相当票が割れると思うけど・・・、って、妄想はどこまでも広がりますが、今季のカップ優勝はシャークスだと思います。
3点ビハインドから大逆転 フィラデルフィアがカンファレンス決勝へ
2010年05月16日 (日) 20:04 | 編集



5月14日の試合結果

フィラデルフィア4、ボストン3
(フィラデルフィア4勝3敗、カンファレンス決勝進出)

3連続得点の後の4連続失点。3連勝の後の4連敗。まったく同じ道をたどったこの二つの結果は、ブルーインズにとって耐えがたいものだった。

カンファレンス準決勝の第7戦。ホームのTDガーデンにフライヤーズを迎えたブルーインズは、必勝を期していたはずだ。試合開始のパックが落とされた瞬間から、ブルーインズは試合を支配した。

第1ピリオド、パワープレーのチャンスでマイケル・ライダーとミラン・ルチッチがゴール。しかも中盤にはミラン・ルチッチが一人で持ち込み、マイケル・レイトンの股下にパックを滑らせ、ブルーインズが3-0とした。

ところが3点リードした時点から、ブルーインズの動きが急に悪くなる。パックを持って縦横無尽に動き回るフライヤーズを追うのが精一杯で、1点返されて迎えた第2ピリオドはそれが顕著だった。そしてスコット・ハートネルとダニエル・ブリエールの連続ゴールをゆるし、同点に。

3点を取った14分10秒まで、ブルーインズが打ったショットは14本。しかしその後、シモン・ガニェの逆転のパワープレー・ゴールが決まる第3ピリオド12分52秒までの間にブルーインズが打ったのは、わずか10本だった。

7回戦制で緒戦から3連勝。第1ピリオドで3連続ゴール。圧倒的有利な状況にありながら、ブルーインズは敗れた。なぜリードを守り切れなかったのか。連敗が始まってからボストンの地元紙に何度か踊った「choke(窒息感、緊張や不安)」の文字。ディフェンスマンのジョニー・ボイチャックは「それは違う」と否定したが、「緊張のあまりここ一番で実力を出し切れない」という意味も持つこの単語が、ブルーインズの敗因を最もよく表しているのはまちがいない。

NHLの長い歴史において、7回戦制のシリーズで3勝0敗から敗れたのは1942年のデトロイト・レッドウィングズと1975年のピッツバーグ・ペンギンズしかない。北米のメジャー・スポーツ全体でも、同様の負け方をしたのは2004年にMLBアメリカン・リーグ決勝でボストン・レッドソックスに4連敗したニューヨーク・ヤンキーズのみ。ブルーインズはその不名誉な記録を作った3チームの仲間入りをした。

2004年、レッドソックスは86年ぶりにワールドシリーズを制し、2007年にも優勝した。ボストン・セルティックスは2008年に17回目の優勝を成し遂げ、ニューイングランド・ペイトリオッツも2002年から2005年までの4シーズンで3回スーパーボウルを制覇している。

ボビー・オーがスタンリー・カップを掲げてボストン・ガーデンをぐるりと滑ってから38年が過ぎた。同じボストンに本拠地をかまえるプロ・チームの成功を羨望の眼差しで見つめながら、ブルーインズの「カップのない日々」はまだ続く。ベンチ・ペナルティで与えたパワープレーで奪われたゴールによって。


::: なんで負けてしまったのでしょうかブルーインズ。この試合見ていたんです、日曜日なのに朝7時に起きて。ちゃぐまゴールたて続けに入って、「よっしゃああああ!」「うおっしゃあああ!」の連続、TDガーデン大盛り上がりで、私たちボストン・ファンには最高の結末が待っているはずでした。

しかし3点取られたところでフィリーのピーター・ラヴィオレット監督がすかさずタイムアウトで試合を止めました。実況解説の人が「ラヴィオレットはタイムアウト取りましたね、次のホイッスルが鳴ったら1分間のCM休憩だっていうのに」って言うのを聞き、「ラヴィオレット、そんなことも忘れてるほど必死なんだな」って私は思ってました。ところが・・・。

このタイムアウトでラヴィオレットが何を言ったのか、そしてちゃぐまベンチでクロード・ジュリアン監督が選手に何を指示したのかわかりませんが、この後、急にちゃぐまの動きが悪くなります。っていうか、「俺たちまだ諦めちゃいねえぜ~!」とばかりにフィリーの動きがよくなり、ちゃぐま全然ついていけず。パック全然持てなくて、防戦一方。ジェイムズ・ヴァンリームズダイクに1点取られて、1ピリは終了しました。

でも3-1でも、貪欲にさらに追加点を取りに行けば、フィリーのヤル気もそぐことができたかもしれない。だけど2ピリのちゃぐまはさらに悪くなり、ほとんどショットを打てなくなります。そして「キングオブむさ苦しさ」スコット・ハートネルに1点取られ、守備の隙をつかれてダニエル・ブリエールに同点ゴール入れられて・・・。もうがっくし。

3ピリはちゃぐまもそれなりに攻めましたが、マイケル・ライダーのショットがゴールポストの外側に当たって弾かれ、ミラン・ルチッチのショットもポストに「カキーン!」とヒットして、あれが入っていたら、ちゃぐま勝っていたと思うんですけど・・・。まあクリス・プロンガーのシュートも1本、ポストに当たって入らなかったので、勝負の行方はわかりませんが。

それにしても勝負を決定づけたのがシモン・ガニェのパワープレー・ゴールで、そのペナルティが2ゴール決めててハットトリックをわずかのところで逃していたルチッチのシフトチェンジの失敗っていうのが、なんとも皮肉な話です。いや皮肉っていうか、間抜けかな。キルプレーうまくやっていたのに、あと残り少しのところで、ガニェにばっちり決められてしまいました。あの得点感覚は敵ながらあっぱれです、ガニェ。

フィリーのマイケル・レイトンも、1ピリはぼろぼろだったのに、試合が進むにつれてちゃんとなっていったからすごい。3点取られた時点で、普通なら控えゴーリーに交替させるんでしょうけど、この日バックアップだったヨアン・バックルンドってNHLで1試合しかプレーしたことないんだそうで、替えたくても替えられない状況だったみたいです。でもそれがかえってよかったのかも。

そして結局このシリーズって、ダヴィッド・クレイチー(去年のプラスマイナス・キング)が関わっていた3戦目までは勝って、クレイチーがリチャーズ某のエルボーイングでいなくなり、「監督、オレ、ちょっと足の指は痛いけど、試合に出たいんスけど」とシモン・ガニェが戻ってきた4戦目からは負けてるわけで、クレイチーとガニェがキー・プレーヤーだったのね。

ともかく、負け方にもいろいろありますが、最初は喜ばされただけに、本当にがっくりくる負け方でした。でも選手たちはもっと悔しいんだろうしな~・・・。レッキは「何がいけなかったのか、夏の間にじっくり考える」と言い、ルチッチは「忘れようと努力するよ。どれだけ時間がかかるかわからないけど。この敗戦から何か貴重なことをつかみたい」と言ってました。

人はつらいこと悲しいことを忘れる能力を持っているから生きていけるんだと聞いたことがあります。時間はかかるかもしれないけど、ちゃぐまのみんな、このプレーオフのことは忘れて、また来シーズンがんばればいいさ。今回はレスラー軍団が精神的に本当に強かった。素直に拍手を送らなければいけませんね。フィリー、おめでとう。
モントリオール、ピッツバーグに快勝でカンファレンス決勝進出
2010年05月13日 (木) 22:36 | 編集



5月12日の試合結果

ボストン1、フィラデルフィア2
(3勝3敗タイ)

3連勝の後に3連敗。優位にシリーズを戦っていたはずのブルーインズが、フライヤーズに逆に王手をかけられ、窮地に立たされた。

「シリーズが始まる前に、第7戦までもつれると思うかどうか訊かれていたら、イエスと答えていたと思う。我々が第1戦から3連勝するなんて、誰も思っていなかった」とブルーインズのディフェンスマン、デニス・ワイドマン。だがライアン・ミラーを擁するバッファロー・セイバーズを倒したブルーインズが、フライヤーズとのシリーズを3勝0敗としたとき、ブルーインズ圧倒的有利と思った人は、ワイドマンが考えるより多かったはずだ。

第6戦では先発マイケル・レイトンが30セーブ。主将のマイク・リチャーズが先制点をあげ、ベテランで攻撃の要のダニエル・ブリエールが決勝点を叩きこんだ。辛勝ではあるがシリーズを振り出しに戻す貴重な白星。だがリーダーのクリス・プロンガーは「まだ満足していない。第7戦に勝たないと」と気を引き締める。

プレーオフで0勝3敗から3連勝したのは、1975年のニューヨーク・アイランダーズ以来35年ぶり。その年、アイランダーズは第7戦にも勝ってシリーズを制したが、これと同じ快挙を成し遂げたのは、1942年のトロント・メイプルリーフスしかない。長い歴史を持つブルーインズが、プレーオフで3勝0敗の成績を記録したのはこれまでに16回で、いずれのシリーズにも勝っている。


モントリオール5、ピッツバーグ2
(モントリオール4勝3敗、カンファレンス決勝進出)

最初はワシントン・キャピタルズ。そして次はピッツバーグ・ペンギンズ。今季プレーオフに進出したチームの中で最少ポイントのカナディアンズが、NHLのトップに君臨する強豪を続けて撃破した。

1994年にプレーオフが現在のフォーマットになって以来、第8シードのチームがレギュラー・シーズン優勝のチームと前年のスタンリー・カップ・チャンピオンを連続するラウンドで破ったのは、カナディアンズが初めてだ。

「なぜあんなふうに試合を始めてしまったのかわからない」。ペンギンズ主将のシドニー・クロズビーがそう振り返るのは、試合開始わずか10秒でジョシュ・ジョージーズへのボーディングを取られたからだ。このパワープレーでブライアン・ジオンタが鮮やかに先制した。

続くドミニク・モーアとマイケル・キャマレリのゴール、そしてトラヴィス・モーンのショートハンド・ゴールは、いずれも安易なパスをカナディアンズにカットされての失点。4点ビハインドからクリス・クーニッツとジョーダン・ストールの連続ゴールで4-2と迫ったが、ジオンタのパワープレー・ゴールが追いすがるペンギンズにとどめを刺した。

今季51ゴールをあげ最多スコアラーに輝いたスーパースターのクロズビーは、昨季ともにプレーオフを戦ったハル・ギルにほぼ完璧に抑え込まれた。7試合の成績は、左足を痛めたギルが休んだ第6戦で記録した1得点のみ。大黒柱の不調も、ペンギンズの敗因の一つとなった。

ペンギンズのホーム、メロン・アリーナ(1961年完成)は老朽化のためその歴史に幕を閉じる。全米で最初の、そして唯一の開閉式の屋根を持つホッケー・アリーナは、1990年代初頭のペンギンズ黄金時代の舞台となり、映画「サドン・デス」にも登場した。その外観から「イグルー」の愛称で親しまれたホーム最後の試合は、下馬評の低いチームに足下をすくわれるという、ほろ苦いものだった。


::: カナディアンズ、まさかの2ラウンド連続大金星。パブリック・ビューイングのためにベル・センターに集まった2万人以上のハブズ・ファンも、大興奮の結末でした。プレーオフにぎりぎりで滑り込むのがやっとだったハブズが、まさかここまでやってくれるとは。

なぜハブズがペンギンズに勝てたのか。一つは、クロズビーのシフトに徹底的にハル・ギル(本名ハロルド・プリーストリー・ギル三世)をマッチアップさせ、クロズビーにいい仕事をさせなかったこと。

二つは、ニュートラル・ゾーンでペンギンズのチャンスをこれでもかと潰したこと。クロズビーがパックを持って上がっていこうとすると何人もの選手がクロズビーにプレスに行き、クロズビーがパックを放す、または奪われる、そんなシーンを何度も見ました。

ゴーリーのヤロスラフ・ハラークの我慢強いプレーも大きかったでしょう。7試合やったうち、ハブズがショット数で上回ったのはたった1試合だけ。味方が打つのより多いシュートをさばいていくうちに、好機を見て味方が点を取ってくれて勝った、そういうパターンだったみたいです。

今季のハブズってどんなチームなのか。公式サイトのトップページを見るとそれがよくわかります。フィーチャーされている3人の選手は、中心にアンドレイ・マルコフ、その両脇にブライアン・ジオンタとハル・ギル。つまり3人の副キャプテンが並んでいるわけです。

長年のキャプテンだったサク・コイブがアナハイムに去って以来、ハブズには「C」マークをつける人がいません。スターと呼べるような選手も不在です。けれどもそれぞれの選手が自分の役割をしっかり果たし、全員でホッケーをすれば、リーグMVPを擁する強いチームにも勝つことができる。ハブズはそれを証明してくれました。

昨年夏、当時ハブズのジェネラル・マネジャーだったボブ・ゲイニーは、チームを大改造しました。FAで獲得したのは、マルクアンドレ・ベルジュロン、スコット・ゴメス、ジオンタ、そしてこのプレーオフ大活躍のキャマレリ。けれども小柄な選手ばかりだったため、「あの小ささではレギュラー・シーズンをフルに戦えないのでは」とゲイニーは批判されたそうです。

けれどもそんな評判をくつがえす、このプレーオフでの快進撃。キーはこの第7戦、チームでジョージーズに次いで長い滞氷時間(23分1秒)を記録した新人ディフェンスマン、P.K. スバンの言葉にあるみたいです。

「自分はただリンクに出て行ってプレーしただけ。ディフェンシブ・ゾーンではフォワードの選手たちもバックチェックで自分たちディフェンスを助けてくれた。チームとしてまとまったプレーができている。ゴメス、ジオンタ、キャミー、ギル、ジョージーズらがリーダーで、代わる代わる大きな声を出している」

わりとよくある、定番のセリフではあるんですけどね。スーパースターがいないから、かえってうまくいってるのかもしれない。キャプテンもいない、老舗なのに微妙な戦力のチームに負けてキャピタルズもぺんぎんもショックかもしれないけど、ホッケーには「ケミストリー(選手同士の化学反応)」が大切だってこと、ハブズが教えてくれてます。勢いに乗ってるだけかもしれないけどね。

次の相手はフィリーかちゃぐまですけど、ハブズ・ファンは「絶対ボストン来い!」って気分でしょうね。長年のライバル同士のカンファレンス決勝対決、私もぜひ見たいです。
シカゴ、バンクーバーを下しカンファレンス決勝へ
2010年05月12日 (水) 21:22 | 編集



5月11日の試合結果

シカゴ5、バンクーバー1
(シカゴ4勝2敗、カンファレンス決勝進出)

NHLプレーオフ西カンファレンス準決勝。第6戦でブラックホークスがカナックスを退け、カンファレンス決勝に進出。昨シーズンとまったく同じ結果にGMプレイスを埋め尽くしたカナックス・ファンからはため息が漏れた。

バンクーバーのファンが悲しむ理由は、ただシリーズに負けたからだけではない。ブラックホークスと戦った6試合のうち、カナックスはただの1度もホームで勝てなかった。

「このシリーズが始まる前に、シカゴで2勝してもカンファレンス決勝には進めないよ、なんて誰かに言われたら、信じられなかっただろう。なぜだかわからないけど、ホームでは自分たちのホッケーができなかった」。カナックス唯一の得点をあげたシェイン・オブライエンの言葉だ。

第1ピリオドはタイトに進み、ともに得点なし。第2ピリオド2分にトロイ・ブラウアーが、そしてその36秒後にクリス・ヴァースティーグが立て続けにゴールを決めてブラックホークスがリードした。第2ピリオド終盤のカナックスのパワープレーでは、ディフェンスのパスの隙をついてデイヴ・ボランドがショートハンド・ゴール。

カナックスは3点ビハインドの劣勢に立たされたものの、第3ピリオド3分すぎにオブライエンが得点し、GMプレイスには活気が戻った。しかし8分すぎからわずか25秒の間にパトリック・ケインとダスティン・バフリンが技ありのゴールを決め、ブラックホークスが突き放す。最終スコア5-1で、カナックスのシーズンは終った。

第2ピリオドと第3ピリオドで、ロベルト・ルオンゴは23本のシュートを浴び、5ゴール献上した。ブラックホークスとのシリーズでルオンゴが5失点以上したのは、これで3試合目。「シカゴがうちより上だったとは思わない。でも勝ち方を知っている、うちより頭のいいチームかもしれない」。さばさばした表情でルオンゴは語った。

西カンファレンス決勝はシード1位のサンノゼ・シャークスと2位のシカゴ・ブラックホークスの対決となった。シャークスのホームであるHPパビリオンからシリーズは始まるが、ブラウアーは「アウェーからスタートするのはいいことかも。我々はアウェーでいい試合をしているし」と自信をのぞかせた。


::: シカゴ勝ちました! 嬉しいです。2ピリ残り4分ぐらいから職場のPCでちゃっかりライブ観戦。ちょうどボランドのショートハンド・ゴールが生まれ、3-0となったところでした。

それでもオブライエンのゴールでカナックスが1点返したときは、カナックスに勢いが行くかと思ったんですけどね。2点なんてホッケーではすぐ入るし、3ピリほぼまるまる残ってたし。お客さんたちも大きな声で応援してて、GMプレイス盛り上がってました。

でもケインのゴールをルオンゴが止められなかった時点で、勝負あったと思います。2人のディフェンスマンを翻弄し、リンク中央からネットに近づいて、最後はするりとルオンゴのファイブ・ホウル。どこをどうやったらああいうシュートを打てるのかわかりませんが、動きもフィニッシュもすばらしいゴールでした。

その直後にターンオーバーから生まれたビッグ・バフことバフリンのゴールもイージーそうに見えるソフトなショットだっただけに、ルオンゴには今後厳しい視線が向けられるかも。3ピリはとてもじゃないけど金メダル獲得ゴーリーには見えないザルっぷりで、実況アナもボランドのショートハンド・ゴールのときに「こういうシュートはルオンゴは止めないと」って言ってました。

最後はわりとあっさりと勝ち、シカゴはこんどシャークスと戦うことに。勝ってほしいのはもちろんシカゴだけど、正直、シカゴはキビしいと思います。ただシカゴはディフェンスがしっかりしているので、守ってカウンター狙いがうまくいったら、勝機が生まれるかもしれません。

シカゴが勝って何が嬉しいって、全身緑タイツの鬱陶しい2人を、もう見なくてすむこと。GMプレイスのペナルティボックス横を陣取るこのパフォーマー、何者なんだと思ってたら、ブログ「アイスホッケーNHL情報」のPensgal子さんが先日、彼らの正体について書いていました。

参考エントリ:5月7日の試合結果

ほー、なるほど。「ホッケーのことになると人が変わる」と言われるバンクーバーのファンを押しのけて、プレーオフであの席のチケットをゲットできるのには、何か理由があるはず。やっぱり「カナックスに雇われてる疑惑」? それとも2人で手分けして、チケマスのサイトで地味に必死にクリック攻撃!? いずれにしてもグリーンメン、あばよ!

ところで、明日は2試合があります。ハブズ@ぺんぎんが日本時間で朝8時から、そしてフィリー@ちゃぐまが朝9時から。と、自分用にメモ。もしもフィリーが勝ったら、第7戦は金曜日(日本時間土曜日朝)に行われます。
フィラデルフィアはボストンを完封 モントリオール、土壇場で踏ん張りシリーズは第7戦へ
2010年05月11日 (火) 23:31 | 編集



5月10日の試合結果

フィラデルフィア4、ボストン0
(ボストン3勝2敗)

カムバック2戦目のシモン・ガニェが2ゴール、スコット・ハートネルとヴィッレ・レイノが各1ゴール。ショット数でもブルーインズを圧倒し、フライヤーズが敵地TDガーデンでブルーインズを完封した。

第2ピリオド序盤にブライアン・ブーシェがゴール前の混雑による接触で左膝を痛め退場。怪我によりブーシェに先発をゆずっていた正ゴーリーのマイケル・レイトンが、今季プレーオフ初めてプレーした。「少し緊張した」というが、そつなく14ショットをさばき、シャットアウト勝ちに貢献した。

ブルーインズはこのプレーオフで初の無得点に終った。ホームでの不甲斐ない負け方にベテランのマーク・レッキは「顔を平手打ちされた気分。我々はベストのプレーをしなかった。うまくプレーできなかったら、相手のゴールを誰が守っていようと、誰を相手に戦おうと、関係ない」と沈んだ声で話した。


ピッツバーグ3、モントリオール4
(3勝3敗タイ)

東カンファレンス8位でプレーオフに滑り込んだカナディアンズが、第1ラウンドに続いてカンファレンス準決勝でも第7戦へ持ち込む粘りを見せている。レギュラー・シーズン優勝のキャピタルズを破った勢いで、昨シーズンのカップ・チャンピオンであるペンギンズも倒せるかが注目される。

試合はマイケル・キャマレリのワンタイマー・ゴールでカナディアンズが先制したが、ペンギンズが2連続ゴールで逆転。しかしカナディアンズもキャマレリの2ゴール目、ウィルス性の病気による欠場から復帰したヤロスラフ・シュパチェク、マキシム・ラピエールの3連続ゴールで逆転し返し、ペンギンズを突き放した。

NHLプレーオフの経験は昨季のカルガリ・フレイムズでの6試合しかないキャマレリだが、今季プレーオフは11ゴールを記録しており、現在ゴール数で1位。今日の2点目を決めた直後のCM休憩の時間には、ベル・センターの観客から総立ちの拍手を受けた。

「ファンにはありがとうと言いたい。今夜は、ミシガン大学からアシスタント・コーチが見に来てたんだ」。学生時代の恩師の目の前での大活躍。これ以上ないといった喜びの表情で、キャマレリは声を弾ませていた。


::: ブルーインズはまったくいいところがなくシャットアウト負け。あーあ、もうやんなっちゃう。地元じゃ負け知らずだったのに。

シモン・ガニェが2ゴールで、もしかしてちゃぐまの対フィリー3連勝は、単にガニェがいなかったから成し遂げることができたまぐれ勝ちだったのでしょうか。あと1回勝てばいいとはいえ、なんだかイヤな雰囲気のフィリー対ちゃぐまです。

ハブズは、う、う、嘘でしょ、ぺんぎんに勝ってしまいました。これでまた、まさかまさかの第7戦突入です。ベル・センターのボルテージもMAXのようでした。

キャマレリは大学ホッケー界最高の名門ミシガン大学ウォルバリンズを3年で中退してロサンゼルス・キングズに入り、その後はカルガリ・フレイムズ。彼がいたときキングズはプレーオフに進めなかったので、プレーオフの経験はカルガリでの6試合のみと少なく、そのことをいつもスコット・ゴメスにからかわれてるんだそうです。

でもそんなことが信じられないほど、今季のキャミーは輝いてます。頼れる男です。今日の1ゴール目、決まった後に腕を軽く曲げたガッツポーズは、「プレーオフ? ふっ、常連です」的な雰囲気に満ち満ちていました。2点目のバックハンド・ショットなんて、もう職人の域。ノリにノッてるキャミーです。

面白いことに、ぺんぎんとハブズはきっちり1試合ずつ交互に勝ってるんです。その順番からいけば第7戦はぺんぎん勝利。ぺんぎんもスタンリー・カップ・チャンピオンの名にかけて、必死で勝ちに来るでしょう。今日もゲータレードのボトルをきつく握って腕をぷるぷる震わせていたハラークが、大一番の最終戦でまた我慢のセーブを重ねることができるか。本当に楽しみな第7戦です。




キャミーことキャマレリ(#13)は、名前でわかるようにお父さんがイタリア系。お母さんがユダヤ人なので、「自分はピザとベーグルの子」と冗談を言っているんだそうな。

頭がよくて学校の成績もよく、ハイスクールを飛び級で1年早く卒業して州立の難関校ミシガン大に全額奨学金付きで入学。トロントで育ったため子どもの頃はリーフスとウィングズのファンでしたが、昨夏にハブズの一員となってからは「自分はもうリーフスのファンでも何でもない」と言ってます。

なぜFAでハブズに入ったのかと訊かれると「だって、モントリオールだぜ?」と答えるというキャマレリ、今日の試合後、「ベル・センターのあの雰囲気は、あの場にいた人でないと言い表すことができない」と感激したように話してました。モントリオールでのホッケーを楽しんでいるようで、それがブレイクスルーな好成績にもつながっているのかも。
ビエクサ2ゴールでバンクーバーがシカゴに快勝
2010年05月10日 (月) 22:18 | 編集



5月9日の試合結果

バンクーバー4、シカゴ1

カナックスは試合開始わずか59秒でクリスチャン・エアホフが先制ゴール。その後もケヴィン・ビエクサの2連続ゴールで3-0とし、シリーズ勝利を期していたブラックホークスにダメージを与えた。

ブラックホークスも第3ピリオド中盤に主将ジョナサン・テーヴズが1点を返したが、カナックスがアレックス・バロウズのエンプティネット・ゴールでダメ押し。カナックスは4度のパワープレー・チャンスを相手に与えながらも、1度もゴールをゆるさなかった。エアホフとビエクサ、2人のディフェンスマンの攻撃力が光った第5戦だった。


::: シカゴ負けちゃいました。残念。負けた試合の後にあのGMプレイスに行くのは本当にイヤでしょうね。でもシカゴはこのシリーズ、GMプレイスで2勝しているから・・・、大丈夫かな? テーヴズの技ありゴールはすばらしかったです。

カナックスのヒーローはビエクサか。だったら仕方ないか。だってハリウッド俳優もできそうなイケメンだからな。って、そういう問題じゃないか。でもビエクサは顔がいいだけでなく頭もいいらしい。ロブ・ブレイクも学んだボウリング・グリーン州立大を、金融学の学位を取ってきちんと4年で卒業。しかも子煩悩なよきパパだそうだ。ポジションはディフェンス、でも今日の1点目は、とてもじゃないけどディフェンスマンとは思ない動きでしたが。

ビエクサとライアン・ケスラーは、なんか嫌いになれない。むしろ頑張ってほしい。でもシカゴとの試合では頑張らないでほしい。次はシカゴが絶対に勝って、シャークスとのガチンコ勝負をカンファレンス決勝で見たいです。
ピッツバーグが3勝目をあげる サンノゼはカンファレンス決勝進出決定
2010年05月09日 (日) 22:31 | 編集



5月8日の試合結果

モントリオール1、ピッツバーグ2
(ピッツバーグ3勝2敗)

ペンギンズは第1ピリオドにクリス・ルタンがパワープレーで、そして第2ピリオドにセルゲイ・ゴンチャーがゴールを決めた。カナディアンズは試合終了間際のパワープレーのチャンスでゴーリーのヤロスラフ・ハラークを引き上げて6人攻撃をかけ、ゴールネット前の混雑からマイケル・キャマレリの1点を引き出したが、一歩及ばず。ディフェンスマンの活躍で、ペンギンズがカンファレンス決勝進出に王手をかけた。

カナディアンズはこのシリーズ5戦目にして初めてショット数でペンギンズを上回った。第2ピリオドは12本、第3ピリオドは15本のショットでペンギンズを圧倒したが、マルクアンドレ・フルーリーの忍耐強い堅守に阻まれた。フルーリーは試合後「自分は最初のセーブをしただけ。後はディフェンスがリバウンドをクリアしてくれた」と仲間への感謝を口にした。

第6戦は10日、モントリオールで行われる。絶対に勝たねばならないホームでの試合についてハラークは「はっきりしている、誰もがまだ信じている。3勝2敗で、まだシリーズは終っていない。我々は前にもこういう状況に置かれていたから」と、1勝3敗から形勢をひっくり返した第1ラウンドのシリーズを引き合いに出し、勝利を誓っていた。


デトロイト1、サンノゼ2
(サンノゼ4勝1敗、カンファレンス決勝進出)

西カンファレンス優勝のシャークスと、昨年のカップ・ファイナリストのレッドウィングズ。実力者同士の対決は、スピーディーでスリリングな展開を見せた。

第2ピリオドにブライアン・ラフォルスキのブルーラインからのゴールでレッドウィングズが先制。しかしすぐにジョー・ソーントンがルーズパックを押し込んでシャークスが同点に。そして第3ピリオド中盤、パトリック・マルローの素早い動きからのシュートをジミー・ハワードがセーブできず、決勝点となった。

第1ピリオドはシャークスがほぼ一方的に攻め、第2ピリオドは一転してレッドウィングズが圧倒。第3ピリオドは両チームとも14本のシュートを放つという、イーブンな展開。実力が拮抗した好ゲームを制し、シャークスが6年ぶり2度目のカンファレンス決勝へ駒を進めた。


::: 今日も朝8時からマックの前に座ってずーっとネット観戦しておりました。コーヒー片手に、至福の時間。これで昨日のように好きなチームが勝ってお気に入りの選手のハットトリックなどがあるともっと幸せなんですが、今日はハブズが負けてしまいました。残念~、ううう。

ぺんぎんの2ゴールはどっちもディフェンスマンによるもの。ぺんぎん対ハブズのシリーズ、ディフェンスマンによる得点は、ぺんぎん5に対しハブズ1だそうで、その差が出てるのかなと思います。

なんたってハブズはディフェンスの要のアンドレイ・マルコフと、ヤロスラフ・シュパチェクという、2人のベテランディフェンスマンが欠場しているのが痛い。その代わりに出ているのがド新人でまだ20歳のP.K. スバンと、25歳だけど昨シーズンはマイナーにいたライアン・オバーン(コーネル大中退、逮捕歴あり)って・・・。

しかも今日試合を見ていてわかったんですけど、いくらドラフト2巡目指名で期待の新人とはいえ、P.K. スバン、ペナルティキルでもパワープレーでも使われてるんです。そんなに人材不足だったんだ、ハブズ? 大丈夫かよ? と思わず心配になっちゃいました。

スバンはそつなくプレーしていましたが、パックをクリアしたつもりが大きくガラスを超えて出てしまい、試合の遅延行為でペナルティ取られてました。それを嘲るように一段と大きくなるメロン・アリーナの歓声。新人でいきなりプレーオフから出場なんだもん、ミスがあっても仕方ないさ。ピッツバーグのファンの嫌がらせなんて気にすんな、スバン!

スバンはトロントの出身で、両親はともに中米からの移民。ジャマイカからカナダに移り住み、現在は小学校の校長先生をしているお父さんが、最初にホッケーのことを教えてもらったのがフランス系カナダ人だったんだそうで、そのためお父さんはハブズの大ファン。その影響を受けた息子も、トロント育ちなのに小さい頃からハブズに憧れており、ドラフトでハブズから指名を受けたとき、「P.K.の夢が叶った」と一家で大喜びだったそうです。

お父さんは教育者だけに名言をいろいろ残していて、特に「出自、人種、宗教、そんなものは関係ない。子どもたちにとって大切なのは、夢を持つことだ」という彼の信条は、移民の国カナダらしくて素晴らしい。お父さんは貧困層の子どもたちにも希望を持ってもらいたいと、ホッケー・スクールを作ることを計画しているそうです。

西は、シャークスが接戦を制してカンファレンス決勝進出を決めました。試合見てて思ったんですけど・・・、西はレベル高いですね。ホッケーのスピードが東とは違います。っていうか、ハブズ@ぺんぎんの試合がゆるかっただけなのかな? シャークスとウィングズがたまたますごすぎただけ?

ウィングズは1勝しかできずに負けてしまって、シャークスとは実力差があるように思えるけど、負けた試合はすべて1点差。しかもそのうち2試合はOTでの負け。どっちが勝ってもおかしくないシリーズだったと思います。

勝ち抜けが決まったときの、エフゲニー・ナボコフの喜びようはすごかった。まるで子どものように両手を上げてぴょんぴょん飛び跳ねていました。デヴィン・セトグチなんて、喜びすぎて、ベンチから出るときに思いっきりリンクに転がり落ちてるし。シリーズが終った後の握手は、いつ見てもいいものです。シャークス、カンファレンス決勝進出おめでとう。

さて今季のウィングズですが、私はオリンピック以降しかNHLをチェックしていないのでよくわからないのです。レッドウィングズ・ファンのマークさんがブログ「if you say so...」でウィングズの今季と今後についてまとめておられるので、そちらのエントリ「クインタまとめ」をご覧ください。私には非常に勉強になるエントリでした。
テーヴズがハットトリック シカゴが敵地でシリーズ勝利に王手をかける
2010年05月09日 (日) 16:40 | 編集



5月7日の試合結果

ボストン4、フィラデルフィア5(OT)
(ボストン3勝1敗)

点を入れ合うシーソー・ゲームとなり、試合残り32秒で6人攻撃を仕掛けたブルーインズのマーク・レッキが同点ゴール。しかし延長戦では右足親指の骨折による欠場から復帰したシモン・ガニェが決勝点をあげ、フライヤーズをシリーズ敗退の危機から救った。

フライヤーズは、ブライアン・ブーシェ33セーブ、クリス・プロンガー1ゴール1アシスト、マット・カール4アシストと、守備陣が踏ん張っての勝利だった。第5戦は10日にボストンで行われるが、ブルーインズは今季プレーオフでホーム戦5勝0敗。


シカゴ7、バンクーバー4
(シカゴ3勝1敗)

2-2で迎えた第2ピリオド。カナックスがペナルティを連発し、パワープレーのチャンスを活かしてブラックホークスが3連続得点をあげた。ジョナサン・テーヴズがキャリア初のプレーオフでのハットトリックを達成したが、いずれもパワープレーでのゴール。2アシストを加えたテーヴズは今季プレーオフで18ポイントをあげており、ポイント・ランキング1位に浮上した。

ハットトリックについてテーヴズは「自分個人ではなく、チームとして達成したと思っている。我々は2勝するためにバンクーバーに来た。それができてハッピーだ」と、主将らしくチーム全体の努力であることを強調。

33ショットで6ゴールを献上したロベルト・ルオンゴは「我々はまた冷静さを失ってしまった。何が起こったのかわからない」と語ったが、カナックスのアラン・ヴィニョー監督は「ロベルトは現在、プレーオフで2番目に成績がいいゴーリー。もっとうまくプレーできるはず」と主将で守護神のルオンゴへの不満をあらわにした。


::: 週末バンザイ! ネットで試合を見られる、この幸せ。おかげさまでジョナサン・テーヴズのキャリア初だというプレーオフ・ハットトリックもリアルタイムで見ることができました。

最初は1点ずつ取っていたシカゴとカナックスも、2ピリになったらいきなりカナックスがアホなペナルティを取られまくって、次々とペナルティボックスへ。その隙にシカゴが得点、ひゃっほーい、こんな感じ。シカゴもさほどよかったとは思えず、カナックスが勝手に自滅した、という印象の試合でした。

ホームでこんな試合見せられちゃって、カナックス・ファンには誠にお気の毒。GMプレイスの人気者だという緑の全身タイツのファン2人も、競っていた1ピリは張り切っていろいろパフォーマンスしてたけど、連続失点からはあまりテレビにも映らなくなりました。何なんだろうね、あの2人。シカゴのペナルティボックス横のチケットを持っているってことは、もしかしてカナックスが雇ってる!?

ちゃぐま@フィリーはシーソー・ゲームで手に汗握るいい試合でした。守備に攻撃にと、クリス・プロンガーのブルーラインでの活躍に、別にプロンガーのファンじゃないけど、やっぱりプロンガーはいい選手だなあとしみじみ思ってしまったり。2006年プレーオフでのオイラーズの快進撃も、プロンガーに負うところが大きかったんだろうなあ、なんて。

シカゴ@カナックスを見たかったのでOTは見ていないんですけど、指を骨折してたのに「俺にチャンスをくれ」と自らコーチ陣に願い出て出場したというシモン・ガニェが決勝ゴールで、ワコヴィア・センター沸いてたみたいですね。

この1勝を受けてブーシェが「これで相手のほうにプレッシャーがかかるよね♪」と語ったらしいのですが、それを聞いたトゥーッカ・ラスク:

「誰がそんなこと言ったんだ? ブーシェ?  たぶんブーシェは、自分たちのプレッシャーを取り除きたいからそんなこと言ったんだろうね。ぼくはホームでプレーしたいんだけど。確かにそれは簡単なことじゃない、でも何が起こるかそのうちわかるよ」

と少し困惑した表情で話したんだそうな。いいぞ、ラスク。「少し困惑した表情で」が気になるけど、その気の強さ、頼もしい。ホームでは負けなしだというちゃぐま、第5戦もがんばれ。
フランゼンがハットトリックでデトロイト大量7得点 サンノゼに大勝
2010年05月08日 (土) 17:56 | 編集



5月6日の試合結果

ピッツバーグ2、モントリオール3
(2勝2敗タイ)

試合開始直後にトム・パイアットのゴールでカナディアンズが先制したが、ペンギンズが2連続得点で逆転。第3ピリオド序盤、わずか1分33秒の間にカナディアンズが2ゴールを決めて逃げ切り、シリーズをタイにする貴重な白星を勝ち取った。

決勝点となったブライアン・ジオンタのゴールは、ゴール前にいたクリス・ルタンのスケートに当たって屈折しネットに入ったもの。カナディアンズには運も味方した。ヤロスラフ・ハラークは33セーブ。ペンギンズ主将のシドニー・クロズビーは、3試合連続0ポイントに終っている。


サンノゼ1、デトロイト7
(サンノゼ3勝1敗)

ヨアン・フランゼンがわずか5ショットで4ゴール6ポイントの快挙。レッドウィングズが第1ピリオドにフランゼンのナチュラル・ハットトリックを含む5連続ゴールで試合を決めた。シャークスは第2ピリオド終盤にダニー・ヒートリーが一矢報いただけだった。

前主将のスティーブ・アイザマンがつけた「The Mule(ラバ)」の愛称でファンに親しまれるフランゼン。今プレーオフでは10試合戦って2ゴールしか決めていなかった。たった1試合で倍の得点をあげ、「自分にとっても、チームにとっても、自信になればいいんだけど」。文字どおり打ちのめされたエフゲニー・ナボコフは、「戦う準備が足りなかった。もっとひたむきになる必要があった」と試合を振り返った。


::: ハブズはいわゆるひとつの「lucky bounce」が決勝点になり、幸運な勝ち方をすることができました。途中、エフゲニー・マルキンのブレイクアウェイなどもありましたが、ハラークが落ち着いてセーブしていたみたいです。

1ピリすぐに先制して盛り上がったベル・センターも、その直後にさくっと逆転されて、1ピリ、2ピリはかなり静かだったらしい。でもブライアン・ジオンタが、っていうかぺんぎんのクリス・ルタンが、ハブズ3点目を入れてからは、ベル・センターのお客さんたちも息を吹き返し、また盛り上がっていたそうです。

ハイライト見ても、最後にぺんぎんが6人攻撃を仕掛けるもなかなかゴールを奪えず、残り10秒ぐらいでパックがハブズのディフェンシブ・ゾーンから出ると、ものすごい歓声。白いタオルがくるくる回り、大興奮のるつぼとなったベル・センターでした。ああ私もこの中にいたいなあと心から思いました。

シャークス@ウィングズは崖っぷちに立たされていたウィングズが大量7得点でびっくり。しかもその立役者がヘンリク・セッテルベリやパヴェル・ダツックではなく、フランゼンだったことにもびっくり。フランゼンがパック打てばネットに入っちゃう、その繰り返しで、短い時間でナチュラル・ハットトリックも達成。効率のいい攻めで1ピリで試合を決めてしまったウィングズでした。おなじみのタコもリンクに投げ入れられていたそうです。

この試合結果にも驚きでしたが、もっと驚いたのが、



このサインボード。どんだけスウェーデン人多いんだ、ウィングズ。昔、ウィングズには「ロシアン・ファイブ」なるものが存在しましたが、21世紀の今は「スヴェンスク・エイト」の時代なのね。

ウィングズGMのケン・ホランドは、かつてドミニク・ハシェックやらブレット・ハルやらクリス・チェリオスやら、超のつくベテランばかり集めてみたりと、同類の選手でチーム作りをする傾向があるみたいです。でもそれでちゃんと結果を出しているから、やっぱり有能なんでしょうね。
バンクーバーのタクシー運転手よ、気をつけろ! ケインが街にやって来る!
2010年05月08日 (土) 15:51 | 編集



Yahoo! Sports --- シカゴ・ブラックホークスのスター選手パトリック・ケインは、昨夏、ニューヨーク州バッファローで、タクシー運転手が20セントの釣り銭を用意していなかったことに腹を立て、運転手に暴力を働いたかどで起訴された。

罪を認めたことで、ケインには減刑と1年の執行猶予が言い渡され、刑務所行きは免れた。しかしケインに対する真のお仕置きは、その後長きにわたって続きそうだ。ブラックホークスと対戦するチームのファンからの嘲笑は止まらない。

バンクーバー五輪では「ケインにタクシーを呼べ」というサインが掲げられた。ケインの行状をバカにするTシャツも作られた。故郷のバッファローででさえ、ケインは野次られた。

プレーオフの第3戦と第4戦を戦うため、ケインはバンクーバーへ赴く。それを受けて、あの悪名高い「20セントでタクシー選手をボコボコ事件」は、バンクーバーのフリー紙「24 Hours Vancouver」の1面を飾った。

ユーモラスな語り口のガッツ・マクタヴィッシュ記者の今日のコラムにはこう書かれてある。

「バンクーバーのタクシー業界は、あなたのサポートを必要としている。

シカゴ・ブラクホークスのパトリック・ケインがNHLプレーオフのために我が街へやって来るのに伴い、ロウワー・メインランド(ダウンタウンがある地域)のタクシー運転手たちは結束し、万が一必要な場合に釣り銭(正確には20セント)をきちんと渡せるように準備しておかねばならない。

ケインと従兄は2009年8月にバッファローでタクシー運転手を袋だたきにした罪で告訴された。伝えられたところによると、運転手は15ドル払ったケインに釣り銭の20セントを渡すことができなかったため殴られた。

地域として結束し、タクシー運転手として働く我々の兄や姉の安全を守ることは、我々の肩にかかっている。今週、もし赤信号でタクシーの隣に止まったら、親指を立てる「thumbs up」のポーズで、運転手にあなたの団結心を示そう。」

「24 hours Vancouver」の表紙:

「私たちのタクシー運転手を救おう! ブラックホークスのパトリック・ケイン(別名『20セント』)がバンクーバーにいる。私たちのタクシー運転手の安全を守り、彼らがボコボコにされるのを防ぐため、タクシー運転手には10セント硬貨でチップをあげよう」


::: 面白い記事ですね。私は大爆笑してしまいました。特に「a.k.a. Twenty Cent」の部分に。事件の翌年になってもこんなこと書かれちゃうケインって・・・。でもこのケインいじめはしばらく続くでしょうね。それぐらいのことをしたんだから当然だし、それほどインパクトのある事件でした。

ケインはどこへ行っても「20セントけちり男」(by じゅんさん)という目で見られると思うけど、まあ仕方ないですね。それにしてもバンクーバーのフリー・ペーパーだという「24 Hours Vancouver」のシニカルなユーモアのセンス、最高です。
ボストンはカンファレンス決勝進出に王手 シカゴはバンクーバーに快勝
2010年05月07日 (金) 22:52 | 編集



5月5日の試合結果

ボストン4、フィラデルフィア1
(ボストン3勝0敗)

わずか1分半の間に、ブレイク・ウィーラーとミロスラフ・シャタンが連続ゴールを決めてブルーインズが逆転し、逃げ切った。シュート数はブルーインズの19に対し、フライヤーズは35。倍のショットを打っても、トゥーッカ・ラスクの堅守に阻まれ、フライヤーズは敗れた。ブルーインズが7日の試合に勝てば、1992年以来18年ぶりのカンファレンス決勝進出となる。


シカゴ5、バンクーバー2
(シカゴ2勝1敗)

「大きなバフ」の異名を持つダスティン・バフリンがハットトリックの快挙。バフリンは第1戦では第4ラインで、そして第2戦では手薄になっているディフェンスでプレーしたが、この試合ではトップ・ラインに抜擢された。「ビッグ・バフは自分のやるべき仕事をやっている。突き進むことだ」。パトリック・ケインとともにバフリンとラインを組む主将ジョナサン・テーヴズは、新しいラインメイトの働きをそう賞賛した。


::: ちゃぐまは王手をかけました。このままフィリーを4タテしてくれたら嬉しいです。ワコヴィア・センターでの第3戦では、チーム・カラーのオレンジのTシャツがお客さんに配られ、アリーナは見事にオレンジ色に染まっておりました。初めて見ました、フィリーの「オレンジ・アウト」。なんとも言えない迫力がありました。でもちゃぐまにスカッとやられちゃって、いつもよりおとなしい感じのお客さんたちだったかも。

そしてシカゴは、どっちかっていうとタフガイ系のバフリンが意外や意外のハットトリック。ジョエル・クウィンヴィル監督のライン・シャッフルがズバリ当たったことになります。

シカゴ公式サイトの動画をいろいろ見ているとわかりますが、バフリンはクソ真面目キャプテンのテーヴズと並ぶ「いじられキャラ」のようで、チームメイトから好かれてるんだろうな~という印象です。

バフリンはミネソタ州ミネアポリス生まれ。両親は結婚しておらず、まだバフリンがヨチヨチ歩きのときにお母さんが生まれ故郷のミネソタ州ロゾーに戻り、フォークリフトの運転手をしながら女手一つで育ててくれたそうです。ホッケーってお金がかかるスポーツなので、お母さん、大変だったでしょうね。

ロゾーは北欧からの移民がほとんどで、バフリンのお母さんもノルウェー系。人口3000人にも満たない、誰もが互いに顔見知りの小さい村で、アフリカ系の父の血を引くバフリンはマイノリティとしてとても目立ったそうです。でもホッケーがとても盛んな場所なので、ブラックホークスでがんばるバフリンを、今では村をあげて応援しているんだそうな。いい話です。

ところでこの試合、職場のお昼休みに少しライブで見たんですが、第2戦の省エネちんたらプレーとは違い、シカゴの動きがよかったです。特にペナルティキルはすごくうまかった。カナックスの怒濤の攻撃にあわてず、落ちついてパックをさくさく処理していました。やっぱりスーピー君ことブライアン・キャンベルが本調子になってきたことが、シカゴの2連勝と関係しているのでしょうか。
サンノゼ、また4-3のスコアでデトロイトを下し3連勝 カンファレンス決勝進出へ王手
2010年05月06日 (木) 22:25 | 編集



5月4日の試合結果

ピッツバーグ2、モントリオール0
(ピッツバーグ2勝1敗)

カナディアンズはわずか18ショットしか打てずにシャットアウト負け。ペンギンズはパワープレーのチャンスでエフゲニー・マルキンが鮮やかなワンタイマー・ゴールを決め、パスカル・デュピュイがエンプティネット・ゴールでダメ押しをした。カナディアンズがプレーオフのホーム戦でシャットアウト負けをしたのは、1983年の対バッファロー・セイバーズ戦以来のことで、118試合ぶり。


サンノゼ4、デトロイト3(OT)
(サンノゼ3勝0敗)

シャークスが2点ビハインドから第3ピリオドの2連続得点で同点に追いつき、延長戦へ。今プレーオフではこれまで目立った活躍がなく「No Show Joe(姿の見えないジョー)」と揶揄されていたジョー・ソーントンが、延長7分7秒で2オン1からパトリック・マルローの決勝ゴールのお膳立てをした。このプレーについて訊かれたソーントンは肩をすくめて「いつもどおりの仕事をしただけさ」。王手をかけられ苦しい立場に追いこまれたレッドウィングズだが、「まだ終っちゃいない。信じるのを諦めちゃいけない」とゴーリーのジミー・ハワード。


::: 用事で出かけたためペンギンズ@ハブズの中継を見られないのがとても残念でしたが、・・・こんな試合なら見なくてよかったかも。シャットアウト負けってね~・・・。ベル・センター、すっごく盛り上がっていたらしいのに、お客さんたちも意気消沈したでしょうね。

私はいつも言っています、好きなチームが負けるのは仕方がない、でもシャットアウト負けだけは勘弁してほしいと。負けてもいいからせめて1点は取ってほしいのです。シャットアウト負けほどファンをへこませる試合結果はありません。ハブズ、そこのところよろしくお願いします。

シャークス vs ウィングズのシリーズは、あれよあれよという間にシャークスが3連勝。このプレーオフ初の4タテなるか? そしてそのスコアは、第1戦から第3戦と同じように4-3となるか?が注目されるところです。ウィングズがこのまま終るとは思えないんですが・・・。

それにしてもホームのジョー・ルイス・アリーナ、空席目立ってますね。「HOCKEYTOWN」を標榜しているデトロイトでのプレーオフの試合だというのに、あまりに寂しすぎるその風景。デトロイトってやっぱり不況なのかな。NHLってただでさえチケット高いのに、プレーオフではその値段がさらに上がりますから、見に行けるのはプチブルだけです。このお寒い現状を打破するためには、スティーブ・アイザマンの現役復帰しかないんじゃないですかね。目指せ、第二のスーパー・マリオ。
ルチッチのゴールで接戦を制しボストンが2連勝
2010年05月06日 (木) 21:14 | 編集



5月3日の試合結果

フィラデルフィア2、ボストン3
(ボストン2勝0敗)

ブルーインズがリードするとフライヤーズが追いつく、その繰り返しの接戦だったが、試合残り3分を切ってのミラン・ルチッチの振り向きざまの技ありシュートが決勝ゴールとなった。3月25日以来ゴールのなかったルチッチは「ラッキーだった。何よりもホッとしたよ。特に決勝点だったし」とニコニコ笑顔。敗れたフライヤーズのダニエル・ブリエールは「3ピリ遅くの失点で、2試合連続OT負けした気分」。


バンクーバー2、シカゴ4
(1勝1敗タイ)

ブラックホークスが0-2から4連続ゴールで逆転勝利。第3ピリオド、ロベルト・ルオンゴに13本のシュートを放った積極的な攻撃が、ピリオド残り1分30秒でのクリス・ヴァースティーグの鮮やかな決勝ゴールに結びついた。ルオンゴは「自分のまわりに人が多すぎた。あのプレーで何が起こったのかよくわからない」と肩を落とした。


::: 連休バンザイ! この2試合はネットでしっかり見ました。フィリー@ちゃぐまは接戦で手に汗握りました。難しい体勢からゴール決めたルチッチ、偉い!

ところでこのルチッチ、勝利インタビューを受けていたのですが、冗談も交え、とても流暢な英語で受け答え。「チェコ人かスロバキア人にしては英語うまいなあ、ジュニアのときから北米に来ていたのかな?」と調べてみたら、バンクーバー出身のカナダ人でした~。そりゃ英語うまいはずだよ。バンクーバー五輪のカナダ代表候補合宿にも呼ばれておりました。

ルチッチの両親はともにセルビアからの移民で、お母さんは2歳のときに、そしてお父さんは27歳でカナダに渡ったそうです。そしてなんとなんと、母方の叔父はペンギンズにいたダン・ケーサだというではありませんか! ええ~、ケーサけっこう好きでした。ケーサの甥っ子がNHLにいるとは。顔、まったく似てないけどね。しかもルチッチ、まだ21歳。20代後半かと思ってました・・・。

この試合では両チームの選手たちがもみあう場面が何度かあったのですが、フィリーのタフガイ、ダン・カーシッロが試合後、「マルク・サヴァールに指を噛まれた」と発言。「男は噛んだりしないもんだぜ」とも。カーシッロ、あんた何を言っているの・・・? いつもホッケーグローブに包まれて汗ムレムレな指が、どんな強烈な匂いを放つかは、当のホッケー選手がいちばんよくわかっているはず。試合中にわざわざそんな指を噛みたい物好きなんているか!? サヴァールは「もみあったとき、カーシッロの指がたまたま自分の口に入っただけ」と主張しております。

カナックス@シカゴは2ピリの途中から見ました。今季シカゴの試合をまともに見るのは初めてでしたが、びっくりしました。何がって、そのやる気のなさそうなちんたらプレーに。いや本人たちは必死でやっているのかもしれませんが、カナックスの選手たちがフォアチェックにバックチェックをしっかりやって、リンクを動き回っているのとはあまりにも対照的な、省エネっぷり。シカゴで張り切って滑ってるのはトマーシュ・コペツキーだけに見えました。

でもそれはもしかしたら、自らの体力を温存させ、運動量の多い相手が疲れてくる3ピリ後半に爆発するという、シカゴの作戦だったのかもしれないですね。実際、3ピリ後半は時間を追うごとに動きがよくなってばかすか攻め始め、ブレント・シーブルック→ダンカン・キース→クリス・ヴァースティーグとパスが渡った美しい決勝ゴールも生まれたわけです。そしてパトリック・ケインの「その気はないのに入っちゃった」エンプティネット・ゴール。3ピリ途中まで絶対シカゴが負けると思ってました。こんな省エネ・プレーに敗れて、カナックスのファンはさぞかしがっくしきてるだろうなあ。
キャマレリの2ゴールでモントリオールがピッツバーグに快勝
2010年05月06日 (木) 19:59 | 編集



5月2日の試合結果

モントリオール3、ピッツバーグ1
(1勝1敗タイ)

ヤロスラフ・ハラークが38セーブ。このプレーオフでノリにノッているマイケル・キャマレリが決勝点を含む2ゴールでシリーズをタイに持ち込んだ。カナディアンズのリーダー格であるスコット・ゴメスは「この1勝が欲しかった。1勝するためにピッツバーグに来た」と敵地での勝利を喜んだ。


デトロイト3、サンノゼ4
(サンノゼ2勝0敗)

45本のシュートを浴びたジミー・ハワードの41セーブも及ばなかった。キャマレリと同じくらい絶好調なジョー・パヴェルスキが2ゴール1アシスト、ダニー・ヒートリー3アシスト。ジョー・ソーントンはパヴェルスキを「ずっと好調さを維持していて素晴らしい」とベタ褒め。レッドウィングズは10個のマイナー・ペナルティを喰らい、うち2回でシャークスにゴールを決められている。マイク・バブコック監督は「選手たちが一晩中ペナルティボックスの中にいたら、チームに勢いなんてつくわけないだろう」と試合後に審判陣を批判。


::: バブ、おかんむり。3ピリはきーきー怒ってすごかったみたいですね。レフに怒ってレフ批判→レフ、むっとしてウィングズに厳しい判定→またバブが怒ってレフ非難→レフ、またむっとしてますますウィングズに厳しく・・・という悪循環ができ上がっているようです。

シャークスの首脳陣が「うちは運がいい、審判とはうまくやんないとね」と言ったとかいう記事もどこかで見たような気が・・・。どの選手のことかはわからないですが、バブは「シャークスの選手がダイビングした」とも批判したそうです。どこまでいくのでしょうか、バブの場外闘争は。試合見ていないので詳細は不明なんですが、偏ったジャッジがあるとしたら問題ですね。

ハブズはペンギンズに勝ってシリーズをタイに戻しました。ひゃっほー。キャマレリ、頼もしいわ~。「Cammalleri」というイタリア系の名前の綴りが難しく、ハブズ選手の中でも正確に言える人はほとんどいないのですが(公式サイトでそういう動画が紹介されていた)、そんな瑣末なことは関係ないね。西はパヴェルスキ、東はキャマレリ、2人揃ってプレーオフ8ゴール目です!

ハブズ@ペンギンズはハイライトで見ただけですが、実況中継のアナウンサーが試合終了後、「ハラークは今日、たったの38セーブ」と言っていました(笑)。ホントにそうだよね。
怪我から復帰のサヴァールが延長戦でゴール ボストンがフィラデルフィアに先勝
2010年05月05日 (水) 21:50 | 編集



5月1日の試合結果

フィラデルフィア4、ボストン5(OT)
(ボストン1勝0敗)

第3ピリオドにフライヤーズが2連続ゴールで追いつき、延長戦へともつれる展開に。3月7日にピッツバーグ・ペンギンズのマット・クックから頭部へのヒットを受けて以来欠場していたマルク・サヴァールがこの試合から復帰、値千金のOTゴール。ブライアン・ブーシェは46ショット41セーブ。


バンクーバー5、シカゴ1
(バンクーバー1勝0敗)

昨季の西カンファレンス準決勝と同じ顔合わせとなったこのカード。昨季の第6戦ではパトリック・ケインのハットトリックを含む7失点をゆるしたロベルト・ルオンゴが、この日は36セーブとシャープさを見せた。カナックスが5連続得点でブラックホークスに圧勝。


::: サヴァールがリンクに戻ってきた! それが私はとても嬉しい。しかも早速OTゴールを決めちゃって、思いっきりジャンプしていました。元気そうです。サヴァールがいるのといないのとでは、ちゃぐまの攻撃力に大きな差があるものね。サヴァールなしで、よく第1ラウンド勝ち抜けられたなと思うほど。

サヴァールはレギュラー・シーズンの18試合とプレーオフ第1ラウンドを休みました。サヴァールが最初のシフトでリンクに出て行ったとき、TDガーデンのお客さんたちは大きな拍手で励ましたそうです。「つらい日々だった。リンクに出ていったときは涙が出た。観客もよくしてくれて、チームメイトたちも1日ずっと、よくしてくれた」とサヴァールは試合後、語っていたんだそうな。うんうん、本当によかったね、サヴァール。

で、おかしいのが、サヴァール、OTゴールを決めた後、嬉しさのあまりスティックを観客席に投げ込んだんだそうです。「応援ありがとう」っていう感謝の意味も込めて。でも試合後にヒーローに選ばれてリンクに出ていったら、観客にプレゼントしたはずのスティックがリンクの上に落ちているのを発見して、びっくりしたそうです。「戻してくれてありがとう」とサヴァールは言っていたけど、TDガーデンのお客さんって律儀なのね。私だったらホイホイもらっちゃいますが。




「お帰り、サヴィ」の横断幕。(Savvyはサヴァールの愛称です)
ボストンのお客さんたちって、かくもほのぼのと温かいのですよ。
サンノゼとピッツバーグが白星スタート
2010年05月04日 (火) 22:28 | 編集
4月29日の試合結果

デトロイト3、サンノゼ4
(サンノゼ1勝0敗)

ジョー・パヴェルスキ2ゴール1アシスト、ダン・ボイルが3アシスト。シャークスが第1ピリオド中盤、わずか1分19秒の間にテンポよく3ゴールあげ、幸先のいいスタートを切った。


4月30日の試合結果

モントリオール3、ピッツバーグ6
(ピッツバーグ1勝0敗)

ワシントン・キャピタルズとの第1ラウンドで大活躍したヤロスラフ・ハラークが20ショットで5失点と乱調で、キャリー・プライスと交代。ペンギンズは6人が1得点ずつ決めた。キャピタルズのパワープレー・ゴールをわずか1つに抑えたカナディアンズだったが、この日は4回のペナルティキルで4失点と不調だった。


::: 疲れていたんでしょうかねえ、ハブズは。たぶんそうなんでしょう、キャピタルズとのシリーズは、まさに激闘でしたもんね。(結局、エリック・ベランジェは歯を8本失っただけだった・・・)

敗戦についてハブズのスコット・ゴメスは「スペシャル・チームにやられた。去年ペンギンズがカップを掲げたのには理由があるんだよ。ミスをしたら、やつらはそれに乗っかってくる」と言っていたそうです。

うん、そうだね、ゴメちん。ぺんぎんのクリス・ルタンは「(カナディアンズの)試合のテープを見て、相手の弱点を利用しようとしただけ。プレーオフでは、スペシャル・チームは常に重要」って話していたらしいよ。パスカル・デュピュイも「カナディアンズのペナルティキリングはワシントン相手のときよりたいしたことない」なんて言っていたそうだ。きーっ、なんか舐められてる。悔しいではないですか。二人ともバリバリのモントリオールっ子のくせに、何さ!
NHLプレーオフ カンファレンス準決勝の組み合わせが決まる
2010年05月04日 (火) 21:59 | 編集
NHLスタンリー・カップ・プレーオフは第1ラウンドの日程がすべて終了し、4月29日から東西カンファレンスの準決勝シリーズが始まります。組み合わせは以下のとおりとなりました。(カッコ内はシード順位、太字は特に根拠もなく管理人が勝つと予想したチーム)


東カンファレンス

ピッツバーグ(4)vs モントリオール(8)
ボストン(6)vs フィラデルフィア(7)


西カンファレンス

サンノゼ(1)vs デトロイト(5)
シカゴ(2)vs バンクーバー(3)


勝つと予想したチーム、というより、「勝ってほしいチーム」かな。第1ラウンドでは予想外れまくりでしたが(特に東カンファレンス)。

私の予想が当たって、カナディアンズとブルーインズが勝ち抜け、カンファレンス決勝がこの2チームの対戦になったら、東は最高に盛り上がるでしょうね。なんたって昔むかしからの、永遠のライバルですから、ハブズとブルーインズは。
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